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クリスマスという風習

いい天気。そこまで寒くもない。午後、ぶらぶらと歩いて吉祥寺へ。

街はまさにクリスマス商戦たけなわといったムード。平日なのに結構人が多い。レディースの店の中で男の子たちが、メンズの店の中で女の子たちが、それぞれいそいそと店員さんに相談しながら、プレゼントに買うものを選んでいる。店員さんたちも張り切って、嬉しそうに相談に乗っている。

こういう光景を見ていると、日本におけるクリスマスという風習も、悪くはないな、と思えてくる。そんな街の場面を僕は通り越して、無印良品に自分用の靴下とトランクスを買いに行くのだった。

旅の日々と日常の日々

今年もまあ、それなりにいろんな場所に旅をした。沖縄、ブータン、ラダック、アラスカ、タイ。さっき電卓で計算してみたら、旅に出ていた日数は合計で80日。2カ月半ちょいといったところか。夏から秋にかけては行ったり来たりのくりかえしだったので、日数以上にせわしなかった印象はあるけれど。

まだ完全に確定してはいないのだが、来年は、インドにたぶん丸2カ月。毎年恒例となってきたタイにも約4週間、行くことになると思う。この時点ですでに今年より不在期間が多いという(苦笑)。それ以外にも、短期ではあるけど、個人的な取材ではアラスカとか、仕事の取材としても1、2カ所、別の場所に行くかもしれない。先が思いやられる展開である。

旅の日々と、日常の日々。僕はどちらの時間も好きだ。カメラを手に、たった一人で異国の空気に身を浸している時間も好きだし、東京の自分の部屋でコーヒーを飲んだり、気のおけない人たちと酒を酌み交わしたりする時間も好きだ。ただ、旅に出れば、どこかで何かしら、自分から人に伝える価値のあることをインプットさせてもらえる。ある意味それが今の自分の仕事というか、役割になっている。だから僕は旅に出るのかなとも思う。

自分が旅というものを仕事の主戦場にするようになるなんて、10年前には想像すらしていなかった。コストパフォーマンスを考えると、あまり賢い選択だったとは思えないけど(苦笑)、とりあえず、力が尽き果ててどうにもならなくなるまでは、やり続けてみようと思っている。

佐川急便、御乱心

年末のこの時期、宅配便の仕事はめちゃくちゃ忙しいらしい。お歳暮のやりとりとか、クリスマスプレゼントをネットで買う人とかも多いからだろう。僕の家でも、昨日のうちに着くとヤマト運輸から連絡された荷物がいつまでたっても届かず、結局届いたのは夜の10時頃だった。

今日の夕方、近所の行きつけの理髪店で散髪をしてもらったのだが、その間中、店主さんがずっと話していたのも、宅配便にまつわる話だった。

先日、店主さんが飼い犬を連れて近所を散歩していて、車1台と人が通れるくらいの狭い道で、犬がトイレをしていたタイミングで、1台の車が近づいてきた。犬が動けないので危ないと思った店主さんは、車に向かって手を上げ、ちょっと待ってくれと合図を送った。ところが、その車はまったく止まろうとせず、店主さんの手に車をぶつけて、通り過ぎてしまったのだ。

その車は少し進んだところで停まり、運転席から、佐川急便の制服を着た中年の男が降りてきた。ぶつけてしまったことを謝るのかと思ったら、「何でぶつかってくるんだ、この野郎!」と、まさかの逆ギレ。あまりの態度に怒った店主さんは、その後、佐川急便の配送所と警察に連絡。警察官を伴って現場検証をしていたところに、佐川急便の上司がその運転手を連れてきたのだが、なんと、警察官の目の前だというのに、店主さんに向かって「この当たり屋が!」とまたしても逆ギレ。あまりのトンデモぶりに、一同、開いた口がふさがらなかったそうだ。

その運転手は、佐川急便が直接雇っている従業員ではなく、個人で運送業をやっている人で、仲介業者を通じて佐川急便が雇っているのだそうだ。理髪店の店主さんとのこの一件以外でも、いろんなところでトラブルを起こしている人だそうで、佐川急便に問い合わせた時も「またあの人ですか!」と言われたそうだが、そんなトラブルメーカーを雇い続けていること自体、佐川急便の体質的な問題ではないかと思う。もし、店主さんが車をぶつけられた手を怪我していたら理髪店の仕事に大きく差し支えていただろうし、ぶつけられたのが年配の方や子供だったら、取り返しのつかないことになっていたかもしれない。

店主さんに「これからどうすればいいと思います?」と聞かれたので、とりあえず、知り合いの弁護士さんに同席してもらう形で、佐川急便と仲介業者とその運転手の関係者全員に集まってもらって、法的手段に訴えることを検討していると伝えた上で、相手方の誠意と対応を聞いてみては、とアドバイスしておいた。来月散髪に行く頃には、その後どうなったか、経過を聞けるかもしれない。

とりあえず、宅配便業者のみなさん、忙しいとは思いますが、くれぐれも安全運転でお願いします。

研修修了

総合旅程管理研修、最終日の3日目。昨日までは旅行業法や約款、国内添乗実務(バスツアーとか)についての講習だったが、今日は海外添乗実務と英語。昨日までよりは(実体験に基づく)知識のある分野だったので、個人的には3日間の中で一番やりやすかった。

夕方に講習が終わった後、最後の試験にも無事合格。まあ、今日受講した人は全員合格するくらいユルい難易度の試験なのだが(笑)。これで万一落っこちたら赤っ恥だぞ、と逆に変なプレッシャーがかかったほどだった。基本的に、3日間居眠りせずに講習を受けていれば、普通に合格できると思う。

ともあれ、これにて総合旅程管理研修を無事修了し、総合旅程管理主任者、つまり国内外のツアーで主任添乗員になるための資格を得ることができた。添乗員とガイドの仕事は別物なので、資格がなくてもラダックでガイドを務めるのに不都合はないのだが、より万全な体制で(インドビザも含めて)取り組めるようになったとは思う。なので、来年から、新たな気持ちでがんばります。

研修2日目

総合旅程管理研修、2日目。今日も朝から夕方まで、教室でひたすら講義を受け、ノートをとる。昨日に引き続き、最後に試験。無事に合格し、昨日と今日で、国内旅程管理主任者になれる資格はゲットすることができた。最終日の明日の試験に合格すれば、海外にも主任添乗員として行ける総合旅程管理主任者になれる。

昨日も今日も、試験自体にはさほど難しい設問はないし、60点以上で合格なので、居眠りせずに普通に研修を受けていれば、合格する確率はかなり高い。でも、我ながらちょっと笑ってしまったのだが、ひさしぶりに勉強らしい勉強をして試験を受けてるうちに、何というか「100点狙ったるでスイッチ」みたいなのが自分の中で入ってしまって(笑)、必要以上に無駄にシャカリキになってしまった。自分が何点取ったかも教えてもらえないのに。

たぶん、何だかんだで、楽しいのかな。自分が知ってるようで知らなかったことを学べることが。

あと1日。最後にヘマをやらかさないように、慎重にやるべ。