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通過点

今日も一日、家にいられた。メールでの連絡業務や明日の取材の準備などを、ぼちぼちと。夜はひさびさに本腰を入れて自炊。納豆入り豚キムチをどっさり作って、炊きたてごはんと一緒にもりもり食べた。

正気の沙汰とは思えないほど忙しかった先月に比べると、さすがに最近は仕事のペースが落ちついてきた。本を一冊作り終えて、やっとこれからのことに考えを巡らせる余裕が出てきたように思う。自分がやりたいこと。やるべきこと。やってほしいと言われていること。いろいろと。

すべて終わったからこそ言えるけど、今回のラダックガイドブックは、僕にとってはゴールではなく、いくつかある通過点の一つだ。今、このタイミングでこの本を作ったことには、狙いも理由もあるし、それは間違っていないと思う。この本を作ったからこそ、その次に活かせるものもあるし。

次の通過点は‥‥タイミングはまだ見定めきれていないけど、それがどこにあるのかは、ほぼわかっている。その通過点まで、いつ、どうやって辿り着くか。焦らず、じっくり、考えたいと思う。

細々したこと

土日でたっぷりリフレッシュ&休養したので、今日はすっかり元気になった。

冬物のコートやセーターをクリーニングに出しに行き、さて、先週取材した分の原稿を書こう‥‥と思ったら、ぽんぽんメールが届いて、その対応に追われる。原稿をある程度進めて、夕方ちょっと外に出て、薬局に常備薬を買いに行ったり、スーパーで買い物したり。帰ってきたらまた新しいメールが届いていて、その対応。そして原稿の続き‥‥で、今に至る。

一つひとつはそんなに大きなことじゃなかったけれど、細々したことの連続で、気がつけば一日が終わってしまった。まあでも、やるべきことは、この後もたくさんあるな。

目指すべき高み

取材のため、朝から巣鴨へ。午前中に一件、午後に二件。それぞれ、まずまず首尾よくやり遂げたが、集中力のオン、オフをくりかえすのは、やっぱり疲れる。

すべての取材を終えた後、品川へ。キヤノンギャラリーで開催中の石川梵さんの写真展「人の惑星(ほし)」のオープニングパーティーに出席させていただく。名前を聞くだけでくらくらするほど錚々たるフォトグラファーの方々の迫力に圧倒されながら、会場の片隅でビールをすする(苦笑)。でも、石川さんや、一年ぶりにお会いした庄司康治さん、「梅里雪山 十七人の友を探して」の著者の小林尚礼さん、「グレートジャーニー」の関野吉晴さんなど、何人かの方にご挨拶ができたので、よかった。

石川さんの「人の惑星(ほし)」は、世界各地の壮大な自然の空撮と、さまざまな民族の生活や文化に密着した写真の数々が同居した、とてつもなく濃密な写真展だった。石川さんが写真を撮り続けてきた、30年という時間が凝縮されている。その密度に圧倒されながらも、「‥‥だったら、自分はどうする?」と、頭の片隅で考えている自分がいた。刺激を受けたというにはおこがましいけれど、改めて、自分の中にある目標設定をセットさせてもらえた気がする。

今まで目指してきたものに、間違いはない。ただ、目指すべき高みは、もっと上にある。

仮眠の効用

今日は昼から、世田谷で取材。朝イチの取材だった昨日よりは楽だが、それでもやっぱり、身体がだるい。連日あちこち出歩いて、集中力全開で取材をして、原稿を書いて‥‥のくりかえしが、ボディーブローのように効いている。ついこの間までは、書籍の編集作業も並行してやってたわけだし。

どうにか首尾よく取材を終え、天気が崩れる前に家に帰りつき、メールで連絡業務をすませて、ぱたっと、寝る。二時間後にはかなりすっきりと持ち直した。晩飯にブロッコリー入りのミートソースパスタを作り、風呂に入ってから、今日取材した分の原稿に取り組む。

昨日とまったく同じ行動パターンだけど、なかなかいい感じ。効くなあ、仮眠。でも、明日は取材の予定がないから、さらに昼頃までどっぷり寝よう(笑)。

仕事は待ってくれない

朝六時に起き、身支度をして家を出る。今日は相模原の方で取材。中央線で八王子まで行き、横浜線に乗り換え、相模原からバスで30分。中央線が遅れていてヒヤヒヤしたが、どうにか間に合った。それにしても遠い。往復するだけでヘトヘトだ。

家に戻ってメールをチェックし、きつかったので一時間半ほど仮眠。起きるとだいぶすっきりして、晩飯の後、今日取材した分の原稿に取り組む。やればできるんだな、俺(笑)。

異常事態だった先月に比べると、さすがに今月は取材の数も減りそうだし、もちろん書籍の編集作業も終わっているので、少しほっとしている。それでも、直前になって明日の昼に取材が一件入ったし、金曜日は一日三件あるしで、気は抜けない。書籍を終えてのんびりしたくても、仕事は待ってくれない、ってか。