昨日の夕方は、三鷹のデイリーズで開催された、アン・サリーさんのライブを聴きに行った。2020年1月に同じ会場で開催されたアン・サリーさんのライブに参加して以来、三年ぶり。会場はぴっちり満員で、百人以上は入っていたと思う。
ギターの羊毛さん、トランペットの飯田玄彦さん、そしてアンさんの三人による二時間ほどの演奏は、本当に素晴らしくて、時に我を忘れるほど引き込まれた。ゆらめくように繊細なリズムとメロディと、アンさんがあと三人くらいいるのではと錯覚しそうほど多彩なハーモニーを感じさせるボーカル。アンさんのオリジナル楽曲はもちろん、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides, Now」やキャロル・キングの「So Fa Away」を羊毛とおはなバージョンのアレンジで聴けたのもよかったし、個人的に好きな「僕らが旅に出る理由」や「銀河鉄道999」を聴けたのも嬉しかった。あと、MCが自由すぎて、めっちゃ笑わせてもらった(笑)。
あらためて思ったのは、月並みな感想だけれど、生演奏のライブはやっぱり違うなあ、ということ。同じ空間を共有して、音とともに空気の震えや熱気を肌で感じて……。動画配信では伝わらない決定的なもの、ライブだからこその愉しみと喜びがあるのだなあと、思い出させてもらった気がする。
これからはまた、もっと気兼ねなく、あちこちのライブに顔を出せるようになるといいな。