Category: Diary

あっけない登頂

ここのところ静かになったと思っていたら、今朝、また道路工事のドリルの音で目が覚めた。今日は、僕の部屋の窓のほぼ真正面。音と振動で、もう何もできない(泣)。

彼らの昼休みの間にそそくさと仕事を進め、午後半ばに再びうるさくなってきたところで、いったん休止。スーパーに晩飯の食材を買いに行き、ついでにコンビニで立ち読みして時間を潰す。何で俺がこんな目に‥‥。

夕方、ドリルが轟く中で早めに晩飯をすませ、風呂に入った頃になって、ようやく静かになった。執筆再開。しばらくゴリゴリと書き進め、情報を整理して‥‥。あれ? 次のページは?

気がつけば、最後のページまで到達していた。あっけない登頂。本格的に書きはじめて、約二カ月。データを合わせて数えてみたら、11万字ちょっと。ふー。やれやれ。

まあでも、この後、最初から最後まで推敲して、全体のトーンや表記を統一したり、不用意にだぶってる表現を調整したり、いろいろ手直しをしなければならない。まだまだこれからだ。

とりあえず、明日は気晴らしに、ぶらっと都心に出かけてこよう。

隠遁生活

終日、部屋で原稿を書く。昨日も一昨日も、いや、二カ月前からほぼずっと同じ、まるで隠者のような生活(苦笑)。資料が一面に散らばる机に向かって、毎日、毎日、キーボードを叩き続けている。

大変といえば大変だし、きついといえばきついけど、つらいと感じたことは、今回の本に関してはまだ一度もない。どんなにややこしくて書くのが難しい部分にさしかかっても、心の中はいつも子供みたいにはしゃいでいる。自分が一番好きな場所、一番大切な場所について書いているのだから、どんな苦労も苦労じゃない。ただ、わくわくと楽しくて仕方ない。だから僕の場合、執筆期間というのは、いささか子供じみた隠遁生活なのかもしれない(笑)。

そんな風にして書き続けてきた本の草稿も、あと数ページですべて書き上がる。でもその後はすぐ、推敲、修正、レイアウトと編集。ひと息つく間もなく、戦いはまだまだ続く。

ミッシング

外は冷たい雨。これから三寒四温で、だんだん空気もぬるんでいくのだろうか。

土曜の夜の飲み会で、店に忘れてきたらしいマフラーが、見つからない。一次会の店に電話して探してもらっても見つからず、自分でも帰る前にさんざん探した二次会の店にもう一度電話しても見つからず。一緒に飲んだ人たちに確認しても、やっぱり見つからず‥‥。他になくしようがないから、どっちかの店で、誰かが持って行っちゃったのか‥‥。

何気にお気に入りのマフラーだったので、結構ショック。チャコールグレーのざっくりした編み目のマフラーで、モヘア混なのでちょっとチクチクしたけど、その感触が好きだった。あー。もうあのマフラーを巻けないのか‥‥。

思いがけない別れ。これもまた人生なのかな。

ホロ酔いかげん

昨日は、夕方から都心でジュレーラダックの新年会に顔を出した。十人くらいの人が参加していたが、みなさんたいそうご機嫌で、たくさんお酒を飲んでいた(笑)。僕はビールを五、六杯飲んだ程度だったのだけど、空きっ腹に飲んだので気持よいホロ酔いかげんで、終電の少し前くらいまでワイワイやっていた。

で、自分ではそんなに酔ってなかったつもりだったけど、一次会の店にマフラーを忘れてきてしまったという‥‥。その店、今日電話をかけて確認しようと思ったら定休日だし。やれやれ、明日出向くしかないのかなー。

もうちょっとあったかくなってくれれば、出かけるのも億劫ではなくなるんだけど。

早足で散歩

朝、外の道路工事のドリルの音で目覚める。しつこいなあ‥‥。腹ごしらえをした後、ラジオを大きめの音量でかけてちょっとだけ騒音を紛らすというカオスな環境で執筆開始。もうやだ、こんな生活(泣)。

ある程度進めたところで、午後遅くになって舗装作業が轟音を伴って本格化してきたので、いったん部屋を離脱することにした。ヒートテックの上下を着込み、重ね着、ニットキャップ、手袋と完全防御で外出。すたすたすた、と早足で歩いて吉祥寺を目指す。最初は冷蔵庫の中を歩いてるような気分だったが、駅に近づくにつれ、だんだんあったまってきた。

ジュンク堂で夏葉社さんの新刊を見つけて買い、はらドーナッツで夜食を調達。早めの晩飯に、ひさびさに旅人の木でラーメン。日が暮れて家に着く頃には、厄介な道路工事も終わっていた。

草稿の執筆作業も、いよいよラストスパート。がんばらねば。