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人に会うこと

昨日の夜は、綱島のポイントウェザーで、旅音の林さんたちとの旅人飲み会。僕は、あまりにも大人数な飲み会は人見知りがしてしまって正直得意ではないのだが、昨日は少人数でしっぽりと、異国のビールを飲みながらののんびりとした宴。いつもの交遊範囲では話せないような旅のあれこれを話すことができて、とても楽しかった。

そして今日は、昼に三鷹で庄司康治さんとお会いした。デイリーズでおひるをご一緒して、これまた他の人にはまったく通じないような濃い話(たとえば、チャダルの行程上にある洞窟の名前について、とか)をさせていただく。庄司さんはアラスカでの経験も豊富にお持ちなので、この機会にとあれこれ質問させていただいた。お会いするたびに思うのだが、庄司さんの経験値は本当にすごいなあと思う。僕など足元にも及ばない。

ここ数日、気分的にはあまり調子がよくなかったというか、正直かなりしんどい部分もあったのだが、昨日今日とこうした方々にお会いしていろいろ話せたおかげで、だいぶ楽になった気がする。人に会うことは、時にとても力強い後押しを与えてくれる。がんばらねば。

長い付き合い

昼の間、家でタイ関連のゲラチェック。夕方までに一区切りつけて、新宿へ。ラダックの研究をしている文化人類学者の友人、宮坂さんと会う。ひさしぶりに入った陶玄房で、寒ブリの炙り刺や、あん肝ポン酢和え、牛もつと豆腐の味噌煮込などをつつきつつ、よもやま話というか、ほぼ誰にもわからないラダックのマニアックな話で盛り上がる。

宮坂さんとは、かれこれ七年もの付き合いになる。仕事や住んでいる場所の関係で、会うのはほんのたまにだけど、ラダックという大事なものを互いに共有しているという点でも、代え難い友人だ(と僕は勝手に思っている)。考えてみたら、宮坂さんが紹介してくれなかったら、僕はレーのノルブリンカ・ゲストハウスと出会うこともなかったし、僕がラダックで過ごした日々もまったく違ったものになっていただろう。本当に感謝してもしきれないとあらためて思う。

宮坂さんは来年の春から、愛知県にある大学で教鞭を取ることになった。住む場所はさらに離れてしまうけど、そのうち、日本かラダックでまた会えるといいな。

青森のリンゴ

夕方、中目黒のイタリア料理店へ。先日結婚した青森在住の知人の披露パーティーに出席する。

お二人とはジュレーラダックつながりの知り合い。彼は青森、奥さんは山口と、かなりの遠距離交際を三年間続けて、いろんな困難を乗り越えてのゴールインだったそうだ。今は青森に住んでいて、今日のパーティーでも、食前酒が青森産のシードルだったり、メインの肉料理にリンゴのソースが使われてたり、引き出物が青森のリンゴだったりと、彼ららしい、とても穏やかな雰囲気の宴だった。

帰りの電車の中、iPhoneを取り出そうとバッグのジッパーを開けると、リンゴのいい匂いがふわっと漂ってきた。二人ともお幸せに。

友達の数

この記事を読んでみて、友達の数ということについて、つらつらと。

僕は基本的に、他の人とのコミュニケーションがそんなに苦手な人間ではないと思う。でなければ、初対面の人へのインタビュー取材の仕事なんてできるわけがない(笑)。ただ、人付き合い、友達付き合いがいいかと言われると、正直そんなに活発な人間ではないだろう。たとえば、飲み会など何かの場に誘われたら普通に顔を出すが、自ら何か発案して周囲に声をかけるなんてことはめったにない、とか。友達と呼ばせてもらえるような人は少しはいると思うけど、その人たちとも、そんなにしょっちゅう顔を合わせてるわけではないし。結論としては、友達は少なく、友達付き合いもあまりよくない人間、ということになるのかな。

件の記事によると、世間では最近、友達の数や交友関係の広さがその人の価値を決めると思われるような風潮があるそうだ。でも、気が進まなければ無理して誰かとつるむ必要はないと思うし、そんなことで人の価値が決まるとも思えない。本当の友達というのは、たとえば普段そんなに顔を合わせてなかったとしても、何かあった時にすっと手を差し伸べてくれる人のことだと思う。

誰かとつるんでないと不安でしょうがないという人は、しばらくどこかの国へ一人旅でもしてきたらいいじゃないかと思う。現地からのLINEやTwitterは禁止ということにして。そうすれば、一人で過ごす時間にも価値があることがわかるんじゃないだろうか。

ドナドナ再び

昼、リトスタで、リトスタの元ホールスタッフのまあこさんと会う。彼女が使っていたMacBookが壊れてしまったというので、手元にある古いMacBook Proを譲ることにしたのだ。

前に書いたエントリーでは、岡山の実家にバックアップとしてMacを保管するつもりでいると書いた。でも、そうして使わずにずっと眠らせておくより、身近な知り合いで切実に必要としてる人がいるなら、使ってもらうにこしたことはない。実家でのバックアップは、古いTime Capsuleを持ち帰ればそれである程度大丈夫だし。

今回の話が持ち上がったのは、まあこさんのMacが壊れてしまったのをたまたまツイートで知ったからなのだが、三年前に液晶テレビを昔の職場の後輩に譲った時もツイート経由だったし、ファクス複合機やPowerBook G4なども、それぞれツイート経由で知人にドナドナされていった。Twitterというのは、こういう時に何気に威力を発揮する。

ドナドナされていったMacが、新天地でも活躍しますように。