タイ 旅の断片(2)

ラムプーンのチャーム・テーウィー像

チェンマイから南下し、ラムプーンという小さな町へ。かつて、ハリプーンチャイ王国の都だった場所。町の広場に立つ王国初期の女王チャーム・テーウィーの銅像には、たくさんの花が飾られ、夕刻になっても大勢の人々が祈りを捧げていた。ちなみにこの日の夜、たまたま泊まったホテルのオーナーのご夫妻は、この王族の末裔にあたる方々だというので、かなりびっくりした。

ラムパーンのワン川の河畔にて

さらに南下したところにある、ラムパーンという町を流れるワン川の河畔にて。30度を超える蒸し暑い気候の中、毎日朝から夕方まで取材のために歩き回るのは、体力的にかなりきつい。時々、こんな木陰があると、本当にほっとする。

スコタイのワット・マハータート

スコタイの町では、世界遺産に指定されている遺跡の撮影が主なミッションだった。これはワット・マハータートという、スコタイでもっとも大きな寺院の遺跡。

スコタイのワット・トラパン・ングン

銀の池と呼ばれる池の水面にその姿を映す、ワット・トラパン・ングン。

スコタイのワット・シー・チュム

スコタイを象徴する遺跡として有名な、ワット・シー・チュム。壁の隙間から巨大な仏像の顔がチラリと見える。

ピッサヌロークの黄金のチンナラート仏像

スコタイの東にあるピッサヌロークの町の寺院に祀られている、金色に光輝くチンナラート仏像。大勢の参拝者の祈りを静かに受け止めていた。

国境の町、メーソートにて

ミャンマーとの国境にほど近いメーソートの町にて。国境の町特有の、どこかザワザワした雰囲気が漂っていた。

夕刻、激しいスコールが降りしきる

メーソートの町で、夕刻、突然の激しいスコール。飛沫を上げて叩きつける雨粒が、むわっとした湿気をあたりに漂わせる。一台のサムローが、雨の中を走り抜けていった。

アユタヤのワット・マハータート

長距離バスで一気に南下して、遺跡で有名なもう一つの町、アユタヤへ。あちこち崩れかけた建物の間に、静かに黙思しているように見える仏像があった。

木の根に取り込まれてしまった仏像の頭部

ワット・マハータートと呼ばれる寺院の敷地内には、かつてビルマ軍によって破壊されたという仏像の頭部が、完全に木の根に取り込まれてしまった形で残されている。

アユタヤの河畔のレストランで食べた手長海老のグリル

撮影の必要があったので、アユタヤの河畔のレストランで、名物料理だという手長エビのグリルを注文。ものすごく高かった‥‥中級ホテルに一泊できるくらいの値段。身はプリプリだったし、海老のミソもうまかったが、ほんの四、五口食べるとなくなってしまった。自腹でも注文するかと言われたら‥‥どうだろ。

セブンイレブンの前を象が闊歩する

アユタヤで観光客に人気のエレファント・ライド。セブンイレブンの前を、象たちが悠々と闊歩する。よく考えたら、すごい光景だ。

ロッブリーの駅にある巨大な猿のオブジェ

アユタヤの北にあるロッブリーという町には、とにかくやたら猿が多い。だからなのか、鉄道駅のプラットフォームにも、どでかい金色の猿のオブジェが据えられていた。

ラヨーンの寺院にある寝仏に金箔を貼る若者

海にほど近いラヨーンの町にある寺院には、身体の左側を下にした珍しい形の寝仏像がある。訪れる参拝客たちは、仏像に金箔を貼って祈りを捧げていた。

ラヨーンの食堂で食べた幅広麺のパッタイ

今回のタイでの旅の間、一番よく食べていたのが、パッタイ。どこの店のメニューにもたいていあるし、安いし、味もまず間違いなくおいしい。シャキッと上手に炒められたパッタイに巡り会えると、幸せな気分になれた。

サメット島に向かう連絡船の上にて

旅の終盤、ラヨーンから沖合にあるリゾートアイランド、サメット島へ向かう連絡船の上にて。いわゆるビーチリゾートの雰囲気には僕はまったく馴染めなかったけれど(苦笑)、それでも潮風の匂いを嗅いでいると、はるか北のチェンラーイから、体調も崩さず、トラブルに遭遇することもなく、よくもここまで来れたものだ、としみじみ思った。

‥‥とまあ、タイでの旅の全体像は、こんな感じ。他に、別のエントリーでまとめた方がいい写真があるので、それはまたの機会に。

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