Tag: Cooking

焼きキムチ

ここ最近、あまりにも仕事が立て込んでいて、まともな自炊をする余裕がなかった。だから冷蔵庫内の食材もそれなりにコントロールしてたのだが、ここに来て、数週間前に買ったキムチが中途半端な量で残ってるのを発見してしまった。

夜にビールを飲む時のつまみにしようかとも思ったが、時間が経ってて賞味期限ぎりぎりだし、結構すっぱくなってるんじゃないかなあ……ん? だったら焼けばいいんじゃね? サムギョプサルとか豚キムチとかの時、キムチを焼いて食べたら結構うまいし。

鍋に少しゴマ油(これがポイント)を入れて熱し、余ってたキムチを投入し、中火で3分ほど炒める。たったそれだけなんだけど、食ってみたら、やたらうまい。ビールのお伴には最強だ。やばいものを発見してしまった。

今日もそんな一日だったけど、みなさん、メリークリスマス(笑)。

豚汁の定義

昨日の夜は、ひさしぶりに豚汁を作った。

一人暮らしで自炊をしていると、豚汁はしぜんと冬の定番メニューになる。材料の野菜を洗って皮むいて切ってという作業は億劫だけど、その後はほぼ煮るだけだし。ありあわせの根菜類を使って寸胴でたっぷり仕込めば、その後しばらく食べられるし。

豚汁には、いろんな作り方があるようだ。肉と野菜を炒めてから煮る方法もあれば、炒めずに野菜を水から煮て、途中で湯通ししておいた肉を加える方法もある。煮るのにだし汁を使う人もいれば、だし汁は使わずに野菜から出る旨味を活かすという人もいる。使う野菜や具材も、里芋の人もいればじゃがいもの人もいるし、豆腐を入れる人もいれば厚揚げを刻んだのを入れる人もいる。どんな味噌を使うかによって、味はさらに変化する。

豚汁の定義って何なんだろう、と思う。とりあえず豚肉が入ってる汁物なら、豚汁になるのかな。そのうち、カレー味の豚汁とか出てきたりして‥‥と思いつつ軽くググってみたら、余った豚汁をにルウを投入してカレーにリメイクするという情報が多数ヒット。今度やってみよう。

旅と家と料理

東京に戻ってきてから、身辺もだいぶ落ち着いてきたので、徐々に自炊を再開。昨日はほうれん草のピリ辛あんかけ、今日はカブとえのき茸の鶏そぼろ煮を作った。

今年は6月下旬からインドに行っていたのだが、出発の2週間くらい前から食材の新規購入を止めて、冷蔵庫の中身を徐々に減らしていた。それから約4カ月間、ほぼすっからかんだった冷蔵庫も、今は牛乳や卵や野菜で満たされつつある。切れてた調味料も買い直したし。

僕の知り合いの旅好きな人たちには、自分で料理をするのを厭わないというか、料理好きな人が結構多い気がする。旅先では基本的に、自分自身で料理をする機会はあまり多くないわけで、いろんな国でいろんな人が作ってくれた料理をいただくことになる。それはそれで悪くないというかありがたいことだけれど、そういう日々がずーっと長く続いた後に自分の家に戻ると、自分で好きなように料理をして食べて、どこかでバランスを取りたくなるのかもしれない。少なくとも僕自身はそんな気がしている。自分でいれたコーヒーってこんなにうまいものなのか、とか(笑)。

さて、明日は何を作ろうかな。

キャベツに先客

冷蔵庫から、実家から送られてきた春キャベツを取り出して、包丁で切ったら、なめくじが二匹出てきた。思わぬ先客。

人にもよるのかもしれないが、僕はこういう状況でなめくじや芋虫に遭遇しても、あんまりびっくりしない。速やかにご退場いただきはするが(笑)、悲鳴を上げたり、食欲をなくしたりとかは全然ない。今日もその後、キャベツ入りミートソースパスタをもりもりおいしくいただいた。

考えてみれば、真っ当なやり方で育てられたおいしい野菜に虫とかがある程度ついてくるのは、当然のことだと思う。逆に僕は、虫食いの跡一つない、つるつるぴかぴかした人工的な雰囲気の野菜がスーパーに並んでると、どんな薬使ってるんだ、とちょっと疑心暗鬼になったりする。だから近所のスーパーでお世話になるのも、もっぱら地場野菜コーナーだ。

野菜もなめくじも人間も、結局、自然の中に組み込まれた一要素でしかないんだよな。

パセリの去就

昨日の午後、実家から野菜が届いた。箱を開けてみると、結構な量のパセリが入っている。その日の夜、母から電話がかかってきたので、なぜにパセリと聞いてみると「立派に育てられたから」とのこと。ともあれ、香りが飛ばない新鮮なうちに、何とかせねばならぬ。

とりあえずすぐ思いつくのは、パスタの仕上げに刻んだパセリを和える方法。即席のパスタソースを使う場合、僕はいつもパスタを茹でてる横で片手鍋にソースをあけて温めておく(温まったら火はすぐ切る)ので、茹で上がり直前に細かく刻んだパセリをソースの方に入れ、湯切りしたパスタをその上に投入してよーく混ぜ、パセリにほどほどにパスタの熱が通るようにする。こうすると生のパセリでも結構食べやすく、香りもいい。

あと、リトスタのミヤザキ店長から教えてもらったのは、刻んだパセリをオリーブオイルでさっと炒め、鰹節と醤油を合わせると、良い感じのふりかけになるという調理法。パセリのふりかけ。なんかうまそうだ。パセリの在庫はまだまだあるので、今度やってみよう。