Tag: Goods

ラバーラを買う

一昨日と昨日は、仕事や用事で、日中ずっと出歩いていた。月曜は昼から六本木でラジオ番組の収録。火曜は朝から確定申告をしに税務署へ(待ち時間が長すぎて死んだ)。夕方に新宿で打ち合わせ。さすがにちょっと疲れた。

そんな中、月曜の午後は、三越前にある木屋にまな板を買いにも行った。ここ七、八年使っていたのは小ぶりな木のまな板なのだが、端からのカビの侵食が結構きつくなってきたので、買い換えることにしたのだ。もともとネット通販で買おうとしていたものの、在庫切れで再入荷の見込みが立たずキャンセルになり、木屋に行けば在庫があるのではと思って、行ってみた次第。首尾よく入手し、仕事用のショルダーバッグのPC収納スペースにぴったり収めて持ち帰った。

今回買ったのは、ゴム製の抗菌まな板、ラバーラの小サイズ。実際に使い始めてみると、適度な重さで、表面にはゴム特有の弾力もあって、予想以上に使いやすい。木屋特製のバージョンなので、片面には野菜、もう片面には魚のマークがあって、切る食材によって面を使い分けられるのもいい。

調理用品というのは、それなりに品質のよいものを使うに越したことはない、と思う。愛着も湧くし。このラバーラも、大事に使っていこう。

———

リチャード・ブローティガン『アメリカの鱒釣り』読了。作家や作品についてほぼ何の予備知識もなく、題名から「ヘミングウェイの短編みたいな釣魚ものの小説かエッセイかな」と思いながら読み始めたら、良い意味で裏切られた。風変わりな比喩に彩られた、妄想の域にまで達している言葉の奔流の中に、歪で物悲しい当時のアメリカのリアルが漂っている。藤本和子さんの訳とあとがきも素晴らしい。他の誰にも書けない、稀有な一冊。

iPhone Airに機種変

二年ぶりに、iPhoneを機種変した。iPhone 15 Plusから、iPhone Airへ。

iPhone Airは、とにかく薄くて、軽い。15 Plusがでかくて重いモデルだったから、手に感じる重さが全然違う。今回もNOMADのレザーケースを入手して装着しているのだが、見た目はシャープだし、手の中での馴染みもいい。気に入った。

薄さとのトレードオフで、バッテリーの持続時間やカメラの性能が低めと言われているが、僕はそもそも屋外でそんなにiPhoneをいじくらないし(主に紙の本を読んでいる)、カメラはそこそこ写ればいいし(ガチで撮る時はニコンを持ち出す)、性能的にはiPhone Airに何の不満もない。薄く軽くしてもらえて助かっている。今後もこのラインは継続してほしいなと思う。

今回はキャリアの買い替えプランに合わせて二年で機種変したのだが、最近はモデルチェンジごとの性能差もそこまでないし、バッテリーが劣化しなければ五、六年は余裕で使える。もう、シャカリキにスマホを売りさばくべき時代ではないような気もするのだが、どうだろうか。

エアコン交換

自宅のマンションのエアコンを、新しいものに交換した。

これまで使っていたエアコンは、かれこれ十数年前からのもので、壊れてはいないがそれなりに老朽化していて、そろそろやばいのでは……と思っていた。災害級の酷暑が続く夏のさなかに、急にエアコンがご臨終になってしまったら、たまったものではない。同じような需要が立て込んでるだろうからすぐには交換できないだろうし、待つ間はどこで暮らせばいいのやら。なので、家族で相談して、壊れる前に先んじて新品に入れ替えてしまおう、と決めた次第。

依頼した設備交換サービスは、古いエアコンの型番や設置状況を写真に撮って送るだけで、見積もりを出して設置のスケジュールを決めてくれる。対面で対応する必要があるのは、担当のエンジニアの方が来る交換作業当日(つまり今日)だけ。作業完了後に支払いをすればすべて完結。交換作業自体も一時間半くらいでさくっと終わったので、ほっとした。

使いはじめた新しいエアコンは……効く。冷房、むっちゃ効く。部屋の中が底冷えしてくるくらいに。とりあえず、暑さ対策はこれで万全だが、今度はうっかり寝冷えして風邪をひいたりしないようにせねば。

———

楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』読了。大食らいで奔放な日本人作家、千鶴子と、完璧で謎めいた台湾人通訳、千鶴の、一年にわたる昭和初期の台湾での日々。二人の会話を主体にした文体は、ラノベを思わせる軽やかな語り口だが、随所に当時の台湾の生活文化が緻密に描かれていて、特に台湾各地の食べ物の描写は、読んでいて本当におなかが空く(笑)。

統治する側とされる側の越えられない溝、ひたひたと迫り来る戦争、当時の女性たちの不遇な立場など、物語の根底にあるテーマはずしりと重い。それらはある意味、今のような時代にこそ、あらためて考えてみるべきテーマでもある。台湾を再訪する前にこの本を読むことができて、よかった。

新しいバックパックで


書籍の作業が少し落ち着いたので、今日は平日休みにして、今年初の山歩きへ。おなじみの陣馬山から高尾山までの縦走コース。空は、完璧なる快晴。数日前の雨でトレイルはぬかるんでるかも、と思っていたが、明け方に氷点下まで下がった冷え込みのおかげで、湿った地面のほとんどは凍って霜柱になっていた。

ざくざくっ、と靴が霜柱を踏む音。コココココッ、とキツツキが木の幹をつつく音。時折、尾根の上を、氷のように冷えた風が吹き抜ける。冬の低山ならではの心地よさだな、と思う。こういう気候が、やはり性に合うのかもしれない。

マキネッタ世代交代

五年ほど前、相方の友人の方から結婚祝いにいただいた、ペゼッティのマキネッタ。手軽にエスプレッソをいれられるのですっかり気に入って、毎日のように愛用していた。ただ最近になって、おそらく耐熱シリコンのパッキンの劣化などによって、うまくコーヒーをいれられなくなってきていた。あまりメジャーな品番でもないようで、Webで検索して探しても、交換パーツを扱っている店が見当たらない。残念だが、棚の奥に引退してもらって、新しいマキネッタを手に入れることにした。

新たに選んだのは、ビアレッティのヴィーナスというマキネッタ。耐久性の高いステンレス製で、構造や仕組み、使い方は前のペゼッティのとまったく同じ。割とメジャーな品番のようで、スペアパーツの調達にも困らなさそうだ。今回はカッパーとシルバーのツートンカラーのものにしてみたのだが、届いた実物はなかなか良い佇まい。またしても、すっかり気に入ってしまった。

豆を挽いてペーパードリップで美味しくいれるコーヒーも好きだけど、マキネッタで気軽にさくっとエスプレッソをいれるのも楽しい。僕の仕事日は、コーヒーとエスプレッソに支えられている(笑)。