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暖機運転

昨日は丸一日、家で原稿を書いていた。今日は再び、朝イチで取材。電車を乗り継いで鷹の台へ。

朝イチの取材は、正直、他の時間帯よりも消耗する。単に、取材場所での待ち合わせ時間に間に合うように支度していると、僕の場合、取材の時点ではまったく頭が回転しない。プラス一、二時間は早めに起きて、コーヒーを飲むなり何なりしないと、ぽんこつで使いものにならない。他の作業ならともかく、初対面の相手に対して全神経を集中させ、頭をフル回転させなければならない取材では、それなりの暖機運転が必要なのだ。

で、最近、やたらめったら多いんだよな、朝イチ取材(苦笑)。きっついわー。

新しいシャツで

すっかり春うららという感じの、穏やかな日和。この間買った新しいシャツに袖を通し、薄手のダウンを羽織って、出かける。服が軽いと、気分がいい。

今日は午後から、とある出版社で新企画のプレゼン。初めて訪れる会社だったので緊張したが、みっちり二時間、どうにかこうにか、やり遂げる。はたしてうまくいったのかどうかはわからないけれど、今回の企画に限らず、他にもいろいろなケースでご一緒できればという話もしていただいたので、少しほっとする。

プレゼンを終えて外に出た時は、力を使い果たしてヨレヨレだったのだが、四ッ谷から新宿までふらふら歩き、早めの晩飯にラーメンを一杯食って、ようやく帰路についた。やれることは精一杯やったから、うまくいくといいな。まあ、こういうことは結局、なるようにしかならないのだろうけど。

繁忙の兆し

昨日の夜は、知人主催の旅系イベントに顔を出していた。家に帰りついたのは夜半過ぎだったが、今日は朝六時起き。眠い目をこすりつつ、取材のため、堀切に向かう。駅を降りると、荒川河川敷が目の前。吹く風はまだまだ冷たい。

午前中のうちに二件の取材を終え、三鷹へ戻る。駅に着いたら税務署に直行し、確定申告の手続き。申告書類作成会場前の長蛇の列に心が折れそうになったが、どうにかこうにか、終わらせる。月曜にして、もうヘトヘト。

今週は取材やら何やらで、毎日出歩く日々が続く。家にいる時は原稿を書かねばならないしで、かなり忙しない。繁忙期‥‥の兆しなのかな。その割には、確定申告でも明らかになったように、さっぱり儲かっていないのだが(苦笑)、どうしたものか。

ファクスに思う

近頃、仕事でファクスを使うことが、めっきり減った。

十年ほど前、フリーランスの編集者・ライターとして仕事を始めた頃、ファクスはなくてはならない機材だった。何しろ、毎月数十ページ分の雑誌記事を担当していたから、編集部やDTPスタッフとのゲラのやりとりだけで、えらい枚数を費やしていたのだ。ADF(自動給紙)機能は必須。一枚ずつ手差しなんてやってられない(笑)。

ところが、ラダックでの長期取材を終え、日本で再び編集の仕事をするようになってからは、ほとんどファクスを使わなくなった。書籍の仕事がメインになったからか、ファクスで送るには膨大すぎるゲラは紙に出力したものを宅配便で受け取るようになり、細かいやりとりはPDFやスキャン画像をメールで送受信するようになった。周囲でも、ファクスを仕事で頻繁に使ってるという話はとんと聞かない。時代は変わったなあ。

そんなわけで、ファクス機能付きの複合機はもういらないんじゃないかとは思うのだが、ごくたま〜に、いきなり資料をファクスで送ってくるクライアントもなくはないので、一応、まだ持っておいた方がいいのかもしれない。悩まし。

どこかで誰かが

ここ数日、自宅では、昼の間はひたすら連絡業務。電話をかけたり、メールを書いて送ったり。今取り組んでいることの性格上、色よい返事はもらえない確率の方が高いので、ある時は電話口で、またある時は返信されたメールで、幾度となく気持が凹まされることになる。

そんな中、ある会社に電話をかけ、たまたま応対してくださった方にメールを送ると、すぐに返信が来た。なんと、以前、僕が書いた「ラダックの風息」を読んでくださったことがあるのだという。本当にまったくの偶然だったのだが、びっくりした。

もちろん、今回先方に打診した内容がどうなるかとは話が別なのだが、何だかとても嬉しかった。たゆまぬ努力を積み重ねていれば、どこかで、誰かが、見ていてくれる。結果がどうなるかはわからないけど、やれるだけやってみよう。