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ドナドナ

午後、三鷹駅改札で、昔の職場の後輩と待ち合わせ。僕の家で要らなくなった古いテレビを引き取ってもらうことにしたのだ。駅まで運ぶ途中でどこかにぶつけて壊すわけにはいかないので、周囲をプチプチでくるんで、慎重に運んだ。

思い返してみると、僕は今までにも、結構いろいろな電化製品を知り合いにドナドナして引き取ってもらっている。今の家に引っ越してから電話回線の相性で動作しなくなったファクス複合機とか、新しいソフトが動作しなくなったので見限ったPowerBook G4とか‥‥。どれもこれも、Twitterでぼそっと呟いただけで引き取り手が現れたので、こちらとしては大助かり。電化製品は購入から五年が過ぎると買い取り価格がゼロに等しくなってしまうし、リサイクル費用もバカにならない。僕も、長年使ってきたものがゴミとして廃棄されてしまうより、欲しいと言ってくれる知り合いの手に渡る方が、ずっとうれしい。

今回ドナドナされていったテレビは、DVD再生専用機として第二の人生をスタートさせるのだという。達者でな。

地デジ化

二日前にネットで注文したテレビが届いた。今まで使っていたテレビは、たしか日韓ワールドカップのあった年に買ったやつだから、かれこれ八年ぶりに買い替えたことになる。

このタイミングで買い替えを決断した理由はいくつかある。画面の上下の黒帯に「アナログ放送はもうすぐ終了するから、早く買い替えな」という字幕がずっと表示され続けるのにうんざりしていたし、エコポイントの支給額が12月から半減してしまうというのもあった。シャープからLEDバックライトを搭載した26V型モデル(LC-26DZ3S)がちょうど出たばかりというのも、理由の一つ。懸案だった古いテレビのリサイクル費用の問題も、昔の職場の後輩が引き取ってくれることになったので、あっさり解決してしまった。

それでも、どちらかというと後ろ向きな理由で買い替えてしまった気分だったのだが、新しいテレビをセッティングして電源をオンにしたとたん、あまりにも鮮烈な映像に、ひっくり返りそうになった。家電量販店の店頭で実機をチェックしてはいたけれど、あらためて自分の部屋で見比べてみると、その画質の差に驚かされる。たとえ映し出されているのがミヤネ屋であっても、だ(笑)。

これは、解像度で三倍以上の性能差があるからだけでなく、アナログ放送と地上デジタル放送のクオリティの差もあるからだろう。実際、アナログモードに切り替えてみると、ぼんやり、もやもやした映像に見えてしまう。伊達に地デジ化を推進していたわけではないのだな、と、今さらながらちょっと感心してしまった。これを見てしまうと、もうアナログには戻れない。

まあでも、女優や女子アナは、日々のお肌のコンディションまで鮮明にモニタリングされることになるわけで、大変だろうなあとは思う(笑)。

機種変更

今日はひさしぶりに自転車で遠乗りしようと思っていたのだが、あいにくの曇天。雨になるという予報だったので、あきらめて、新宿に出かけることにした。二年前に買ったiPhone 3Gを、iPhone 4に機種変更しようと思ったのだ。

本当ならアップルストアで購入したかったのだが、一括払いにすると多少はポイントがつくというので、ヨドバシカメラに行く。iPhone 4の在庫はあるということだったので、さっさと手続きしてもらおうと思ったら、店員が妙なことを言いはじめた。なんでも、今、ヨドバシでiPhoneを買う時は、ワイヤレスゲートというWi-Fiサービスへの加入が必須になっているというのだ。

「いや、そんなの必要ないです」と言うと、「とりあえず今は加入していただいて、明日電話で解約してもらってもいいので」という。‥‥そんな手続きに何の意味が? で、差し出された加入手続きの書類には、クレジットカードの番号を書く欄が。「僕、クレジットカード持っていませんよ。今日も一括払いにするつもりで来たし」と伝えると、店員は「あっ‥‥じゃ、これは加入しなくていいです」と、書類を引っ込めてしまった。

‥‥別にたいしたことではないけれど、軽くだまされかけて、軽くバカにされたような気分になった。まあ、しょせんその程度のレベルの店だったということだ。

そんなことはともかく、購入して家に持ち帰ったiPhone 4は、なかなか素敵なデバイスだった。画面表示が段違いに綺麗で、動作速度も圧倒的に速い。今まで使っていたiPhone 3Gは何だったんだと思えるくらい。たった二年間で、テクノロジーはこれだけ進化するものなのか。

部品交換

午前中に、荷物が届いた。先週注文しておいた、ワークチェアの部品だ。

僕が使っているワークチェアは、ヴィトラ社のイプシロンというモデル。十年近く前に購入したものだが、座り心地とリクライニング機能がすこぶる快適で、ずっと愛用し続けてきた。ところが最近になって、床に接するキャスターの部分が劣化してボロボロになり、このまま使い続けるのが難しくなってしまったのだ。

イプシロンはもう製造中止になっているし、修理するのは難しいかもしれない‥‥とあきらめかけていたのだが、ダメもとで販売元にメールで問い合わせてみると、キャスターの部品だけ交換用の在庫がある、との報せ。ラッキー。一個500円のキャスターを五個交換して、無事にイプシロンを蘇生させることができた。

ついこの間は、ラダックで酷使して擦り切れてしまったG-SHOCKのベルトをネットで検索しまくって発見し、首尾よく入手して交換することに成功。ワークチェアにしろ時計にしろ、長年愛用してきたものを甦らせて使い続けられるというのは、何だかうれしい。

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アッバス・キアロスタミ監督の最新作「Certified Copy」が、東京フィルメックスで上映されるらしい。観たい!