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ヤマンバ

夕方から入っている取材の前に、少し早めに家を出て、渋谷へ。長い間使っているメガネのシリコン製ノーズパットが片方取れてなくなってしまったので、その補修をしてもらいに。幸い、無料であっという間に付け直してもらえた。

スクランブル交差点にさしかかるあたりを歩いていると、一人の女性が何かのチラシを配っていた。その女性、見た感じはもう結構いい年のようだったが、今時、まさかのヤマンバメイクをしていたので、ぎくっとした。あの特異なメーキャップ法については、個人的には女子高生でもどうかと思うけど、なぜ、その年で‥‥。それじゃ、ヤマンバそのものじゃないか。

渋谷はやっぱり、アウェーだ(苦笑)。

夏の着こなし

昼、電車に乗って都心へ。招待していただいた映画の試写会に向かう。到着が結構ギリギリになってしまったが、どうにか間に合ってひと安心。

観終わって試写室から外に出ると、旅行会社の知人の方にばったり会った。その人は僕を見て、こう言った。

「ヤマタカさん‥‥。け、軽装ですね!」

‥‥確かに(汗)。浮かれた柄のTシャツに、グラミチのクロップドパンツ、ビルケンのサンダル。我ながら、マスコミ試写会に行くにはラフすぎたかなあ、としばし反省。ま、他の服でもラフさには大差ないんだけど(苦笑)。

太陽が眩しかったから、夏の着こなしがしたかったのさ!

お気に入りのジーンズ

昼、編集者さんとの打ち合わせのため、都心へ。うららかな日和だけど、風はまだちょっと冷たいかも。ジーンズに長袖シャツを一枚着て、その上にコートを羽織って出かける。

真夏を除けば、僕は外を出歩く時、七割以上の確率でジーンズを穿く。高価なヴィンテージジーンズにはまったく興味ないけど、一度気に入ったら、同じ型のジーンズを何度も買ったりするたちだ。今までにハマったのは、リーバイスの502XX(レプリカ)と、今も持ってるリーの101Z(これもレプリカ)。で、現在一番お気に入りなのは、去年の秋に買ったフェローズの421SW

フェローズのこのジーンズの何がいいのかというと、デニムの風合いやゆったりした穿き心地もいいのだが、細かいところに遊び心がちりばめられていること。フロントの五つのボタンが全部違う種類だとか、ポケットにネルシャツのようなチェック柄の生地が使われてたりとか、思わず「むふふ」としてしまうディテールがとても気に入っている。

惜しむらくは、「見てみて、このジーンズ、すげーんだよー。ボタンが全部違う種類で、ポケットもネルで‥‥」と言いながらベルトを外して人に自慢しようとすると、間違いなく変態扱いされるということだ。残念。

髪型についての考察

髪の毛がまた長くなってきた。他の人から見たら普通なのかもしれないが、眼鏡の弦の上に髪が触れはじめると、とたんに気になって、散髪したくなる。

僕は自分の髪型については超といっていいくらい保守的で、20代の頃からほとんど変えていない。以前、理髪店で頼んでもいないのにモヒカンにされそうになったことはあったが(苦笑)、ほんとにいつも、一言「短めにしてください」と言うだけ。生まれてこのかた、パーマもメッシュも試したことがない。

このままだと、僕は髪型に何の工夫もないまま、一生を終えることになってしまう。うーむ。こうなったら、一念発起してイメチェンして、金髪の丸刈りにでもしてみるか! インチキくさいITジャーナリストみたいに!

‥‥周囲の友人たちの痛ましいものを見るかのような目線が、容易に想像できる。やっぱやめた(笑)。

感動の再会

一昨日の夜にとりあえず本の草稿が書き上がったので、昨日は気分転換に、一日外に出かけてきた。

まず向かったのは、蔵前のアノニマ・スタジオで開催されていたブックマーケット。良心的ないい本を作り続けている小さな出版社が一堂に会して、それぞれの本を販売するというイベント。思っていたよりもこぢんまりとした展開だったけど、こうして紙の本を作ることに熱意を持って取り組んでる版元さんもまだまだあるんだなあ、とちょっと嬉しくなった。

その次に行ったのは、六本木ヒルズで開催中の歌川国芳展。平日だからゆっくり見られるだろうと思いきや、すごい人出。「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」みたいな絵の前に、現実世界の人間たちがわちゃーっと群がっている様は、ある意味シュールだった(苦笑)。展示内容は素晴らしかったけど、さすがに疲れた‥‥。

そんなこんなの夕方、携帯に着信。この間の飲み会でなくして行方不明になったマフラーが、ジュレーラダックの事務所で発見されたらしい。スカルマさんのカバンの中にマフラーが入っていたのだとか(苦笑)。いったい何でそんなことになったのかさっぱりわからないけど、とにかく受け取りに行こう、と茗荷谷にある彼らの事務所へ。もう二度と会えないと思ってたお気に入りのマフラーと、感動の再会。よかったー。うるうる。

で、その後は、スカルマさんたちと近所で晩ごはんを食べることになり、軽く晩ごはんのつもりが、気がつけば終電一歩手前まで飲むはめになり‥‥。でも、今度はしっかりと、マフラーを持って帰った。もう離さないぜ(笑)。