早朝に家を出て、七時過ぎの新幹線で静岡へ。どうにかこうにか取材をやり遂げる。静岡駅まで戻った後、近くの寿司屋で980円の寿司ランチとビールを注文し、一人打ち上げ。朝イチ取材三連チャン、きつかった‥‥。ま、これから土日返上で原稿を超特急で仕上げなければならないんだけど。
都内まで戻って自宅に向かう途中、新宿で途中下車して、本屋をぶらつく。ひさしぶりに紀伊国屋書店の新宿本店に入ると、二階で「ジャケ買いフェア」なるものをやっている。面白そうだなと思って棚を見ていると、なんと「ラダックの風息」が、面出しされてどーんと大量に置かれている。意外な発見に、何だかとても嬉しくなった。
考えてみれば、かれこれ二年半も前に出た本なのに、書店員さんがその存在を憶えていて、こういったフェアのために再び取り寄せてくれているというのは、本当にありがたいことだ。だって、まさか在庫データベースを「ジャケ買い」で検索して見つけているわけではないだろうし(笑)。そんな風にして、いろんな人の記憶の片隅に残る本は幸せだなと思う。
あ、でも、ジャケだけじゃなくて、中身もそんなに悪くないよ(笑)。