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海の日の江ノ島

モーターボート乗り場
昨日は海の日だったからというわけではないのだが、長い時間を費やした大仕事も終わったし、いつのまにか夏だし、海でも見に行くか、と思って、ひさしぶりに江ノ島へ。泳いだりしたわけではなく、ただ、ぶらぶらと。

慣れない暑さ

昨日の夜はずっと寝付けなくて、結局、朝の五時頃、外がしらじらと明けてくるまで起きていた。昼の間は家で原稿を書いていたのだが、蒸し暑いのとだるいのとで、どうにも調子が上がらず、途中でクーラーをつけて30分ほど昼寝。何だかなあという感じである。

最近、知り合いに会うと「あれ? この季節に日本にいるって、珍しいよね?」と異口同音に言われる。確かに去年までは、今ぐらいの時期はとっくの昔に、ラダックかスピティだ。あっちは標高3500メートルのヒマラヤの世界、湿気や蒸し暑さとは無縁の場所だ。だから、東京のこの慣れない蒸し暑さは、身体にじわじわこたえる。

去年までの僕は、本当に贅沢すぎるくらい贅沢な避暑をしてたんだなあ、とあらためて思う。しかし暑いな今夜も。

ワイルドなエアコン

ガスの種火をつけてないのに、台所で蛇口をひねると、水ではなくぬるま湯が出てくるようになった。

それにしても、唐突に暑すぎる。今日はずっと部屋で原稿を書いていたのだが、昼過ぎには、どうにも蒸し暑くて集中できなくなってきたので、30分だけエアコンをつけて部屋の空気を冷やそう、と考えた。

うちのエアコンは引っ越してくる前からの備え付けで、夏も冬もあまり使わないので、リモコンの操作方法を未だによく把握していない。とりあえず運転モードを「冷房」にして、パワーの切替を‥‥どれにすればいいんだっけ。「パワフル」「ワイルド」「ソフト」「しずか」‥‥ん? ワイルド?

ワイルドなエアコンって、どんなエアコンなんだろう。しっちゃかめっちゃか、日本の家電にあるまじき破天荒な吹き荒れ方でもするんだろうか。そう思いながらもう一度よく見ると、「ワイルド」ではなく「マイルド」だった。何だ、がっかり。

しかし、それはそれで、マイルドとソフトの違いは何なのか、よくわからない‥‥。

夏のスイッチ

昨日の夕方、晩飯にゆでていたそうめんを流し台でざるにあけて、ゆで汁からたちのぼる匂いをかいだ時、あ、夏が来たな、と思った。

僕にとっては、そうめんのゆで汁の匂いで夏のスイッチがぱちんと入ったわけだが、世間的には、台風8号がそれだったらしい。台風一過の青空の下、さて、洗濯物を干そうかと戸口を開けたとたん、ぶわっと熱風が吹き込んできて、びっくりした。群馬の方では、38℃まで気温が上がったとか。スイッチどころか、いきなりアクセル全開である。

そんなわけで、今宵もそうめん。おかずには、昨日のうちに薄切りにして塩もみしておいたゴーヤを、茗荷と胡麻油であえたものを。これから先もいろいろ予定が詰まってるから、夏バテしないようにせねば。

七夕に校了

昼、千駄ヶ谷にあるデザイナーさんの事務所で、「撮り・旅!」の打ち合わせ。一部分だけ再度出してもらった色校と、インクジェット出力した残りのページの色味などを確認。大きな問題もなく、この後は印刷会社さんにお任せすることになる。

「‥‥これで、校了‥‥ですよね?」と僕。
「そうですよ、もちろん」

何だか、最後はちょっとあっけなくて、すぐには実感が湧いてこなかった。打ち合わせを終えた後、一人で新宿まで歩き、喫茶店でアイスコーヒーをすすり、本屋をうろうろ。そうするうち、少しずつ、じわじわと感じるようになった。ああ、終わったんだなあ、また一冊、と。

三鷹に戻り、駅の近くで本を買い、喫茶店で3分の1読み、居酒屋に場所を移して3分の1読む。本を読みつつ、一人酒。何だかいろいろたがが外れた感じだが、悪くない。そういえば、今日は七夕か。