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ラダックツアーとトークイベントのお知らせ

いきなりですが、お知らせを2つほど。

今年の夏、8月17日(月)から23日(日)頃にかけて、ラダックで催される現地発着ツアーのガイドを務めさせていただくことになりました。日本の旅行会社GNHトラベル&サービスと、サチさんが経営するラダックの現地旅行会社Hidden Himalayaとの共同企画ツアーです。詳細はこちらのサイトにて。

もう1つ、そのツアーの紹介もうっすら兼ねた形で、5月24日(日)の夜に下北沢の書店B&Bにて、ブータン写真家の関健作さんとのトークイベントを開催することになりました。関さんと僕がなぜ異国の地に向かったのか、そこで何に出会い、何を感じ、何が変わったのか、その根っこの部分から掘り起こすようなトークができればと思っています。イベントの申し込みはこちらのサイトにて。

どちらも、もしご都合の合う方がいれば、よろしくお願いします。

迷子の女子中学生たち

この間、陣馬山から高尾山まで山歩きをした時のこと。

陣馬山の山頂から尾根伝いの道を高尾山に向けてのんびり進んでいると、前方から、10人ほどの女の子たちがとぼとぼと歩いてきた。見たところ中学生くらいで、山道を歩くにはあまり向いてなさそうな服装と靴。遠足か何かで来たのだろうが、高尾山周辺ならともかく、この近くでこういう子たちを見かけるのは珍しい。

軽く会釈して行き過ぎ、しばらくの間歩き続けていると、やがて後ろから、ザッ、ザザッ、と誰かが駆けてくる足音がした。トレイルランナーかな、それにしては切羽詰まった感じの走り方だな‥‥と思ってると、「あ、あの! すみません!」

ふりかえると、さっきの女子中学生たち。片手にA4のプリントを握りしめた、班長らしき女の子が、意を決した感じで僕に声をかけてきた。

「あの、景信山はどっちですか?」
「こっちですよ。僕が歩いてる方向」
「えー! やっぱり間違ってたんだ‥‥」
「景信山に何しに行くの?」
「そこがおひるごはんの集合場所なんです。12時半に」
「それには間に合わないんじゃないかな。ここからたぶん1時間くらいかかるよ」
「えー! どうしよう‥‥」

班長さんはくたびれきった他の女の子たちと話をして、仕方ないから、と、僕の後をついて歩きはじめた。何だか妙な道連れができちゃったな。ていうか、これじゃまるで僕が、道に迷っちゃった引率の先生みたいじゃないか。

ほうほうのていで景信山に辿り着いた女の子たちは、待ち構えていた本物の引率の先生に、「まったく! あなたたちがいなくなるから‥‥!」と、こっぴどく怒られていた。まあ、これもいつか、いい思い出になるよ。

Traversal from Mt. Jinba to Mt. Takao 2015

名前は覚えた

今の時期、家で仕事をしていて本当にうっとうしいのは、選挙カーである。今週末、武蔵野市議会議員選挙の投票があるからだ。

うちのマンションは三鷹駅北口の住宅地の中でもかなり奥まった場所で、普段は車もめったに通らないような静かな立地だ。国政選挙や市長選挙の時も選挙カーはここまで入ってこないのだが、市議会議員候補のみなさまは、なりふりかまってられないのか、閑静な住宅地であることなどおかまいなしに選挙カーで入り込んできて、スピーカーからでかい音で名前を連呼。原稿に集中してキーボードを叩いている時も、休憩で音楽を聴きながらコーヒーを飲んでいる時も、そんな騒音で邪魔されたら、ほんと、だいなしである。

選挙カーで名前を連呼しながら走り回ることに、何の意味があるのだろう。さんざん金を無駄遣いして、騒音で住民に迷惑をかけるだけなのに。いや、名前を刷り込ませて覚えさせるのには、少しは効果はあるのか。

よし。うちの近所で騒いでた候補者の名前は覚えておこう。その人たちには投票しないようにするために。

たぶん解脱

午前中に家を出て、昼から生田で大学案件の取材。どうにかこうにか終えた後、帰る途中に新宿タワレコでCDを2枚買って、家に戻る。肩の荷が下りた後のコーヒー、しみじみうまい。あんなに穏やかに晴れていたのに、夕方から雨がぱらついてきた。

今年は2月末からのインド取材が急にキャンセルされた影響で、3月上旬はほぼまるっとヒマになってしまったのだが、それでもさっき数えてみたら、3月と4月の大学案件の取材数、合計35件(苦笑)。もし3月上旬もいつも通りに稼働していたら、いったいどうなってたんだろう‥‥(汗)。

そんな死のロードも、今日でどうにか解脱‥‥のはず。少なくとも、明日明後日は取材の予定はないし。ゴールデンウイークにはさすがに取材は入らないだろうし、そう願いたいところではある(苦笑)。