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Beats by Dr. Dre Tour v.2

Beats by Dr. Dre Tour v.2 iPhone用のイヤフォンは、ここ数年、アップル純正のIn-ear Headphonesを使っていたのだが、長い間の酷使でかなりくたびれていて、この間のタイ取材で断線寸前の状態になってしまった。ちょうどiPhone 6に機種変するタイミングだし、ついでに買い替えよう、と思って次に選んだのが、Beats by Dr. Dre Tour v.2。ホワイト&レッドのモデルは一番人気でずっと品薄のようだが、アップルストアで注文したら、意外と早く届いた。

イヤフォンで聴く音の良し悪しは、そもそもイヤフォン自体が耳にフィットするかどうかという点だけで、かなりの部分を左右されるのではないかと思う。アップルのIn-ear Headphonesもけっして悪くはなかったが、僕の耳にはフィット感が今ひとつ完璧ではなく、つけているうちに微妙に浮いてきたり、頭を動かしたはずみにずれてしまったりすることがあった。そうなると当然、音の聴こえ方も違ってくる。

Beats by Dr. Dre Tour v.2には、イヤーチップが4種類も用意されているし、耳たぶで安定させるためのウイングチップも3種類ある。これだけ選択肢があれば、ほとんどの人の耳にフィットする組み合わせを見つけられるだろう。僕は標準的なMサイズのイヤーチップとウイングチップにしているが、つけた時の安定感は申し分ないし、遮音性も素晴らしい。装着が安定しているので、低音の豊かなふくらみも、スコンと気持ちよく響く高音も、存分に堪能できる。おかげで、もうすでに何度か電車を乗り過ごしそうになった(笑)。

イヤフォンの微妙なフィット感に悩んでいる人には、個人的にかなりおすすめできる製品だと思う。店頭で試聴してみたら、「‥‥こんな風に聴こえるんだ!」と、結構びっくりするんじゃないかな。

極北の風

今回のアラスカ取材では、いつも行き当たりばったりな僕にしては珍しく、かなり周到に装備を吟味しながら準備した。撮影機材はもちろんだけど、それと同じくらい慎重に検討したのが、防寒具やテントだった。

二年前に母の付き添いの団体旅行でデナリ国立公園を訪れて、短いハイキングに参加した時、特に強く印象に残ったのは、風の冷たさだった。朝晩はともかく日中はそれほど気温は低くないはずなのだが、とにかく風が、氷のように冷たい。原野で吹き晒されると、体温をごっそり奪い去られてしまう。中途半端な装備で臨むとつらい思いをすることになるのは目に見えていた。

服はもこもこのダウンジャケットではなく(薄い布地だと灌木の枝にひっかかって破れやすい)、ゴアテックスのハードシェルの下に薄手のインナーダウンとソフトシェル、足はトレッキングパンツの下にタイツ。ニットキャップや手袋など、身体の末端を保温するものも重要だ。テントも風に強いしっかりしたタイプをと、アライテントのエアライズを選んだ。寝袋はひさしぶりに、冬のラダックやチャダル・トレックで使った厳寒期用のものを持ち出したが、十二分に役立ってくれた。

それにしても、ワンダーレイクを吹きすさぶ風は、どうしてあんなに冷たいのだろうか。国立公園の入口あたりとは、同じような天気の日でも、風の冷たさがまったく違っていた。あの大きな大きな山‥‥デナリに近づけば近づくほど、風も冷たくなるのかもしれない。わからないけど。

子供とゲーム

この間、安曇野で会った甥っ子1号の最大の関心事は、「ゲーム」だった。

「最近、面白いなあと思うことは?」「ゲーム」「今、欲しいなあと思うものは?」「ゲーム」

1号自身は、ゲームを持っていない。妹一家は、子供たちにはゲームはやらせない教育方針なのだという。子供にゲームをやらせるかどうかというのは人それぞれだし、どちらも決定的に間違っているとはいえない。良作のゲームが子供の情操や感性に良い影響をもたらすこともあるし、節度なくやらせてしまうことで悪い影響をもたらすこともあるだろう。

ただ個人的には、ゲームに興味があるのに買ってもらえない子供たちは、かなり肩身の狭い思いをしてるだろうなと思う。妖怪ウォッチとかの人気ゲームやグッズを持っている友達に、「それ‥‥やらせてもらってもいい?」と聞かなければならない時に毎回抱く、子供としてはこれ以上ないほど卑屈でつらい気持も、ゲームをやらせない方針の親はきちんと理解して受け止めてやるべきだ。

ちなみに僕は甥っ子1号に、こんな風に言ってやった。

「そんなにゲームしたいんならさ、ママとパパに交渉してみたら? 学校の勉強をがんばるから、ゲームを買ってくれって。学校の成績が何点より下になったらゲームを取り上げられてもいいからって」
「えー。ぼくはちいさいから、がっこうのせいせきとかあんまりかんけいないんじゃ。じゃからゲームかってほしい」

奴にはまだ、交渉事は早すぎるようだ(苦笑)。

増税とテント

終日、部屋で原稿に取り組む。ややこしい部分にさしかかったが、乗り越えないことには先がない。

気がつけば、三月も今日で終わり。明日からは消費税が8%に上がるらしい。巷では増税前の駆け込み需要でにぎわってる店もあるようだが、僕もご多分に漏れず、ちょっと前に増税に踊らされてきた(苦笑)。

一週間ほど前に注文して取り寄せたのは、アライテントのエアライズ2。フライシートはフォレストグリーン。テントの中では定番中の定番モデルらしい。ラダックでトレッキングをくりかえしていた頃からずっと目を付けてはいたのだが、何しろラダックでは知り合いがまあまあ具合のいいテントをいつも貸してくれていたので、ついつい購入を後回しにしてしまっていた。でも、今年の夏はアラスカで一週間キャンプを張るからどのみち必要になるので、増税前に決断したというわけ。

実際に手に取ってびっくりしたのは、その軽さと嵩の小ささ。最近のテントってこんなにコンパクトで軽いのか‥‥。ラダックの知り合いには悪いけど、あっちで借りてたテントの半分くらいの重さという印象。これよりさらに軽い最先端モデルとかもあるんだろうな。素材と技術の進化ってすごい。

しかし、テントを手に入れたはいいものの、屋外はもちろん、部屋の中でも展開してみる暇がないほど、今は仕事に追いまくられているのであった。シームコートも塗らなきゃならないのに‥‥やれやれ。

お茶とコーヒーの道具

昨日、ひさしぶりに九品仏のD&DEPARTMENTに行って、コーノ式名門ドリッパーセットを買った。

自分でコーヒーをいれるようになって十年ほど経つが、当時から、ドリッパーとサーバーはずっとコーノ式。長年の使用でだいぶくたびれてきて、特にドリッパーにはコーヒーから出るガスの影響か、ひび割れが外側に達するほど目立つようになった。「ある日突然割れますよ」という友人からの忠告もあり、さすがにそうなると困るので、だったら前からずっと欲しかった、桜の木のハンドルがついたセットに買い替えちゃおう、と思ったのだ。

そんなわけで、今朝起きてコーヒーをいれる時は、本当にうっきうきだった。我ながら単純だなあと思うのだが、こういう普段使いの道具がすっきり整うと、気持もすかっと晴れやかになる気がする。ちょっと前に「北欧、暮らしの道具店」で買ったハリオのティーピッチャーも、家で紅茶や日本茶をちゃんといれて飲む楽しみを、あらためて思い出させてくれた。

お茶の道具も、コーヒーの道具も、それがなければどうにも生きていけないというものではないけど、あると気持を穏やかにしてくれる。必要なさ過ぎるものをありあまるほど持ちたいとはまったく思わないが、こんな風にちょこっと気持を豊かにしてくれるものなら、あってもいいんじゃないかな。はー。紅茶おいし。