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新しいカメラ

数年ぶりに、仕事用の新しいカメラを買った。ニコンのD800。当面の主力レンズとして、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRも。二つ合わせると、家電量販店でもかなりの値段になってしまうが、手持ちの古い機材をマップカメラに下取りに出してレンズを入手したり、アマゾンで最安値をつけた瞬間を狙ってボディを注文したりしたので、予期していたよりは多少安く手に入った。とはいえ、手痛い出費であることに変わりはない。先月は同じく数年ぶりにMacも買い替えたし、もう鼻血も出てこないほどの出費だ(苦笑)。

ただ、高画素化が進んだデジタルカメラとそのデータに対応可能な作業環境の導入は、避けて通れない道であることは前々からわかっていたことだった。新しいカメラもレンズもMacも、これからもっとたくさんいい写真を撮って、もっといい仕事に繋げるためのもの。来年からまたがんばらねば、とあらためて気を引き締める。

とはいえ、これからもいろいろ物入りなんだよな‥‥。大容量のメモリーカードとか、予備のバッテリーとか、地味にいろいろと。なので、お仕事のご依頼、お待ちしています(笑)。

「その気にさせる」カメラ

しばらく前から意味深なティーザー広告で話題となっていたニコンの新しいカメラ、Dfが発表された。機械式のダイヤル操作系を持ち、従来機種のデジカメでは対応していなかった古いレンズも使える機能を持つカメラ。そのスタイルと性能にネット上では賛否両論のようだけど、僕は素直に、カッコイイな、欲しいな、と思う。

写真を撮る時、その一枚に撮り手の感情や思いがどのくらい載っているかというのは、とても大事だ。それが写真の価値を左右すると言ってもいいくらい。そして、撮り手の気持ちを写真にきちっと載せるには、しっかりしたカメラを使うことも大事だと僕は思う。たとえばスマホで撮った写真を何枚見せられても、気持ちを込めてカメラで撮った写真に比べると、どうしてもうすっぺらく感じられてしまう。スマホのカメラがどれだけ高性能化していても、だ。

カメラにもいろいろあって、完全なプロ仕様の機能最優先のカメラもあれば、初心者でも扱いやすい操作系のカメラもある。今回のDfは、写真撮影そのものを楽しむことを追求したカメラなのだろう。こういう「その気にさせる」カメラで撮り手の気持ちが盛り上がって、楽しくあるいは真剣に撮影できるなら、それはそれで、プロ仕様のカメラとは違った意味で、いい写真を生む源になるのではないだろうか。

Df、いいな。欲しいな。でも高いな(苦笑)。それよりもまず、これからの仕事で使うためのカメラを買わなくちゃ。

相棒のレンズ

台風一過、すかっと晴れた、いい天気。昼、新宿のニコンプラザへ。最近ちょっと調子が悪くなっていた、カメラのレンズの具合を点検してもらいに行く。

このレンズは、普段の撮影でも一番よく使う標準ズームレンズ。たぶん、今まで撮ってきた写真の七、八割くらいは、これを使ってるんじゃないかと思う。「風息」をはじめ、ラダックガイド本も、共同通信社の新聞記事も、先日の「ソトコト」の記事も、このレンズが大事な役割を担ってきた。カメラ本体と同じくらいなじみ深い、長年連れ添った相棒のような存在だ。

今日の点検の結果、工場で一度分解してチェックして、必要な部品は交換するなどして修理した方がいいと言われた。見積りの金額は、メチャクチャ高くもないが、決して安くもない。でも、このレンズにまだ働いてもらえるなら、喜んで修理に出そうと思った。また達者になって戻ってきてもらえるといいな、この相棒に。

バックアップという課題

終日、部屋で仕事。今週初めからコツコツ頑張った甲斐あって、タイ取材関連の作業はほぼメドがついた。あとは、取材経費と領収書の整理だな。これが地味にメンドクサイ。

一昨日のエントリーで、もうすぐ仕事用のMacBook Proを買い替えるつもりだと書いた。で、新しいのを買ったら、今使っているのをどうしようかと考え中。当初は初期化して中古買取に出すつもりだったのだが、ここにきて、年末に実家に持ち帰って保管しておこうかと思い直している。

その主な理由は、写真データのバックアップのため。ここ数年、ラダックに通って撮りためた写真は膨大な数になる。今までにも、DVDに焼いたり、複数の外付ハードディスクにコピーしたりしてバックアップを取ってはいる。ただ、それらはすべて、東京の自宅にある。もし万が一、自宅が火事やら何やらでトラブったら、それらがすべておじゃんになる可能性も捨てきれない。

だから、これまでの写真データが詰まっている今のMacBook Proを、そのまま岡山の実家に持って行けば、遠隔地にバックアップを一つ確保できることになる。実家方面はMac環境が皆無だから、外付ハードディスクだけを持って行くより何かと都合がいい。

写真がデジタルであることがすっかり当たり前になった今、そのバックアップの課題について、もう一度ちゃんと考えておかねば、と思う。どんな原因であれ、消えちまったら、はいそれまでよ、なのだから。

仕事の道具

そろそろ、仕事で使っている道具の刷新に迫られている。具体的には、執筆・編集で使うMacBook Proと、撮影で使うカメラやレンズなどだ。

どちらも四年ほど前に買ったもので、最近はだましだまし使ってきたが、性能的には時代遅れ気味。老朽化というほどではないけれど、よりよいクオリティを目指すには切り替えた方がいい時期だ。来年四月には消費税も上がってしまうそうだし、潮時と言える。

MacBook Proは、昨夜発表された最新版の15インチモデルを選べば大丈夫だろう。問題は撮影機材の方で、カメラは実勢価格がだいぶこなれてきたD800にするつもりなのだが、あのカメラの性能を引き出せるレンズは限られているので、熟慮しなければならない。標準ズームはシグマの24-105mm F4 DG OS HSMに期待してるんだけど、どうかな。あとは、揃えようとしたらきりがないので、懐具合に応じてぼちぼちと。

これらに付随して、地味に高くつくのが、メモリーカードとか、バックアップ用の外付ハードディスクとか。もろもろ全部合わせると短期的には大赤字になってしまうような出費で、正直きついけど、致し方ないか。腹を括るべ。