午前中に、ラダックガイドブックの色校が届いた。おひるにラーメンを作って食べた後、じっくりと色校のチェックに取りかかる。
外は、雨。時折、かなり激しく降っている。集中力が必要な作業をする時は、テレビもラジオも何もつけないでいるのだが、しんとした中で色校のチェックをしていると、外から聞こえてくる雨音が、思いのほか心地いい。どんなBGMよりもリラックスできて、かつ集中もできる。
連休中にお出かけしてる人には悪いけど、いい感じで集中できて、作業もはかどった。あともう少し。
午前中に、ラダックガイドブックの色校が届いた。おひるにラーメンを作って食べた後、じっくりと色校のチェックに取りかかる。
外は、雨。時折、かなり激しく降っている。集中力が必要な作業をする時は、テレビもラジオも何もつけないでいるのだが、しんとした中で色校のチェックをしていると、外から聞こえてくる雨音が、思いのほか心地いい。どんなBGMよりもリラックスできて、かつ集中もできる。
連休中にお出かけしてる人には悪いけど、いい感じで集中できて、作業もはかどった。あともう少し。
今日もずっと、家で仕事。取材原稿はあらかたメドがついた。きっちり〆切が守れそうな状況に持ち込めたので、ほっとした。
世間はすっかりゴールデンウイークだけど、カレンダー通りに動いてる取引先からは当たり前のように仕事のメールが来る。どこかに気晴らしに出かけたいなー、と思わないでもないが、当分は雨続きらしいし、明日にはガイドブックの色校が届くし、家で仕事してろという神様の思し召しなのかな。
ひと通り片付いたら、焼肉、がっつり食べに行く。絶対。
昨日の夜もよく寝た。昼頃にもそもそと起き出し、ラーメンを作って食べ、取材原稿の執筆にとりかかる。いたって順調。明後日にガイドブックの色校が届くまでには、ほぼカタがついてるだろう。
いろいろ片付いてきて、気持に余裕が出てきたからか、そろそろ今年の夏の計画を考えはじめている。ぼんやりとおぼろげだったものが、ここにきて、割と実現可能な形で見えてきた。そんなに無理がある計画でもないし、たぶん、このまま実行に移すと思う。
やっぱり僕は、戻りたいんだな。カメラを携えて、一人、あの荒野の中に。
金曜の夕方に取材を終えて家に帰ってきてから、今日の午前中まで、起きている時間の三倍くらい寝ていた。たまに重い頭を抱えて起きても、何か食べると、また寝床に行って、ぱたり。とにかく、昏々と眠り続けていた。
確かに今月はとてつもなく忙しかったのだけれど、取材による肉体的な疲労はきっかけに過ぎなくて、これまでの執筆や編集作業ですり減らした神経が、とことん疲れてしまっていたのだと思う。それに対する防衛本能のようなものが働いて、外界をひたすら遮断し続けていたような気がする。
阿呆みたいに眠り続けたかいあって、今日は嘘のようにすっきり。取材の原稿書きもはかどった。完全復活。
最近、ぼんやりと思うこと。
人が夢や目標を目指す時、自分一人の力だけでは実現できないことがほとんどだ。たいてい、誰かの力を借りることになる。それはけっして悪いことではない。ただ、最初からあまりにも他人の力やお金をあてにしすぎると、それは夢でなく、ただのおねだりでしかない、と思う。
たとえば、出版社から自分が書いた本を出したい、と思い立ったとする。その夢を実現するには、出版社をはじめ、たくさんの人の力を借りなければならない。力を借りるには、それに見合う対価を支払う必要がある。その本の内容にどんな価値があるのか、出版するに値するものなのか、どのくらいの売上が見込めるのか。そういったことを一つずつ明らかにして、対価が支払えるのだと説得しなければならない。そして、自分自身の覚悟も示す——己の時間と労力のすべてを注ぎ込み、文字通り骨身を削って取り組み、果たせなかった時にはすべての責任を背負う、という覚悟を。
夢を実現するには、対価と覚悟が必要なのだ。