Tag: Family

両親の旅行熱

朝、実家の母親からiPhoneにメール。何かと思ったら、これから父親と旅行に出かけるらしい。行き先は‥‥ボツワナのオカバンゴ・デルタ、らしい。いったいどこだ、それは‥‥(苦笑)。

ここ数年、実家の両親の海外旅行熱は、手がつけられないほど過熱している。かつては二人とも高校教師をしていて、旅とはとんと無縁の人間だったのだが‥‥。二人とももういい歳なので、足腰がしゃんとしてるうちにと、シャカリキになって出かけているふしがある。今年はたしか、年明けにタスマニアに行っていたし、夏にはイタリアのドロミテに行くつもりのようだ。やれやれ、こっちは取材費を捻出するのも一苦労なのに(苦笑)。

まあ、元気に旅を満喫してくれているなら、それでいいか。

団体行動

終日、部屋で仕事。といっても、来週以降の打ち合わせの日時を調整するための連絡業務くらいか。いくつかのたくらみが、水面下で徐々に進行しつつある。

—–

ここ数年、僕の両親は猛烈な海外旅行熱に浮かされていて、二、三カ月に一度のペースでどこかしらに出かけている。去年はたしか、ザンスカールに、アラスカに、パタゴニアに‥‥たぶんもっと行っているはず。今年は今年で、タスマニアやドロミテに行く気らしい。旅行費用も相当な金額になると思うのだが、両親にしてみれば、身体が五体満足に動くうちに、行けるところにはかたっぱしから行っておくつもりなのだろう。

こういう話を他の人にすると、「やっぱり、同じ旅好きの血が流れてるんですね」と言われたりするのだが、両親と僕とでは、根本的に違うところがある。両親が旅に出る場合は、必ずツアーか手配旅行。母親曰く「自分たち以外の同行者がいないと寂しい」のだとか。一方、僕は、いわゆるツアーというものに参加した経験がまったくない。自分勝手というか、協調性がないというか、とにかく団体行動を強いられるのがものすごく苦手なのだ。

こんな性分だから、会社勤めにも馴染めなかったんだろうな‥‥(笑)。仕事にしても、旅のスタイルにしても、収まるべきところに収まったということか。

姪っ子の懺悔

年末年始に安曇野で実家の人間たちと過ごしていた時、十歳になる姪っ子が、こんなことを僕に言ってきた。

「あのな、桃ちゃん(姪っ子の名前)、この前、悪いことしてしもうたんよ」
「何をしたん?」
「学校の先生がテストに点をつける時に、〝よくできました〟とかいうハンコを押すんじゃけどな」
「ふん、それで?」
「先生がテストに点をつけよる時、先生が見とらん間に、桃ちゃん、誰かのテストに勝手にハンコ押してしもうたん」
「まじで? それからどうしたん?」
「先生にゆうたら、あーあ、ってゆうとった」
「なんじゃ、解決しとるがな」

妹によると、最近の姪っ子は、こういうちっちゃな、しかも解決済みの悪事の懺悔ばかりしているのだという。あまりに取るに足りないことばかりなので、妹も最近は呆れて聞き流しているらしいのだが、まあ、小さい悪事を腹の中に溜め込んでいるよりは、健やかに育っているのかもしれない。

姪っ子も今度の春から小学五年生か。早いなあ。