昨日の日曜は、秋川渓谷に紅葉を見に行った。三鷹から武蔵五日市まで一時間ほど電車に乗り、駅前からバスで15分ほど行ったところにある荷田子というバス停で降りる。そこから渓谷の奥の西青木平橋まで行き、川沿いをぷらぷら歩いて駅まで引き返すというルート。
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MacBook Pro Retina 15-inch Late 2013
自宅で仕事に使うMacを四年ぶりに買い替えた。使いはじめて三週間ほど経ち、いろいろ落ち着いてきたので、使用感などについてまとめてみようと思う。
新しく導入したのは、2013年秋に発売されたMacBook Pro Retinaディスプレイ15インチモデル(2.3GHzクアッドコアIntel Core i7、メモリ16GB、SSD512GB、キーボードをアップルストアでUS配列にカスタマイズ)。ほぼ同時に、通信&バックアップ環境も2013年6月に発売されたTime Capsule 2TB
に入れ替えた。
前に使っていた2009年モデルのMacBook ProからTime Capsule経由でデータを移行した直後は、スリープ時にTime Machineバックアップがうまく動作せず、Mac側でTime Capsuleの認識が外れてしまう謎の現象が起こったのだが、アップルのサポートのアドバイスで、Time Capsuleの初期化と省エネルギー設定の変更(「Wi-Fiネットワークアクセスによるスリープ解除」のチェックボックスを外す)をしたところ、それも解消。今は何の問題もなく、快適に使えている。
形にする
この間からずっと自分の中でつっかえて手が付けられないでいた作業に、昨日あたりから、ようやく取り組めるようになってきた。形にするとしてもあと一年くらい先の話なのだが、まずは自分の中でイメージが固まりつつあることに、ちょっとほっとする。
ずっとつっかえて悩んでいたのは、たぶん、確信が持てなくなっていたからだと思う。「‥‥そこまでして、それを形にすることに、意味があるんですか?」‥‥同じような言葉を何度も何度も浴びせられているうちに、自分の中でも揺らいで、わからなくなってしまっていたのだ。
それでもやっぱり、立ち向かうしかない。
これを形にすることに意味があるかどうかなんてわからないけれど、形にしなければ、意味があるかどうかさえ確かめられない。大切にしていることを伝えるために、今の自分にできる一番いい方法で、形にする。意味があるかどうかを判断してくれるのは、それを手に取ってくれた人だ。
それでいいのだ、と思う。
旅と居場所
すっきり晴れた、気持ちのいい日和。こまごましたものを買う用事があって、午後、吉祥寺までぶらぶら歩いていく。
歩きながら、頭の中にくりかえし浮かんでくるのは、一昨日のクーデルカの写真展と、図録に書かれていた彼の言葉。無国籍の身の上で流浪の旅を続けながら写真を撮っていた彼は、自分の居場所だと思える場所を見つけてしまわないように、必死に耐えていたのだという。はたしてそれは、いかほどの苦しみだったことか。
僕はかつて、いろんな場所を旅しながらも、心のどこかで、ここは自分の居場所だと思える場所に出会えることを望んでいた。そしてラダックという場所と巡り会い、かけがえのない時間をそこで過ごした。でも、それができたのは、僕にとってのもう一つの居場所、生まれた国である日本という場所があったからなのだと、今はわかる。僕はたまたま、恵まれていたのだ。今の自分があるのは、実力でも何でもなく、たくさんの幸運に支えられていたからにすぎない。
自分を支えてくれていた幸運を、おろそかにしてはならないな、とあらためて思った。