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「“旅”が始まったばかりの国、バングラデシュ」

ダイヤモンド・ビッグ社の「地球の歩き方」編集部のサイトで、今年二月に行ったバングラデシュの取材レポートを遅まきながら連載していくことになりました。これから十月頃(「地球の歩き方バングラデシュ」の改訂版が発売される時期)までかけて、全部で四回に分けて掲載されていくそうです。これに合わせて写真を選び直し、文章も新たに書き起こしました。サイトのデザインがやや古いため見づらく感じられるかもしれませんが、写真は一応Retina対応にしてもらっているので、ある程度はディテールも見られると思います。

タイトルは「“旅”が始まったばかりの国、バングラデシュ」。まだ観光というものが未発達な、でも、だからこそ感じることのできるバングラデシュの魅力と奥深さを、門外漢ながら伝えていければと思っています。

海の日の江ノ島

モーターボート乗り場
昨日は海の日だったからというわけではないのだが、長い時間を費やした大仕事も終わったし、いつのまにか夏だし、海でも見に行くか、と思って、ひさしぶりに江ノ島へ。泳いだりしたわけではなく、ただ、ぶらぶらと。

「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」

「撮り・旅!」撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち
編者:山本高樹
定価:本体1600円+税
発行:ダイヤモンド・ビッグ社
B5判128ページ(オールカラー)
ISBN978-4478046159

「旅」と「写真」という切っても切れない関係にあるものをテーマにした新しい本が、まもなく発売になります。写真を撮らなくても旅はできるかもしれないけれど、旅の中で風景や人々や出来事に出会い、心がふわっと揺れた時にシャッターを切ってゆくと、その人の旅はもっと豊かで深いものになります。今やすっかり手垢のついた「絶景」という言葉などではとうてい括ることのできない、旅人たちが目にしてきた世界のありのままの姿、彼らの「旅」そのものが、凝縮された一冊です。

見本誌出来

朝、宅配便で「撮り・旅!」の見本誌が届いた。

慎重に梱包を解き、本を一冊取り出す。カバーと帯、クラフト紙の表紙、微塗工紙の本文紙、肝心の印刷の具合を確かめながら、1枚ずつページをめくっていく。特に問題はないようだ。よかった。ほっとした。うれしいというより、とにかくほっとした。

ほっとしたら、力が抜けた。それから一日、何もする気が起きず、腑抜けのようになって過ごした。終わった。終わったんだな。

作戦会議

午後、「撮り・旅!」の色校の入った包みを抱えて、千駄ヶ谷にあるデザイナーさんの事務所へ。中に入ると、打ち合わせスペースには出版社の担当編集さんの他、印刷所の担当者の方々が四人も。デザイナーさんたちを加え、計八人での打ち合わせ。

今日の打ち合わせは、デザイナーさんからの提案。単に色校に個別の写真への指示をつけて戻すより、全員で集まって意見の擦り合わせをして、この後の印刷にあたっての方針を確認しておいた方がより確実ということで、こういう場を設けることになった。面付けした色校を広げたワーキングテーブルを大勢で囲んで、ここはどうだ、あそこはどうする、と話し合っていると、何だかラスボスとの最終決戦に臨む作戦会議をしてるような気分になった。脳内BGMはおなじみのこれ(笑)。

それにしても、ここに至るまで、若干の余裕を持たせたスケジュールにしておいて、本当に助かった。来週明けにもう一度、一部のページの色校を出し直して確認することになったが、それで問題なければ、今度こそ校了だ。いよいよ、本ができあがる。