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ヘアスタイル考察

僕のヘアスタイルは、多少の長短の差はあれど(そりゃそうか)、たぶん23歳くらいの頃から、ほとんど変わっていない。短髪、毛先やや梳き気味。理髪店でのオーダーも、いつも同じ。もともと自分の貧相な見てくれにさして興味はないし、何もしなくても維持できる状態が一番都合がいい。

なので、うちにはドライヤーも、ブラシも、整髪料もない。シャワーの時にせっけんシャンプーで洗って、タオルでごしごし拭いて、それで終わり。専門家に聞けばもっと真っ当なお手入れの仕方もあるのかもしれないけど、何しろ20年間ずっとこれでやってきて、まったく困っていないので、たぶん問題ないんじゃないかなと思う。

これくらい手のかからない無造作なヘアスタイルだと、旅をする時に、とても便利なのだ。シャンプーも現地で適当なのを買えばそれで済むし、ドライヤーを求めて右往左往する必要もない。夜行バスに乗った後、バスターミナルの水道の蛇口でささっと水洗いすることだってできる。

‥‥と、大多数の人に共感を持ってもらえないようなことを書いてみた(笑)。

フォーマルウェア

昼、千駄ヶ谷でデザイナーさんと打ち合わせ。本の初校戻しと、本文用紙などについて話し合う。

今日の打ち合わせには、Tシャツとクロップドパンツとサンダルで出かけた。昨日からメールでやりとりしてるうちにそういう話の流れになった(どんな流れだ)のだが、もともと僕は、夏場はクロップドとサンダルで出かけることが多い。初対面の人への取材とかだとさすがに自重するが、見知った人との軽めの打ち合わせくらいだと、割とクロップドで行ってしまう。そういう時、相手の人はたいてい、僕を見て「おっ‥‥」と言った後、2、3秒おいて「‥‥夏ですねえ」と付け足す。まあ、そうだわな(笑)。

今日はデザイナーさんもクロップドパンツだったのだが、さすがにひと味違った。

「今夜はフォーマルな会合があるので、クロップドにしたんですよ。僕にとっては、クロップドはフォーマルで、ショートパンツはカジュアルです!」

今回の本、最後まで安心しておまかせできる気がする(笑)。いやほんとに。

下町の休日

スカイツリー

ひさしぶりにすぐ近くから眺めた、東京スカイツリー。といっても上に上ったわけではなく、近くのショッピングモールに行ったわけでもない。押上の駅から少し歩いたところにある、スパイス・カフェというお店にカレーを食べに行ったのだ。日替わりのポークビンダルとラッサムのカレーランチをいただいたのだが、スパイスのくっきりとした味と香りで身体の血の巡りがしゃきっとするような、素晴らしいカレーだった。

その後はぶらぶら歩いて吾妻橋を渡り、蔵前に先日オープンしたNAOT TOKYOで、角田明子さんの写真展を拝見しつつ、ちゃっかりと自分の靴を試し履きして購入。その後はエムピウで、靴に合わせた革のベルトも。馬喰町ART+EATやスターネットに寄り道しつつ、秋葉原から電車で三鷹に戻り、リトスタで今季初のたけのこと塩昆布のチャーハン。いろいろ完璧な休日。これだけまるっと休みらしい休みの日も、ひさしぶりかもしれない。

さて。明日からまたがんばりますか。

ジーンズの寿命

夕方、ぶらぶらと歩いて吉祥寺へ。ひさしぶりにまめ蔵でカレー。

信号待ちか何かの時、ジーンズの太腿のあたりを軽くつまんだら、ぱりっ、と1センチくらい裂けてしまった。ほとんど力も入れてなかったので、ちょっとびっくり。

このジーンズ、買ったのはいつだったっけ? 思い出せない‥‥たぶん、十年くらい前? リーの101Zというモデルで、ノンウォッシュの状態から穿きはじめて、今やすっかり色褪せてしまった。家に帰って触ってみると、両腿の前面のあたりは擦り切れて、手で引っ張っただけで破けそうなほど、てろてろの状態。これはもう寿命というか、ジーンズとしては天寿を全うしたと言えると思う。

ダメージジーンズと呼ぶには年季が入りすぎてるので、お出かけに穿くには、ちと厳しいかな。これからは、近所を出歩く時に穿くことにしよう。おつかれさま。

春から夏へ

昼、ふらりと出かける。長袖シャツ一枚だけなのに、何だか暑い。Tシャツでもいいんじゃないかと思えるほど。

電車を乗り継いで、九品仏のD&DEPARTMENTへ。時間をかけて日用品をあれこれ物色した末、スガハラのロックグラスを色違いで二つと、白山陶器のひめとんすいを購入。階下のカフェでアイスコーヒーとチーズケーキ。

九品仏の駅まで歩いて戻ると、学校帰りの女子高生たちがプラットホームできゃいきゃいとはしゃいでいた。みんな白い半袖の夏服。そっか、もう衣替えの季節なのか。ついこの間、冬物のコートをクリーニングに出したばかりだと思ってたのに‥‥。

帰りに代官山の蔦屋書店に寄り、本を眺めつつ、あれこれ考えごと。本の企画を考えるには、本屋でぶらぶらするに限る。それから渋谷まで歩き、電車で三鷹まで戻り、先週ソール貼り替えに出していたビルケンシュトックのサンダルを引き取る。まるでヴィンテージ加工した新品のサンダルのようになっていて、かなりうれしい。

そんな、どうということのない一日。