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選んだのは本だった

一昨日ラジオ番組の収録をしてきたばかりだが、来月末にはまた別の番組の収録がある。自分について人に説明するのにしっちゃかめっちゃかになるとまずいので、収録前には、これまでの出来事を書き出して整理してみたりしていた。

いろいろふりかえってみてあらためて思うのは‥‥僕は、編集者とかライターとか写真家とか、そういう職業に就くことを目的にしてきたのではなく、自由に旅をしてそれを仕事につなげたいという生き方をしたかったのでもなく、ただただ、本を作りたかっただけなのだ、ということ。自分が本当に心の底から大切だと思えることを、本という形にして、それを人に伝える。二十代初めの青二才の頃から、ずっとそうだったのだと。

それは生き方とすら呼べない、独りよがりで単純な衝動でしかないのかもしれない。でも、僕が自分の人生を費やすのに選んだのは、本だった。それには、ひとかけらの後悔もない。

二年ぶりのラジオ

昼、半蔵門へ。TOKYO FMの番組にゲストとして呼んでいただいたので、その収録に。

ラジオに出させてもらうのは、かれこれ二年ぶりくらいか。スタジオの雰囲気というのは一種独特なもので、普通の人間が足を踏み入れてマイクの前に坐ったら、十中八九、緊張する。案の定、やっぱり今回も緊張した。

ただ、以前の経験が少しは活きたなと思ったのは、「あ、自分、今、緊張してる」ということに考えが囚われてしまうと、本当にギクシャクとどうしようもなくなってしまうので、緊張してるかどうかということ自体、考えないようにしていたということ。その辺はトークイベントでも、あるいは割とプレッシャーのかかる条件下での取材でも、共通することかもしれない。

まあそれでも、緊張したなあ。今回はそれを振り払おうとするあまり、新橋の居酒屋でしゃべってるみたいなノリになってしまった(苦笑)。あれでよかったのかな。

ラジオの効用

震災が起こってから、テレビをふっつりと見なくなった。特に見たい番組があれば、あらかじめ予約タイマーをセットしておくのだが、以前のように、ニュース番組を流し見しながらパソコンをいじることはしなくなった。

今のテレビでは、ネガティブでセンセーショナルな映像ばかりがひたすら流され続けている。そんな映像ばかり見続けていると、いつのまにかこっちもマイナスの感情を溜め込んで、心にダメージを負ってしまうような気がするのだ。

その代わり、家にいる時はラジオをよく聴くようになった。ラジオでも、必要なニュースや情報(緊急地震速報とか)はきちんと手に入る。それに、テレビのニュース番組がともすると危機感を煽るような演出に走りがちなのに対し、ラジオのパーソナリティは、聴き手に寄り添い、励ますように語りかけてくれる。その距離感の近さが、今はとても心地よく感じられる。

今日からradiko.jpでは、bayfm78やNACK5、FMヨコハマなどが新たに加わり、iPhoneやパソコンでいろんな局の放送が気軽に楽しめるようになった。これからさらに、ラジオっ子になりそうな予感。