運命の巡り合わせ

運命の巡り合わせ、という言葉がある。その人にとって、偶然という一言で片付けるには不可思議に思えるような出来事がいくつか続いた時に、よく使われる言葉だ。

僕は数年前から、とても個人的な動機で、アラスカを取材をしている。その動機が生まれた背景には、いくつかの出来事があったのだが、それらについて近しい人に話すと、ほとんどの人が口を揃えて「それは運命の巡り合わせじゃないですか」と言う。確かに、そう言いたくなるのもわかるような、不可思議としか言いようのない符合が(20年以上前から)あった。でも僕自身は、それらの出来事を「運命の巡り合わせ」という言葉であっさり片付けてしまいたくはない、という気持でいる。

この世界は、目には見えない運命というものに支配されてなどいない。人が生きていく中で起こるたくさんの出来事の中から、何を感じ、何を選び、何をするのかは、その人自身が決めることだ。そうして選んだ道は、時には、もしかするとどん詰まりになるかもしれないけれど、そうなったとしても、僕は後悔はしない。自分で考えて、選んだ道だから。

運命なんか、アテにして、たまるものか。

夏がひたひたと

昼、歩いて吉祥寺へ。キチレコソニック2017の会場で、たかしまてつをさんたちのバンド、東京ハイボールズのミニライブを拝聴。楽しかった〜。会場にいた人たち全員が、本当に楽しそうだった。

連休に入って、みんな帰省したり遠出したりしてるのかと思いきや、吉祥寺の街は思いのほか、人が多くて、どこの店も大混雑。週明けの月火の平日、暦通りに仕事があって、この週末は普通に都内で過ごしてる人が多いのかもしれない。

運良く入って座れた武蔵野珈琲店で、今季初のアイスコーヒーをすすっていると、窓の外で、いきなりのどしゃぶり。で、すぐに何事もなかったかのように止んだ。ついこの間、やっと春になったかと思ったら、もう夏がひたひたと近づいているようだ。

運動に飽きないために

年明けから始めた、1日1度のエクササイズの習慣。今もまだ続いているのだが、毎晩まったく同じことのくりかえしだと、正直、ちょっと飽きてくる。なので、気が向いた時にちょっと変化をつけるようにしている。

少し前には、腕立て伏せ、腹筋、スクワットの回数を少し減らして、少し間を空けつつ3セットやるようにしてみた。しばらくはそれでいい感じでやれていたのだが、時間が長くなったので、それはそれで飽きてきた(苦笑)。なので最近はまた1セットに戻して、短い時間の中でそれぞれの負荷を上げる形にしている。

腹筋は一般的な上体起こし(シットアップ)から、V字腹筋(Vシット、ジャックナイフ)に変更。これは上体起こしより格段にきつく、やり慣れてない状態でいきなりやると腰を傷める可能性もあるが、今の自分の状態なら特に問題はない。負荷が高いので、その分、やるのに時間がかからなくて飽きにくいというメリットはある。

腕立て伏せは、今の時点で連続でまともにやれるだけやると、40回が限度。なので、とりあえず1セットで40回まで追い込んで、それに慣れてきたら50回を目指すという感じで考えている。学生の頃はそのくらいはできてたはずなので。スクワットは60回くらいまでは余裕なので、これも飽きてくる前に片足スクワットを組み合わせたりしてみようと思っている。

面白いのは、エクササイズの負荷を上げた後、翌朝に体重計に乗ると、何日間か、少し体重が増えるということだ。その後はまたストンと減る。そういうくりかえしで、身体の組成がちょっとずつ変わっていっているんだろうなと思う。

さすがインディア

昨日と今日は、国分台の方で取材。三鷹から片道丸1時間。何だかんだでやっぱり疲れる。

家に戻ってきて、Macを開くと、ぽん、とメールが届いた。インドからだ。今年の夏、6月の終わりから取材でインドに行くので、旅の序盤、シムラーという街で泊まる宿をBooking.comでこの間予約したのだが、そのホテルからのメール。明日までにデポジットで1泊分の全料金をこの口座に入金しろ、でなければキャンセル扱いにする、と、パンジャブ銀行の口座情報が送られてきたのだ。

まったくもって、そんなの知らんがな、だし、予約保証にVISAカードの情報もBooking.com経由で入力してるのに、なんでわざわざ日本からインドの口座に送金させようとするのか。普通の旅行者にはまず無理だし、送料を考えたらまったく割にも合わないし。突拍子なさすぎて、かえって笑えてきた。

とりあえず、「いや、こっちは日本だし、送金するのは無理ですよ。でも、シムラーまでの鉄道は予約済みなんで、安心してください。宿に着いたら直接払います。もしそっちの都合でキャンセルするなら、また連絡してね」とだけ、メールを返しておいた。さて、どうなることやら。

さすが、インディア。出発前から、すでに戦いは始まっている。

#東北でよかった

「東日本大震災が起こったのがまだ東北でよかった。首都圏に近かったら甚大な被害になっていた」という意味の発言を咎められ、今村復興大臣が辞任した。その前後の発言を見ても、言葉の選び方をうっかり間違えたというより、完全に本音が露呈した形での失言で、辞任は当然だと思う。まあ、今の内閣には、これと同じレベルの失言をやらかしたり、国会で虚偽答弁をくりかえしたりしてもしらばっくれてる大臣が、他にもうようよいるが。

それはさておき、今日の昼、Twitterを見ていたら、「#東北でよかった」というハッシュタグがトレンドに流れてきた。見てみると、今村前復興相の失言を逆手に取って、「東北に生まれてよかった」「東北に来てよかった」と、東北ならではの魅力をポジティブに伝えるツイートが、本当にたくさん投稿されていたのだ。見ていて、心が温かくなるのを感じた。

今の政府の驕りと不誠実さを鮮やかに切り返して、僕たちにとって大切なものは何なのかを示してくれたハッシュタグ。TwitterというSNSだからこそ生まれた、素晴らしい現象だったと思う。