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「横道世之介」

yonosuke

この間、Apple TVで「横道世之介」という映画を借りて観た。いろんなところでいい評判は聞いていたけれど、それでも予想以上にいい映画だったので、びっくりした。今でも思い出すと、胸のあたりがほわほわしてくる。

1987年の春、故郷の長崎から上京して、大学に通いはじめた主人公、横道世之介。素直なんだけど、どこか人とズレていて。ズレてはいるんだけど、でも、彼なりにまっすぐに歩いてて。のんきでお人好しで、普通すぎて笑っちゃうくらい普通の人。大学とバイトと、恋と憧れと友達と、貸してもらった一台のカメラ。そんな世之介の穏やかな日々。そして、その16年後に起こった出来事‥‥。

「おれが死んでもさあ、みんな泣くとやろか?」
「世之介のこと思い出したら、きっと、みんな笑うとじゃなかと?」

もう遅いかもしれないけど、できれば僕も、みんなに笑って思い出されるような人でありたい。

貢ぎ物

午後、都心へ。神保町のアウトドアショップや本屋を回る。

今日買ったのは、実家の岡山方面にいる姪や甥のためのもの。年末年始に数日ほど帰省する予定なので、ちょい遅れのクリスマスプレゼントとして。何だかんだで今や三人もいるので、それぞれに貢ぎ物を買うと結構おおごとになる。年明けにはお年玉も待ち構えてるし、帰省の際の新幹線代も合わせると、かなりのダメージ(苦笑)。

まあでも、自分は日頃、ほとんど岡山には寄り付かないわけだし、これくらいはやらないとな。致し方なし。

「家族のはなし」

信濃毎日新聞が鉄拳さんに依頼して制作したパラパラマンガ。これは本当によかった。家族って、めんどくさいよね。だからこそ家族なんだけど。

甥っ子のクイズ

夜、岡山の妹の家から電話。最初に話してきたのは、甥っ子。

最近の甥っ子には、クイズブームが到来しているらしい。周囲の人に対して、やたらめったらクイズを出してるのだとか。甥っ子のクイズは、基本的に三択形式。で、(1)(2)(3)のうち、(1)でまず正解を言ってしまう。そして(2)で「(2)は、(2)は、え〜っと‥‥」となってしまうので、まあ、クイズにならないことがほとんどなのだそうだ(笑)。

いろいろがんばれ、甥っ子。

帰省の日々

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は、岡山にある実家に帰省していた。冬を岡山で過ごすのは本当にひさしぶり。うちの実家はかなり古い建物で、部屋の中でも夜はかなり冷え込む。母と妹は僕をどこで寝させるかで相談したらしいのだが、妹が「お兄ちゃん、冬のラダックでも洞窟で寝るような人だから、どこでもいいんじゃない」と(苦笑)。どんな扱いだ。

帰省中、妹の一家と一緒の時は、例によって姪っ子と甥っ子のマンマークを受けて、かなり大変だった。それでも、遅めのクリスマスプレゼントやお年玉は結構好評だったようで、ちょっとほっとしたのだが。去年の秋に生まれた二人目の甥っ子は、この時期にしては横綱級、ぷっくぷくの健康優良児。元気に育っているようで、こちらもほっとした。

妹の一家がいない間は、母と二人で、黙々とカニ鍋を食べたり、元旦から十数キロも歩いて初詣をしたり、こたつにテレビでごろごろ過ごしたり‥‥。特別なことは何もしなかったのだが、母が「いい正月だった」と言っていたので、こういう過ごし方も悪くなかったかな、と思う。

そんな帰省の日々。そしてまた日常が始まる。