Tag: Travel

研修修了

総合旅程管理研修、最終日の3日目。昨日までは旅行業法や約款、国内添乗実務(バスツアーとか)についての講習だったが、今日は海外添乗実務と英語。昨日までよりは(実体験に基づく)知識のある分野だったので、個人的には3日間の中で一番やりやすかった。

夕方に講習が終わった後、最後の試験にも無事合格。まあ、今日受講した人は全員合格するくらいユルい難易度の試験なのだが(笑)。これで万一落っこちたら赤っ恥だぞ、と逆に変なプレッシャーがかかったほどだった。基本的に、3日間居眠りせずに講習を受けていれば、普通に合格できると思う。

ともあれ、これにて総合旅程管理研修を無事修了し、総合旅程管理主任者、つまり国内外のツアーで主任添乗員になるための資格を得ることができた。添乗員とガイドの仕事は別物なので、資格がなくてもラダックでガイドを務めるのに不都合はないのだが、より万全な体制で(インドビザも含めて)取り組めるようになったとは思う。なので、来年から、新たな気持ちでがんばります。

研修2日目

総合旅程管理研修、2日目。今日も朝から夕方まで、教室でひたすら講義を受け、ノートをとる。昨日に引き続き、最後に試験。無事に合格し、昨日と今日で、国内旅程管理主任者になれる資格はゲットすることができた。最終日の明日の試験に合格すれば、海外にも主任添乗員として行ける総合旅程管理主任者になれる。

昨日も今日も、試験自体にはさほど難しい設問はないし、60点以上で合格なので、居眠りせずに普通に研修を受けていれば、合格する確率はかなり高い。でも、我ながらちょっと笑ってしまったのだが、ひさしぶりに勉強らしい勉強をして試験を受けてるうちに、何というか「100点狙ったるでスイッチ」みたいなのが自分の中で入ってしまって(笑)、必要以上に無駄にシャカリキになってしまった。自分が何点取ったかも教えてもらえないのに。

たぶん、何だかんだで、楽しいのかな。自分が知ってるようで知らなかったことを学べることが。

あと1日。最後にヘマをやらかさないように、慎重にやるべ。

研修初日

朝から新宿へ。今日から3日間、総合旅程管理主任者の資格を取得するための研修を受講する。1日ごとに試験もあって、それらに合格した後に必要な実務経験をすれば資格取得となる。

教室に集まったのは十数人ほど。思ってたより性別も年齢も結構まちまちで、面白いなあと思った。僕みたいに「インドのビジネスヴィザを取るのに必要だから」という若干ヨコシマな目的がメインのような人は、絶対いないだろうけど(苦笑)。まあ僕も、インドでガイドをするのに資格はあった方がより万全ではあるし。

長机に向かって座って、講師の方の話を聞きながら、ノートをとる。こんな経験、いったいいつ以来だろう。普段から取材の仕事でノートをとるのは慣れっこなはずなのだが、それとは全然別の脳内回路を使っている気がする。

人間、いくつになっても、学ぼうと思えば学べるものなのだな。明日も寝坊しないように起きて、がんばろ。

「好きだ」と言ってもらえる本を

生まれてこのかた、女性の方から先に「好きです」と言ってもらえた回数は、指折り数えてもたぶん片手で足りるほどしかない。だから、そんな風に言われるとどのくらい嬉しいと感じるのか、正直よく覚えていない(緊張するし、その時に相手のことをどう思ってたかもあるし)。

でも、自分の作った本を「この本が好きです」と言ってもらえた時の嬉しさは、本当によくわかる気がする。そういう機会がたま〜にあるのだが、面と向かってそう言ってもらえると、相手の顔も見れないくらい恥ずかしくて恐縮してしまう。同時に、その場で飛び上がりたくなるほど嬉しくもなる。まるで、校舎の裏に呼び出されて告白された中学生男子みたいに(笑)。もちろん相手の方は老若男女さまざまだし、伝わる手段も直接会うだけでなく、メールや手紙など、いろいろなのだけれど。

火曜日の打ち合わせの時、約5年前に書いた本のアンケートハガキの裏面のコピーをまとめたものをもらった。いろんなコメントがあったのだが、その本を、本来の機能や役割以上の部分で気に入ってくれていた方が思いのほか多くて、部屋の中で一人、校舎裏の中学生男子のようにもきゅもきゅしながら読ませていただいた。中には「今、入院中ですが、読んでとても気分が晴れやかになりました」という方からのハガキもあって、ありがたいなあ、としみじみ思った。

みなさん、本当に、ありがとうございます。感謝の気持を、次に作る本にがつっと込めるべく、がんばります。また、「この本が好きです」と言ってもらえるように。

チャーンでフラッシュバック

もう完全に冬だな、という寒さと空模様。電車で都心に出かける。神宮外苑の銀杏並木を少し見物し、ひさしぶりにブルーボトルコーヒーでコーヒーを飲み、渋谷までぶらぶら歩く。

晩ごはんにおでんでも食べようかと思ったのだが、考えることはみな同じなようで、夕方の早い時間からすでに長蛇の列。あきらめて、タイ料理を食べることにする。3週間ぶりのタイ料理。まあ、そろそろいいかなと(笑)。

新宿のゲウチャイという店でいただいたタイ料理は、どれも食べやすくておいしかったのだが、我ながらちょっとびっくりしたことがあった。最初に頼んだタイのチャーンビールを、コップに注いで一口飲んだとたん、ぶわっ!と、ついこの間までタイでさんざん感じていた感覚がフラッシュバックしてきたのだ。暑くてじっとり湿った空気、埃と汗と、ぎらつく陽射しと……。それはもう、生々しく。

考えてみたら、タイでの取材中は、ほぼ毎晩、コンビニで買ったチャーンの500ml缶を宿の部屋で飲んでいたから、そうなるのも無理はないのかもしれない。しかしまあ、それにしても。