「無職の大卒 ゼネコン対決編」

昨年10月に観た「無職の大卒」の続編「無職の大卒 ゼネコン対決編」が、年末年始のIMW2021で公開されることになった。今回はなんと、カージョルが敵役として登場。これは観ておかねば、である。

前作で、無職の身からアニタ建設へ就職し、スラム街の再開発プロジェクトで一躍名を上げたラグヴァラン。隣の家に住んでいたシャーリニともめでたく結婚するが、専業主婦となったシャーリニの鬼嫁ぶりに、ラグヴァランは尻に敷かれっぱなし。そんな中、ラグヴァランは、大手ゼネコンの女性社長ワスンダラから次第に敵視されるようになり、彼女の度重なる圧力によって、会社を辞め、無職に逆戻りしてしまう……。

前作に比べると、物語の展開が全体的にマイルドで、割と予想の範疇に収まってしまっていたな、という印象。ヒット作の続編特有の難しさではあるが、主人公とその味方である周囲の人々との関係がかなり安定してしまっていたので、スリリングさをやや削がれた印象はあった。カージョルが演じたワスンダラも、そこまで振り切った味付けのキャラクターではなかったし。あと、やっぱりこのシリーズでは、何かしらすごい建物を完成させて、カタルシスを感じさせてほしかったなあ、と。

それにしても、ダヌシュの演技は本当に楽しくて、安心して見ていられる。終盤の長広舌の台詞は、さすがのインパクトだった。もしかして、これ、また続編作るのかな……?

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