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手をつけられない

やっておかなければ、と前から思っている作業があるのだが、それになかなか手をつけられないでいる。

今は他に差し迫った仕事も特にないので、やろうと思えば時間はあるはず。今日も一度は取り組もうとしたのだが‥‥うまくいかない。たぶん、その作業に対して、自分の中に迷いがあるから、うまくいかないのだ。なぜそうするのか。それでいいのか。そもそも、自分は本当にそれを作りたいのか。今までに周囲のいろんな事情に翻弄されてきた時間が長過ぎて、自分でもよくわからなくなってるのかもしれない。

こういう時は部屋で悶々としてても、らちがあかない。いったんすっぱり忘れて、明日はどこかに出かけてこよう。

本づくりとお金

さえない天気の土曜日、部屋で過ごす。来年作る(はずの)本の構成案や台割をもう一度見直してみる。

本の企画を考える時、予算はとても重要な要素だ。もし、使いたいだけお金を使えるなら、もちろんいい本を作れる確率は上がる。でも、ほとんどの場合はそんなことはないわけで、限られた予算の中、いろんな人と交渉したり、仕様で工夫をしたりして、その制限の中でできるだけいい本を作ることを目指す。

今度の本は、僕一人で中身を作るのではなく、かなり大勢の人に協力してもらわなければならないので、その人たちにお支払いする額をどう設定するのかもよく考えなければならない。少なすぎると失礼で申し訳ないし、逆に限度を超えると、僕の取り分がまったくなくなる(苦笑)。なかなか難しいところだ。

まあ、スパーンと景気よく重版でもかかれば、何の問題もないのだが。たぶんそれが一番の解決策だな。がんばろ。

ようやく前へ

終日、部屋で仕事。夏のスピティの写真の整理をしたり、タイ案件で編集者さんとメールでやりとりしたり、その他にもちょこちょこいろいろと。その中でも、一つ、色よいニュースが届いた。

およそ一年前に発案し、ブラッシュアップを重ねて出版社に預けていた新しい本の企画が、ようやく会議の俎上に載る見通しが立ったらしい。来月初めには何かしらの答えが出て、うまくいけば次のステップに進めることになった。自分の中でずっと気を揉んでいた案件の一つだったので、今後の見通しが立っただけでもちょっとほっとした。これで、ようやく前に進めるかもしれない。

今は、出すべき時に自分の力を最大限に出し切れるように、ぬかりなく準備をしておく時期だと思う。周囲のマイナス要因に対して文句を言っても仕方ない。やれることになれば、全力を尽くすだけだ。

足元を見直す

終日、部屋で過ごす。先日納品した仕事絡みの問い合わせに対応したり、メールで連絡業務をしたり。まあ、大半の時間は、何をするでもなく、考えごと。

前にも書いたことがあるけれど、自分のこれからについて気持が行きつ戻りつしている時、色川武大さんの「うらおもて人生録」に書かれている言葉は本当に至言だなと感じる。一カ所に淀まないこと。一段々々、あわてずに登ること。でも、決して後戻りはしないこと。

この数年間、自分がやってきたこと、積み重ねてきたことを、もう一度足元から見直してみよう。自分の実力を過不足なく見極め、どのタイミングで次のステップを踏み出すべきか、そのために何をどう整理していくべきかを考えよう。

なんとなく、すっきりしてきた。

眠れなかった夜

昨日の夜は、なかなか寝つけなかった。これから先の仕事について考えているうちに、どうにも眠れなくなってしまったのだ。

自分がやりたいこと。自分がやらなければならないこと。周囲から求められていること。日々の生活を支えるために必要なこと。何を優先すべきか。どう組み合わせていけば目標を実現できるか。いや、そもそも目標とは何なのか。自分はどこに向かおうとしているのか。

答えなど簡単に見つかるはずのない場所へ、僕は向かおうとしているのかもしれない。今夜も眠れなさそう。