ひさしぶりに遠出。といっても、同じ東京都内の奥多摩へ。ずいぶん昔に一度歩いたことのある、奥多摩湖から奥多摩駅までのハイキングコースをまた歩いてみた。この間新しく購入したばかりの、リコーのGR DIGITAL IVの試し撮りもかねて。まずは、奥多摩駅からバスに乗ってやってきた奥多摩湖にある、小河内ダムの水門。
目指すべき高み
取材のため、朝から巣鴨へ。午前中に一件、午後に二件。それぞれ、まずまず首尾よくやり遂げたが、集中力のオン、オフをくりかえすのは、やっぱり疲れる。
すべての取材を終えた後、品川へ。キヤノンギャラリーで開催中の石川梵さんの写真展「人の惑星(ほし)」のオープニングパーティーに出席させていただく。名前を聞くだけでくらくらするほど錚々たるフォトグラファーの方々の迫力に圧倒されながら、会場の片隅でビールをすする(苦笑)。でも、石川さんや、一年ぶりにお会いした庄司康治さん、「梅里雪山 十七人の友を探して」の著者の小林尚礼さん、「グレートジャーニー」の関野吉晴さんなど、何人かの方にご挨拶ができたので、よかった。
石川さんの「人の惑星(ほし)」は、世界各地の壮大な自然の空撮と、さまざまな民族の生活や文化に密着した写真の数々が同居した、とてつもなく濃密な写真展だった。石川さんが写真を撮り続けてきた、30年という時間が凝縮されている。その密度に圧倒されながらも、「‥‥だったら、自分はどうする?」と、頭の片隅で考えている自分がいた。刺激を受けたというにはおこがましいけれど、改めて、自分の中にある目標設定をセットさせてもらえた気がする。
今まで目指してきたものに、間違いはない。ただ、目指すべき高みは、もっと上にある。
ダメな大人
今日は取材の予定もなく、家でゆっくり過ごせた。メールを書いたり、明日の取材の準備をしたり。
夕方、晩飯を食べに近所の中華料理屋まで行く。帰りにコンビニに寄って店内をぶらぶらしてたら、レジのあたりで、「なんだぁ〜てめぇ〜やるのかぁ〜こらぁ〜!」と大声でわめく声が聞こえてきた。見ると、小柄でひょろっとした、変な形のサングラスをかけたおっさんが、店員の茶髪の男の子にケンカを売ってるようだ。よくわからないが、釣り銭の小銭か何かの件でもめてるらしい。
おっさんのわめき声は、いちゃもんを通り越して恫喝といってもいいくらいで、もめてる件とは何の関係もない、相手の顔や容姿や性格に対して、罵詈雑言をおかまいなしにまくしたてていた。普通にケンカしたら、一発でのされるくらいの体格差はあったのだが、相手の店員が立場上絶対に手を出してこないとわかっていたから、おっさんは明らかに調子に乗っていた。卑怯な奴。みっともない。
ああいうダメな大人にはなりたくないものだ、とつくづく思った。
仮眠の効用
今日は昼から、世田谷で取材。朝イチの取材だった昨日よりは楽だが、それでもやっぱり、身体がだるい。連日あちこち出歩いて、集中力全開で取材をして、原稿を書いて‥‥のくりかえしが、ボディーブローのように効いている。ついこの間までは、書籍の編集作業も並行してやってたわけだし。
どうにか首尾よく取材を終え、天気が崩れる前に家に帰りつき、メールで連絡業務をすませて、ぱたっと、寝る。二時間後にはかなりすっきりと持ち直した。晩飯にブロッコリー入りのミートソースパスタを作り、風呂に入ってから、今日取材した分の原稿に取り組む。
昨日とまったく同じ行動パターンだけど、なかなかいい感じ。効くなあ、仮眠。でも、明日は取材の予定がないから、さらに昼頃までどっぷり寝よう(笑)。
仕事は待ってくれない
朝六時に起き、身支度をして家を出る。今日は相模原の方で取材。中央線で八王子まで行き、横浜線に乗り換え、相模原からバスで30分。中央線が遅れていてヒヤヒヤしたが、どうにか間に合った。それにしても遠い。往復するだけでヘトヘトだ。
家に戻ってメールをチェックし、きつかったので一時間半ほど仮眠。起きるとだいぶすっきりして、晩飯の後、今日取材した分の原稿に取り組む。やればできるんだな、俺(笑)。
異常事態だった先月に比べると、さすがに今月は取材の数も減りそうだし、もちろん書籍の編集作業も終わっているので、少しほっとしている。それでも、直前になって明日の昼に取材が一件入ったし、金曜日は一日三件あるしで、気は抜けない。書籍を終えてのんびりしたくても、仕事は待ってくれない、ってか。