本と映画と

天気予報は雨だったが、一向に降る気配なし。近所の公園では、子供たちがキャッキャと走り回っている。

先週から読んでいたル=グウィンの「ギフト 西のはての年代記 I」読了。強すぎる「ギフト」を持つ者として目を封印された少年の葛藤と成長の物語。自分にできること=ギフトとは何なのか、考えさせられる一冊だった。

夜はApple TVで「オーケストラ!」という映画をレンタルして観た。ロシア・ボリショイ交響楽団のかつての天才指揮者だった男が、ひょんなことから、昔の仲間を集めて偽のボリショイ交響楽団としてパリに乗り込むという映画。ストーリーの背景にはずしりと重いものがあるのだが、映画自体にはたっぷりとユーモアがちりばめられているし、ラストの演奏シーンはまさに圧巻。観終わった後の解放感は爽快そのもの。

一冊の本、一本の映画が、心を解きほぐしてくれた一日。

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