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メガネの買い足し

冷たい風が吹きすさぶ日。でも、日射しは心なしか、ちょっとだけ暖かい。

午後、歩いて吉祥寺へ。商店街にあるチェーンのメガネ屋で、新しいメガネを作る。レンズ込みで4900円。このクラスのメガネを作るのは二度目だが、ひと昔前には考えられなかったような安さだ。僕のようにメガネなしでは生きていけない人間には、この値段でメガネをまるっと作れるというのは、確かにありがたい。

こういうメガネは、普段家にいる時のほかに、自転車に乗ったり山歩きをしたり、海外に旅に出たりする時に役立つ。何かのひょうしにぶっ壊れたとしてもさほど惜しくない値段だし、意外と頑丈だからだ。で、国内で取材の仕事がある時や、人に会う用事がある時には、もうちょっとお高めのちゃんとしたメガネをかける。そうやって何個かのメガネを目的に応じて使い分けるのが、メガネを長く使うコツだと思う。一つのメガネを連続して酷使し続けると、すぐにへたってダメになってしまうから。

ちなみに、そうやって数個のメガネを所有して使う場合、まとめて並べて収納しておけるケースがあると便利だ。僕はこの間、LA VITA IDEALE メガネ&ウォッチケースなるコレクションケースを買ってみたのだが、大きさもほどほどだし、造りも値段の割に安っぽくなくて、ちゃんとしている。メガネのヘビーユーザーの同胞の方々にはおすすめだと思う。

戻ってきた音楽

オンキヨーのネットワークCDレシーバーCR-N765とスピーカーD-112EXTを自宅に導入して、三週間ほど経った。結論としては、思い切って買い替えてみて、本当によかったなと思う。

まず、CR-N765は単体でradikoが使えるので、その時の気分で好きなラジオ局をよりどりみどりに選んでノイズレスで聴けるようになったのが、うちの環境には本当に大きかった。おかげで、部屋にいる時は、ほぼずっとラジオをかけるようになった(執筆作業の時は無音にして集中するけど)。アルバムをちゃんと聴きたい気分の時はCDを、ちょっとものぐさな気分の時はApple TV経由のAirPlayでiTunesのプレイリストをかけ流しにする。いろんな方法を選べるようになったので、日々の時間の隙間にぴっちりと音楽が埋まっていった感じだ。

D-112EXTが出す音の解像感の高さは、音量をごく小さく絞った時にも際立って感じられる。夜の遅い時間に、近所迷惑にならないように本当にかすかな音で、おとなしめのジャズやボサノヴァをひっそりとかけると、心身がふわりと解きほぐれていく気がする。

何だかすっかり嬉しくなって、最近は、もう何年もご無沙汰だった、昔買ったCDを発掘してはかけてみて、「こんな音だったのか〜」と驚いたり、「うわ〜懐かしい〜」と和んだりしている。仕事以外の時間を、前よりもずっと豊かな気分で過ごせるようになったのは間違いない。

音楽が、生活の中に戻ってきた。

錯覚

この間、ネット通販でフェローズのバンカーズボックスを買った。仕事関係の資料、特に海外取材で手に入れるパンフなどは簡単に捨てられないのでたまる一方だし、テントやマットレスといったアウトドア道具もかなりごちゃごちゃ増えてきて、置き場に困っていたのだ。

バンカーズボックスは組み立ても簡単だし、容量も、強度も十分。とりあえず目につくものをかたっぱしから放り込んで、部屋の隅に3箱積み上げてみたが、見た目も白くてしゅっとしたデザインなので、違和感がない。普通のダンボール色の箱だったら、引っ越し直前みたいな雰囲気になっちゃうし。

それまで雑然としていた部屋の中が一気に片付いたので、すっきりしたなー、と、ちょっといい気分になっていたのだが、冷静に考えると、部屋にあるものが減ったわけでもなんでもなくて、単に箱に放り込んで、目につかないようにしただけなのだった。錯覚というか、問題の先送りというか(笑)。まあ、いいか。

オンキヨー CR-N765

crn765自分の部屋で音楽を聴くのには、かれこれ14、5年くらい、ボーズのWave Radio/CDという一体型オーディオを使い続けてきた。古い割に音質は優秀だったし、ラジオを聴いたりする分には何の不満もなかったけれど、iTunesで購入したダウンロード音源を手軽に聴いたりはできないので、その辺、もうちょっとどうにかならないかなとは思っていた。

で、そのうち、ラジオを聴くのにも問題が出てきた。各社の放送がスカイツリーからの発信に移行した頃から、急にノイズがひどくなったのだ。うちの部屋の位置がスカイツリーと相性が悪かったのだろうが、執筆以外の仕事の時間にかけ流しておくラジオは僕にとってかなり大事なので、何とかしなければならなくなった。

自分に必要なオーディオの機能を挙げてみると、こんな感じになる。

間違えまくる店員

週明けにネットで注文した、オンキヨーのネットワークCDレシーバーが今日になって届いた。スピーカーは、ネットで買うよりもヨドバシの方がポイントの分だけ得のようだったので、夕方、歩いて吉祥寺のヨドバシに向かう。

今回はスピーカーの他に、MacのiTunesにある音源をApple TV経由で出力するための光デジタルケーブルと、ネットワークCDレシーバーのインターネットラジオ機能を使うためのWi-Fiアダプタを買うつもりだった。で、店内に入って、店員さんの一人を呼び止め、こういう用途でスピーカーと光デジタルケーブルとWi-Fiアダプタが欲しいと言うと、

「Apple TVには、光デジタルポートはないですよ。HDMIだけです!」
「いや、ありますよ(だって僕Apple TV持ってるし)」
「えっ? じゃ、ちょっと他の売り場で確認してきます!‥‥‥‥お待たせしました! 光、ありました!」

このあたりは序の口で、この店員さん、僕がApple TVとWi-Fiアダプタを併用する理由について、そもそもの仕組みがよく理解できていないようで、全然違う答えをくりかえしていた。Apple TV経由ではradikoなどの音声は飛ばせない(Macの全サウンドを飛ばす設定にすれば可能だが、そうするとたぶんメール着信音まで飛んでしまう)のだが、オンキヨーの製品にはインターネットラジオ機能がついてるから、それを活かすためにWi-Fiアダプタを使うのだけれど。

で、最後に店員さんがレジにスピーカーの箱を運ぼうとしていた時、

「店員さん、それ、型番同じだけど色が違う! 僕がほしいと言ったのはブラックの方!」

危ないところだった。ヨドバシは、たとえ店員のミスで商品を取り違えたとしても、客が自ら返品交換に持ち込まなければならないのだ。昔、イヤフォンのイヤーピースを買った時にそういう羽目に陥ったことがあるが、こんな重たいもので同じ目に遭うのはさすがに困る。

みんながみんな、こんな感じではないとは思うけど、職場が職場なだけに、もうちょっと、知識と慎重さを、よろしくです。