あと三カ月

昨日は一日休みを取って、リトスタで晩ごはんを食べたりしたのだが、今日は再び仕事に戻る。昼に一本原稿を書き、晩飯に肉じゃがを作って食べてから、夜のうちにもう一本。これで、手元にたまってた大学案件の書き仕事はほぼメドがついた。あとは、今作ってる本の編集作業がいろいろ残っているが‥‥。

今日、何気なく出版社のサイトを見ていたら、今後三カ月間に刊行される予定の新刊のリストの中に、僕が今作っている本のタイトルが載っていた。当たり前といえばそうなのかもしれないが、三カ月後には、この本が無事に書店の店頭に並んでいるようにしなければならない。何のトラブルもなく進めば、たぶん大丈夫だとは思うが、今までもいろいろあったし、この後も何も起こらないとはかぎらない。

あと三カ月。残された時間は多くないな‥‥。

フリーライターとして身を守るための6つのアドバイス

確か一年くらい前に、「フリーライターを目指す人への8つのアドバイス」という記事をこのブログで書いた。自分自身、ライターとしてのスキルは未だにまだまだだし、文章術などについてわかったようなことは何も言えないのだが、フリーの編集者・ライターとしてかろうじて生き延びてきた経験上、仕事の中で自分の身を守る術については、多少の蓄積はあるかもしれない。思い当たることを、いくつか書いてみる。

同じような街ばかり

午後、市ヶ谷で取材。カメラマンさんが警察の検問で怪しまれて、開始時間ギリギリになってようやく到着するというハプニング未遂があったが、取材自体は滞りなく、順調。しかし、オバマが来日するといろいろ大変だ(苦笑)。

帰りの電車で、一つ手前の吉祥寺で下車。確か昨日オープンしたという、新しい駅ビル「キラリナ」をちょっと覗こうと思ったのだが‥‥文字通り、足の踏み場もないくらいの大混雑。ちょろっと通り抜けただけで、早々に退散。

しかし思うのだが‥‥最近、都内にある街並って、どこも同じような顔つきになってしまってる気がする。見た目そっくりのビルに、似たり寄ったりの雰囲気の店、よく見かける商品たち。「こうすれば人気が出る、こうすれば売れる」という風潮に、猫も杓子も右へならえという感じ。そういう街を歩いてても、わくわくしない。

たとえ地味でも、「よそはよそ、ウチはウチ」と、マイペースでやってる店が並んでる街の方が好きだな。

春の午後

昼、千駄ヶ谷へ。今作っている本のデザインの打ち合わせ。話していると、デザイナーさんたちの心意気がひしひしと伝わってきて、心強くもあり、うれしくもある。

終わった後、あまりにもさわやかないい天気だったので、そのまま電車に乗ってまっすぐ帰るのが、ちょっと嫌になった。ぶらぶらと歩いて、代々木から新宿へ。本屋をのぞいたり、コニカミノルタプラザで写真を見たり。それから三鷹まで戻った後も、近所のフレッシュネスでコーヒーを飲みながら、ぐずぐずと時間をつぶす。家に戻ったら、返信しなければならないメールの山が待ち構えてるのがわかってたから(苦笑)。

ついこの間、むせるほど甘い匂いを放つ花を咲かせていた近所の木蓮の木は、もうすっかり、瑞々しい若葉に覆われていた。早いな、いろいろ。

何気にいろいろと

この春の取材ラッシュのピークは過ぎたが、かといって暇になったかといえば、まったくそうではない。時間的に切迫したきつい作業はとりあえず片付いたけど、細々とした、でもそう悠長に構えてもいられないミッションが、何気にいろいろと待ち構えている。

今日は一日家にいたのだが、昼からずっと、あちらこちらに電話をかけたりメールを送ったり、返事が来たらその返事を書いてるうちに別のメールが来たりして、結局夜になるまで、取材原稿にまったく着手できなかった。これからしばらくはこの調子で、無数の細かいミッションに追われながら、その合間を縫って原稿を書いたり、ゲラをチェックしたりということになるのだろう。

とにもかくにも、せわしない。いつになったら、解脱できるのだろう‥‥。眠い。