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ねこぱんち

昨日は、とある用事でナロさん宅にお邪魔。会うのは一年以上ぶりになる。うららかな午後の日射しの下、縁側でひなたぼっこをしていたのでだいぶ眠そうだったが、それでもしばしの間、お相手をしていただいた。

羽根つきの毛糸玉のようなおもちゃを僕が手に持ってふりふりしていると、突然、ぱしぱし!とナロさんの白い手が連打で僕の手に飛んできた。お〜、これが噂に聞く「ねこぱんち」というやつか〜。

筋金入りの人見知りの箱入り娘であるナロさんに心を許してもらうのはなかなか難しいけど、まあ、これからもよろしくね(笑)。

縮まらない距離

午後、自転車で小金井方面へ。チェックを終えた書籍の再校ゲラを、DTP担当の中村さんに引き渡しに行く。

中村さんちの玄関の引き戸が開くと、びっくりしたことに、奥の部屋から、ナロがターッと駆けて出てきた。ここ何回かの訪問で馴染んでくれたのか、それとも単なる何かの勘違いか、わからないけど。

ところが、駆けて出てきたのはいいものの、ナロ的には、思いのほか僕に近寄りすぎてしまったらしい。後ろにぴんと伸びたシッポの毛をぷくっと膨らませ、じりじり、じりじり、と後ずさり(笑)。

ナロとの距離は、まだまだ簡単には縮まらないようだ。

ナロとの再会

午後、自転車に乗って、小金井方面へ。たかしまてつをさんと中村文さんのお宅に伺う。

こっちに引っ越されてからお宅にお邪魔するのは初めて。一軒家の二階はアトリエになっていて、何というかもう、夢のような空間。壁から窓辺から襖に至るまで、たかしまさんの絵でぎっしり埋め尽くされている。個展の会場かと思うほど。いいなあ。

中村さんとの仕事の打ち合わせの後、一階の縁側にいたナロにご挨拶。会うのは二年半ぶり、三度目くらいかな。前の時はほんの子猫の頃だったが、今はすらりとした妙齢のお嬢さんに成長していた。そして相変わらず、筋金入りのビビリ(笑)。僕のことも訝しそうな目で見ていたが、そんなにダメでもなかったらしく、用心深く、くんかくんかしてきた。緊張してうずくまってこっちを見てるうちに、寝落ちしそうになったりして(笑)。めんこいのう。

何だかすっかりいい気分で、僕はペダルを踏んで家路についたのだった。

店長おまかせコース

昨日は、昼過ぎに蒲田まで出かけて打ち合わせ。あるフォトグラファーの方に、今作っているガイドブックに必要な寺の写真(今は内部の撮影が禁止されている)をお借りするため。幸い、望んだイメージのカットを使わせてもらえることになって、ひと安心。その後夕方まで、編集者さんと細々とした打ち合わせ。いろいろ決まった。発売日まで決まった‥‥。時間がない。がんばらねば。

夜は三鷹のリトスタで、たかしまてつをさんと中村文を囲んで、ナロの写真展を愛でる宴。今回は「店長おまかせコース」というコースメニューにしたのだが、前菜からメインまで、全員に行き渡る分の料理がとんとんと出てくるので、とても楽だった。かきと豆腐のあんかけ煮や鶏の唐揚げが、どーん!と大皿で出てくると、それだけで全員かなりテンションアップ(笑)。普段は出ない生春巻や鮭のちらし寿司といったメニューも出てきて、みんな満足、満腹。いい宴だった。

ある程度の大人数なら、店長おまかせコース、狙い目かも。

ナロと道明寺

昼、ひさびさにリトスタでランチ。先月から書いていた本の原稿が、きりのいいところまで到達したので、場所を変えて気分転換しつつ、推敲作業をしようと思った次第。食後のコーヒーを飲みつつ、二時間ほど、みっちり読み込む。

ナロの写真展が開催されているリトスタは、当然というか何というか、ナロだらけ(笑)。なんとも幸せな空間だったのだが、お客さんもわんさかいて(いいことだけど)、ティタイムになっても人が減らず、じっくり写真を眺めて回るのはちょっと難しかった。でも、僕が坐っていたのはカウンター席だったので、そこに展示されていたたかしまてつをさんのイラスト原画はゆっくり見ることができた。やっぱり手描きの原画は匂い立つものが違うなあ。

リトスタを出た後、しばらく商店街をぶらぶらして、たかねで今季初の道明寺桜餅を買う。いちご大福も捨てがたいけど、やっぱりこの季節は道明寺だ。夜食にお茶と一緒にいただこうかな。