Category: Diary

狙いに狙う

終日、雨。身体がだるかったので、午後に少し仮眠。身体がしゃっきりしたところで、原稿を書く。

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写真を撮る技術で、自分がまだまだダメだなあと思うのは、いい写真を狙って撮ることができてない、ということ。

このブログのポートフォリオに載せている写真も、自分からシャッターチャンスを察知して、狙いに狙ってモノにしたという写真は、実のところ、あまりない。むしろ、「とりあえず撮っとくか」的な感じで何の気なしにパシャッと撮った写真の方が、周囲の評価が高かったりする。いい写真ってどうやったら撮れるんだろう、と思うこともしばしば。

ただ、「狙いに狙う」ことを止めたら、いい写真が撮れなくなるのは間違いないと思う。何というか、いい写真を愚直に狙い続けていれば、周囲に注意が張り巡らされて、狙いとは違うところで何気ない瞬間が訪れても、脊髄反射で反応できる気がする。狙ってないと、ほぼ絶対に反応できないから。

狙ってモノにする確率も、まぐれ当たりの確率も、両方上げていくのが理想かな。修練せねば。

編集部の雰囲気

午後、新橋に向かう。ある雑誌からラダックガイドブックの書評を載せたいとの打診をいただいたので、見本誌を持ってその編集部へ。最近はメールのやりとりでたいていのことが済んでしまうから、知らない雑誌の編集部を訪れるのはひさしぶりだ。

僕も以前は、雑誌の編集にどっぷり関わっていた時期があったし、ライターとしていくつかの雑誌に出入りしてきたから、それなりにいろんな雑誌の編集部を見てきた。仕事がうまく回ってる編集部は、ぴりっとした緊張感の中にも、たまに軽口が飛び交うような、和気あいあいとした雰囲気がある。逆にうまく回ってない編集部は‥‥そうだなあ、妙にだらだらしてたり、編集長のご機嫌を窺ってびくびくしてたり、そんな感じ。自分自身は、うまく回ってる編集部に所属していた記憶は、あまりないかも(苦笑)。

雑誌作りは好きだけど、また編集部の中に入ってがっつりやってくれと言われたら、躊躇する。自分が作りたい本を好きなように作ってる方が、幸せかな、今は。

仕事を引き受ける条件

午後、南大沢で取材。移動距離が長い上、二件連続という長丁場だったが、どうにかやり遂げる。疲れた‥‥。

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このブログとラダックのブログのプロフィール欄に、仕事の依頼についての但し書きのような文章を載せた。何の変哲もない、至極当たり前の内容だけど、こういう当たり前のことさえ通用しない場合が、最近はままあるのだ。

僕のようにフリーランスの立場で仕事をしている人間に取材や執筆を依頼するなら、作業内容やスケジュール、報酬などの条件面を最初からすべて明らかにするのは当たり前のこと。さしたる理由もないのに異様に報酬が安かったり、作業スケジュールが無茶すぎる場合は、事前にこちらとの交渉にきちんと応じるのが当然だと思う。別に、ケチってるわけでも、面倒くさがってるわけでもない。報酬が安すぎたら他のクライアントに申し訳ないし、最低限のスケジュールを確保したいのは、自分の仕事のクオリティに責任を持つのに必要だからだ。

たとえやせ我慢をしてでも、いい加減な仕事には関わりたくない。きちんと納得できる、気持よく取り組める仕事を積み上げていきたいと思っている。

見たことのない場所へ

今年の夏も、しばらく日本を離れることにした。もっと先かと思っていたら、カレンダーを見ると、あと三週間ほど。あっという間だな‥‥。

今年の主な目的地は、ラダックのようで、ラダックではない。最初に入るのはレーだけど、たぶん、二週間ちょっとくらいしかいないだろう。その後は、ひさしぶりに自分でもわくわくするような冒険を考えている。もっとも、その冒険に必要なもろもろの手配がうまくいけば、の話だが。最初の二週間は、主にその準備に費やすことになるだろう。

まだ見たことのない場所へ。その先には、以前訪れて心惹かれた、懐かしい谷間の風景がある。そう思うと、心がザワザワする。行けるといいな。

じゃがりこ断ち

ラダックガイドブックの仕事が一段落して、あらためて節制を意識するようになってから、身体がだいぶ絞れてきた。うちには体重計がないからわからないけど、明らかに身体が軽い。胴回りも、見た目で腹巻一枚分は絞れている。

最近の山歩きがいいエクササイズになってるというのもあるが、一番の要因は、余計な間食を減らしたことだろうか。特に、毎晩ビールを飲む時によく食べていたじゃがりこを、ここしばらく、まったく食べていない。じゃがりこをこよなく愛するこの僕が、である。

皆の衆、じゃがりこを断てば、やせられるぞ!

‥‥「ビールも断てばもっとやせられるじゃん」という意見もあるわな(苦笑)。