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寝て、食べる

昨日の夜は、10時間以上寝た。とにかく疲れてて、眠くて、身体が睡眠を要求している感じだった。

午後、渋谷方面に取材へ。空気がぬるんでて、濡れた綿のように、じっとり湿気を含んでいる。近所の木蓮はもう満開で、盛りを過ぎつつある。あと数日でぼたぼたと散ってしまうだろう。ということは、桜が咲きはじめるのは来週末くらいか。

今日の取材は割とスムーズに進められて、首尾よく終えることができた。渋谷から吉祥寺まで戻り、ハモニカ横丁にあるものすごく小さなカレー屋さんで、エビとチキンの2色カレーを大盛りで。ガツガツ食らって、おなかいっぱいになった。

しっかり寝て、しっかり食べて、また明日からの戦いに備えねば。こんなところで、へこたれるわけにはいかない。

傘がない

ぬるい雨が、朝から降り続いている。今日は鷹の台へ。午前から夕方までかけて、合計3件の大学案件取材。

午前中に1件終えた後、おひるごはんに、この駅に来るといつも行く洋食屋さんに行って、ドミグラスソースたっぷりのハンバーグ定食を食べたのが、唯一の息抜きだったか。あとはひたすら、取材、待機、また取材。相手の方の専門も話の内容もまちまちで、それによってこちらからのアプローチも変えなければならなかったので、ほとほと疲れた。

夕方、どうにかすべて終わって帰ろうと思ったら、傘立てに置いてあったはずの僕のビニール傘がなくなっていた。学生なのか誰なのか知らないが、明らかに来客が傘を固めて置いてある場所から、僕のだけ抜いていくとは。取材バッグの中に小さい折り畳み傘がたまたま入ってて、助かったけど。

こんな日は、ビール飲んで、さっさと寝ちまうに限る。

春のいびき

春。最近の僕にとってそれは、大学案件で目が回るくらい忙しくなる季節。

朝イチで家を出て、電車とバスを乗り継いで、相模原方面へ。何だかんだで、片道2時間ほどかかる。定刻に出発したバスが途中で10分も遅れて、あやうく遅刻するところだった。やれやれ。

取材自体は滞りなく終わり、依頼元の担当さんに「学食で一緒におひる、どうですか」と誘われ、ビーフシチューをごちそうになる。510円。うまい。最近の学生さんはうらやましいなあと思う。

帰りもバスと電車を乗り継いで、えっちらおっちら。窓からあったかい日の光が差し込むバスの中で、隣の若い女の子が座席に身体を埋め、いびきをかいて寝入っていた。

愉しかった時間

昨日は午前中に取材、午後は別の取材、夕方は打ち合わせ、夜は飲み会と、朝から深夜までずっと出歩いていた。さすがに疲れたけど、取材は面白かったし、飲み会もいい気分転換になったし、何より、夕方の打ち合わせで新しい本を無事に校了させることができたので、本当にほっとした。

自分で企画した本を作っている間はいろいろ大変だし、片時も気を抜けないけど、でもやっぱり、何者にも代えがたいくらい愉しい時間でもある。校了してしまったら、それも終わり。肩の荷が下りてほっとはするけれど、毎度のことながら、何だか寂しい気分になる。

でも、これから先は、作った本を1冊ずつ売っていくために、いろいろ努力していかなけれならない。本を作ったら終わりではなくて、読者の手元に届けて読んでもらえるように努力するのも、僕の仕事であり、役割でもある。

がんばらねば、だな。

気は抜けない

夕方、赤羽橋へ。来月発売される予定の本の色校のチェックと打ち合わせ。

何だかんだで、ほぼすべての写真の色味を調整し直すことになり、デザイナーさんと相談しながら、120ページ分の写真の一枚々々に修正指示を加えていく。印刷所にとってはまた面倒な作業になると思うが、ここで妥協したら元も子もない。明日の色校の引き渡しにも立ち会って、僕からも要望を印刷所に直接伝えることにした。

最後の最後まで、何一つ、気を抜けない。それが本づくりの大変さであり、醍醐味でもある。