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「北インド・ラダック〜デリー1800キロ悪路旅」

小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」のサイトで、「北インド・ラダック〜デリー1800キロ悪路旅」という短期連載を始めました。2022年夏に約1カ月半をかけて取材したインド北部での旅の一部始終を、ユルめの写真紀行の形で紹介していく予定です。

「北インド・ラダック〜デリー1800キロ悪路旅」山本高樹(BE-PAL)

よかったらご一読ください。よろしくお願いします。

「ワンペン、ワンチョコレート」について思うこと

以前、「バター茶の味について思い巡らすこと」や「アラスカの無人島で過ごした四日間」などのエッセイを寄稿した金子書房のnoteで、新しいエッセイを書きました。「『ワンペン、ワンチョコレート』について思うこと」という文章です。同社のnoteで展開されている「孤独の理解」という特集のテーマで依頼を受けて、執筆しました。

お時間のある折にでも、読んでみていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

大船での一日

先週の土曜は、ポルベニールブックストアでの『旅は旨くて、時々苦い』刊行記念トークイベントに出演するため、大船へ。午前中のうちに家を出て、湘南新宿ラインで移動し、昼過ぎに大船に着いた。長丁場に備えての腹ごしらえは、サバの一味焼き定食。脂の乗ったサバで、美味しかった。

午後から夕方まで、ポルベニールブックストアに在店して、写真展示や新刊の内容をお客さんに説明したり、本を購入された方へのサイン対応などをしていた。人数はそこまで多くなかったが、一人ひとりの本の平均購入冊数がすごくて、びっくりした。持ち切れるの?と心配になったくらい。お店の売上に少しは貢献できたのかもしれない。

夜からのトークイベントは、旅音の林澄里さんとのひさびさの掛け合いで、とても愉しかった。ノープランでフリーダムな感じでしゃべり倒してしまったが、林さんにうまく受け止めていただけて、つつがなく終えることができたと思う。本当に感謝しかない。

これで、九月の大きなイベントで残っているのは、今週末土曜のよみうりカルチャーの公開講座の二回目だけになった。本業の書き仕事の方もそろそろペースアップせねばだし、いろいろ整えながら進んでいこうと思う。

ラジオの生放送

一昨日は、J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」への生出演のため、昼頃に六本木へ。スタッフの人に案内されながら、エレベーターで、六本木ヒルズのはるか階上にあるスタジオへ。5分前に控え室からブースに移動し、大きなマイクの前に座ると、やがて出番が始まった。

今まで何度かラジオに出演させてもらってきたが、生放送は初めての経験(だったことに、後になって気付いた)。特にテンパったりもせず、大きなへまもやらかさずに済んだのは、ナビゲーターのクリス智子さんが自然で気さくなトークでリードしてくださったからだと思う。本当に、大船に乗せていただいてる感がハンパなかった……。

どうにか無事に出番を終えた後、六本木のブルーボトルコーヒーでニューオリンズを飲みつつ、本を読んで休憩。夜は、六本木で一人で飲んできていいよという許可をもらったので、ひさしぶりにブリュードッグ六本木に行って、フィッシュアンドチップスを肴にIPAを2パイント飲み干した。なんだかんだで、ほっとした。

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李娟『アルタイの片隅で』読了。中国、アルタイの辺境で、李娟が母や妹と一緒に営んでいた雑貨店。厳しい自然の中で流れていく日々のさまざまな出来事が、軽やかでみずみずしい筆致で綴られていく。遊牧民の冬の暮らしに密着した『冬牧場』も素晴らしかったが、この本もしみじみ良い……。この本には収録しきれなかった短篇が原書にはまだ数多く含まれているそうなので、続刊が出ることに期待。

人前に出る

昨日は、よみうりカルチャー大手町スクールで、ラダックとザンスカールについての公開講座の第一回目。会場とオンラインの両方で、大勢の方々が参加してくださった。会場で販売した本も、ちょっとびっくりするくらいたくさん売れた(仕入見込みが甘かった……)。

こうしたイベントで、人前に直接出たのは本当にひさしぶり。去年の春に、下北沢で竹沢うるまさんと登壇したトークイベント以来だろうか。かといって、特にテンパったりはしなかったのだが、言葉選びがちょっと雑だったというか、一文の終わりまでちゃんと整理しきれてなかったというか、口がうまく回ってなかったところもちょいちょい自分で感じたので、そこは反省すべきかなと思う。

この間の月曜はラジオの収録だったし、明日はラジオの生放送だし、週末はトークイベント、来週末は公開講座の第二回目。慣れない仕事がえんえんと続く。自分は人前に出てカッコつけてしゃべるより、一人きりで机に向かって原稿を書いたり、誰もいない原野で写真を撮ったりする方が、性に合ってるのかな、とあらためて思う。

がんばろ。それしかない。