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慣れない暑さ

昨日の夜はずっと寝付けなくて、結局、朝の五時頃、外がしらじらと明けてくるまで起きていた。昼の間は家で原稿を書いていたのだが、蒸し暑いのとだるいのとで、どうにも調子が上がらず、途中でクーラーをつけて30分ほど昼寝。何だかなあという感じである。

最近、知り合いに会うと「あれ? この季節に日本にいるって、珍しいよね?」と異口同音に言われる。確かに去年までは、今ぐらいの時期はとっくの昔に、ラダックかスピティだ。あっちは標高3500メートルのヒマラヤの世界、湿気や蒸し暑さとは無縁の場所だ。だから、東京のこの慣れない蒸し暑さは、身体にじわじわこたえる。

去年までの僕は、本当に贅沢すぎるくらい贅沢な避暑をしてたんだなあ、とあらためて思う。しかし暑いな今夜も。

谷根千ぶらり

家の近所で、また税金無駄遣いの道路工事が始まってしまった。仕事どころか、おちおち考えごともできないので、今日は昼の間、外に出かけることにした。

中央線で御茶ノ水まで行き、丸善をちょっとのぞいて、千代田線で根津へ。根津神社に参拝して、今度出る本のヒット祈願(笑)。そこからぶらぶら歩き、往来堂書店へ。「文脈棚」で一躍名を馳せた書店で、丁寧に整えられた個性的な棚は、眺めているだけで時間を忘れるほど楽しかった。ここで本を一冊購入。

そこから西日暮里までてくてく歩き、駅前のドトールでちょっと休憩して、山手線で池袋へ。ひさしぶりにジュンク堂の本店やリブロを回る。それから新宿まで下りて、紀伊国屋書店をのぞき、晩飯にラーメンを食って帰路につく。

それにしても、暑かった。家に着くと、全身汗みどろ。いきなり夏にもほどがある。

あなごの日

土用の丑の日が近づくこの季節になると、何とはなしに、うなぎとか食べたいなあ、という気分になる。

しかし、うなぎは去年あたりからやたら値上がりしているし、そんな中でうっかり中途半端なのを食べてがっかりしたくもない。だったら、うなぎじゃなくて、あなごを食べに行こうか、と思い立つ。

今日行ったのは、知り合いづてでたまたま知った、日本橋にある老舗のあなご専門店。考えることはみな同じのようで、前の日に予約しておかなければ入れないほどの盛況ぶり。カウンターで冷酒をすすりつつ、あなごの白焼きと、う巻きならぬ、あ巻き(あなご入りの卵焼き)をいただく。メインはもちろん、あなごの箱めし。焼いたのと煮たのを両方のせる「あいのせ」で。見た目からはうなぎのようにこってり濃厚に見えるけど、口にしてみると、思いのほかあっさりと、でもあなごの味はしっかりしていて、とても食べやすい。最後はあなごのだし汁でお茶漬けにして、さらさらと。

すっかり満足して家に戻り、このブログを書く前に何の気なしにネットで検索してみると、昨日七月五日は「あなごの日」なのだという。あまりにもタイムリーで、ちょっとびっくり(笑)。来年もまた、あなごを食べに行こうかな。

anagohakomeshi

優先席

午後、向ケ丘遊園近辺で取材。空はどんよりと曇っていて、行き帰りに昨日みたいなとんでもない雷雨に降られやしないかとヒヤヒヤしたが、どうにか持ちこたえてくれて、ほっとする。

帰り道、下北沢から井の頭線の各駅停車に乗り換え。車内は割と混んでいたが、たまたま目の前の席が空いて、すぐに坐れた。

永福町のあたりで、白髪の老夫婦が乗ってきた。車内をきょろきょろと見回しているので、優先席も塞がっているのだな、と立ち上がって席を譲った。ドア付近で壁に寄りかかろうと移動した時、その反対側にある優先席を見て、驚いた。塞がってるのは塞がってるのだが、年配の人はたった一人だけ。あとはみんな、二十代かそこらの若い人たちばかりだったのだ。

そもそも、そんな若い人たちが優先席を占拠してるのにもびっくりだし、年配の人たちが乗ってきても、みんな席を譲る気配すら見せないのにもびっくりした。以前にも一度、井の頭線で意図的に席を譲ろうとしない人を見かけたけど、今回はさらにひどい。どうなってるの、井の頭線?

何というか、同じ東京に住む人間として、心底恥ずかしいよ、ほんと。

お鉢が回る

午後、南大沢で取材。大学案件では三、四週間ぶりくらい。

六月に入ってから今回までの間にも何件か取材はあったそうなのだが、それには依頼元が新しく契約したライターさんを起用していたそうだ。今日は最先端系のややこしめのテーマの取材だったので、僕にお鉢が回ってきたらしい。いや、何度も言うけど、僕もコテコテの文系なのだが(苦笑)。

苦労しつつもどうにか原稿四本分の取材を終え、片道一時間の電車に揺られて帰路につく。吉祥寺で降りて、リトルスパイスでアジアンレッドカレー。辛味で火照った首筋に、夕方の風が気持いい。

夏至を過ぎて、一年も折り返し。あっという間だな。