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花見ポタリング

今日は自転車に乗ると決めていた。愛車ブロンプトンに跨がり、ぎゅっとペダルを踏み込む。暖かな日射しが降り注ぐ中、風を切って走る爽快感。本当にひさしぶりだ。

コースは、この季節になるとよく行く、花見ポタリングコース。三鷹から野川公園に出て、野川沿いの桜並木を眺めながら二子玉川まで下り、そこから多摩サイに出て北上し、途中から三鷹に戻るというもの。野川の桜並木は七分咲きといったところだったが、仄かに青白い花弁が、春霞の漂う空に映えて、本当に綺麗だった。花見客は、いつもの年に比べると明らかに少なかった。平日だからか、それとも時節柄か。

今日のコースは、距離的にはたいしたことないし、桜を見ながらのんびり流して走った程度だったのだが、やっぱり身体は相当になまっていた(苦笑)。夏までに、あと何回かは自転車に乗って、体力を回復させておきたいところだな。

白木蓮

メールでの連絡業務をいくつかこなした後、買い物のため、外に出かける。強い風に吹き飛ばされたのか、空には一片の雲もない。

近所の家の庭では、白木蓮の花が満開だ。ほわほわとした白い花弁が、青空に手をさしのべるようにして咲いている。白木蓮の花の盛りは短いから、あと二、三日もしたら、散りはじめてしまうだろう。でもその頃には、東京でも桜が咲いているかもしれない。桜か‥‥。もうすぐお花見の季節だなんて、すっかり忘れていた。

井の頭公園でブルーシートを敷いてどんちゃん騒ぎをする気はさらさらないけど(笑)、桜が咲いたら、自転車を引っ張り出して、野川の方に走りに行ってみようかな。川沿いの、桜並木の道を。

春風といちご大福

午後、用事があって三鷹駅前まで行く。

空は、昨夜の大雨が嘘のようにすっきり晴れ渡っているが、風がすごい。特に、駅の北口にある高層マンションの界隈はすさまじい風が吹き荒れていて、まっすぐ歩くのも一苦労。横を歩いていた女性は、「きゃあ〜っ!」と悲鳴を上げながらへたりこんでいた。

用事をすませ、まほろば珈琲店にコーヒー豆を買いに行くと、横井さんに「ひさしぶりだね! またどこかに行ってるのかと思ってたよ」と言われる(笑)。たかねの前を通りがかると、道明寺は売り切れだったが、いちご大福が残っていた。夜のお茶請けに二つ買ってみる。ここの大福は、小ぶりだけど本当にうまいのだ。

春風に、いちご大福か。もうそんな季節なんだな。

ラダックのロサル

夕方、再び歯医者へ。先週よりもだいぶよくなっているらしく、来週には治療した部分を塞ぐことになりそう。「外科的処置」とかのおおごとにはならなさそうで、ほっとした。

それ以外は特に仕事が入っているでもなく、どうということのない一日。そういえば、ラダックでは今日はロサル(正月)。ラダックのお祭りはチベット暦に合わせて行われるので、毎年違う日取りになるのだが、ロサルは一年でもっとも大事な行事の日だ。みんな、親戚や友達の家を訪ね歩いて、あっちこっちで飲めや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎ。昔、僕も踊らされたっけ(苦笑)。

でも、今回のロサルは、夏の洪水で亡くなった方々を悼んで、いつものようなお祭り騒ぎはやらずにひっそりと行われるそうだ。みんなが以前のように底抜けに明るい笑顔になれる日が、早く戻ってきてくれるといいのだが。

師走に突入

もう十二月か‥‥。あっという間だな。

午後、浜松町で取材。昨日急遽決まった関係でじっくり準備もできなかったので、当たって砕けろ的な心境で(いや、砕けたら困るけど)臨んだのだが、先方のご協力もあって、どうにか首尾よくやり遂げる。残る問題は、この取材の原稿を金曜までにアップしなければならないということだな‥‥(汗)。

家に帰って、冷凍ごはんを解凍し、レトルトのインドカレーと一緒に食べる支度をしていると、知人の編集者さんからメール。‥‥新しい書籍企画についての打診だ。まだどうなるかわからないけど、もしかしたら来年取り組むことになるかもしれない。何にせよ、執筆を依頼してもらえるというのはありがたいことだ。

せわしない日々が続いていく。ラダックはもう、ずいぶん寒いのだろうな。