Tag: Gourmet

いつもの味

昼、東小金井へ。今年初のインド富士で、ブリと大根のカレーのおひる。ここの魚カレーには不思議な甘味があって、本当においしい。その後は、立川のオリオンパピルスをひさしぶりにぶらつき、西国分寺のクルミドコーヒーで一服。帰りしなに、クルミドのコーヒー豆を購入。

最近、好きな喫茶店やカフェでコーヒー豆を買って、家で淹れて飲むということを楽しんでいる。我ながら優雅な楽しみ方だな(笑)。どの店のコーヒーもそれぞれ独特で、とてもおいしい。

でも、そうして飲んでる中であらためて気付くのは、いつも飲んでる地元三鷹のまほろば珈琲店のコーヒーのすごさ。何というか‥‥僕みたいな普通の人間が、特にテクニックを弄することもなく、ごく普通にドリップして、それであの味が出るというのは‥‥ほんと、ハンパない安定感だ。

当たり前のように、いつもの味のコーヒーが買えて、家で飲めるという恵まれた環境。ありがたいなあと思う。

音楽と牡蠣の夕べ、再び

昨日は、のんびりした休日だった。

昼、前から気になってた中目黒のファイブスターカフェという店に行き、マレー風ブラックカレーのおひる。その向かいにトラベラーズノートの路面店を見つけてぶらついたり、そのまま代官山まで歩いていって、旅行書コンシェルジュの森本さんにご挨拶したり。そこから恵比寿までの道の途中、お気に入りの喫茶店ヴェルデに寄ってコーヒーを飲み、家飲み用に深煎り豆も購入した。

夕方からは、品川グローリア・チャペルで開催された羊毛とおはなのライブへ。教会という会場にふさわしく、ストリングスも加わったバンドでの素晴らしい演奏に聴き惚れた。三年ほど前、恵比寿ガーデンプレイスでのフリーライブで彼らの歌を初めて生で聴いた時のことを、なぜかまざまざと思い出した。

ライブの後は、品川駅のグランドセントラル・オイスターバーで牡蠣三昧。たぶん今季は、これで最後だろうな。牡蠣の季節が終われば、もう春だ。

戦いすんで日が暮れて

午後、吉祥寺で取材。月曜から連日続いていた怒濤の取材ウィークも、ようやく一段落。もちろん、これから原稿(17本‥‥!)を書かなければならないのだが、まずは、どうにか無難に取材を終えることができて、ほっとした。

戦いすんで日が暮れて、帰りに旅人の木でラーメンを食べようと思ったら、お店の様子が変。見ると、つい先日、閉店したのだという‥‥。がーん。正確には、杉並あたりの別の場所に移転する予定とのこと。昔からずっと好きな店だったし、吉祥寺から家に帰る途中のちょうどいい場所にあったので、重宝していたのだが‥‥。あれだけ最寄り駅から遠いと、やっぱり集客が厳しかったのかな。それでも九年間続いたというのだから、たいしたものだと思うが。

自分が好きなお店には、足繁く通って応援しなきゃな。あらためてそう思った。寂しいなあ。

鎌倉・横浜日帰り旅

今朝はちょっと早起きして、電車に乗って鎌倉へ。小町通りで旅音さんとマンブリーズさんが開催中のスーベニア・ワンダーランドに顔を出す。チビオト君も元気そうで何より(笑)。並んでる商品もすごく魅力的なのだが、文字通り早い者勝ちなので、気になる人は早めに行った方がいいと思う。

おひるはひさびさにディモンシュで、ムケッカと深煎りマンデリン。夏葉社さんの「冬の本」をぱらぱらと読む。今日の店内は、四、五人連れの高校生のグループがやけに多くて、全員揃ってオムライスをぱくついていた。ブラックコーヒーのうまさがわかる年頃になったら、もう一度この店に来るといいんじゃないかな(笑)。

再び電車に乗って、今度は横浜へ。横浜美術館で開催中の写真展「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」を、たっぷり二時間近くかけて鑑賞。‥‥すごい。展示点数も構成内容も、まさに圧巻。横浜美術館の本気を見た。キャパについてはいろいろ思い入れがあるので、明日またあらためて書こうと思う。

あたりがすっかり暗くなった頃、電車でひと駅移動して、横浜中華街へ。どこかで晩飯を食べようと、まったくのノープランでぶらぶら歩き回る。結局、きらびやかすぎず、うらぶれすぎずという感じの店に入り、カニ肉あんかけチャーハンとエビ蒸し餃子、ビールを注文。ちゃんとおいしかった。というか、あれだけライバル店がひしめいてたら、中途半端な味だとやっていけないだろうし。

丸一日、ずいぶんな移動距離になったけど、いろんな人に会えたり、見たかったものを見たり、おいしいものを食べたりで、いい休日になった。満足。

節目の味

昨日の夜は、書籍校了後の恒例、李朝園での打ち上げ。DTP作業でお世話になった中村さんやたかしまさんを交えた、楽しい宴になった。

李朝園、あいかわらずの、飾らない、でも安心のうまさ。熱い七輪の上でジュワジュワ焼けた肉を頬張ると、「あー、また一冊、終わったなあ」としみじみ思う。そういう風に自ら習慣付けたからだけど(笑)、僕にとって李朝園の焼肉の味は、本づくりの仕事が一つ終えたことを示す、節目の味になった。

今年は、あと何回、この味を楽しめるかな。一回か、二回か‥‥。