抜け目ない古書店

終日、部屋で仕事。文章添削の作業を進め、一段落したところで、これから書く本のプロットを検討する。頭の切り替えが難しい‥‥。

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これまでに何冊かの本に関わってきたこともあって、仕事の合間に、一日に一、二回ほど、アマゾンで自分が関係した本の在庫状況やランキングをチェックする習慣がついている。新刊の発売直後は、もっと頻繁に見るけど(笑)。たまにレビューのコメントがつけられていたりすると、素直に嬉しい。

そうしてアマゾンのページをチェックしていて気がついたのは、時々マーケットプレイスに出没する、ある古書店の奇妙な行動だ。新刊の在庫が少なくなったり、一時的になくなったりすると、その古書店はスッと現れて、古本に定価の二、三倍の値段をつけて出品する。誰かが焦って買うかもしれないのを狙っているのだろうか? しばらくして新刊の在庫が復活すると、件の古書店はスッと出品を引っ込める。

抜け目ないといえばそれまでだけど、考えてみれば、自分の手元に在庫がある本のページを巡回して、在庫切れの兆候がありそうなところをマメにチェックしているのだから、相当な労力を費やしているに違いない。そのエネルギーを、もうちょっと生産的な方面に使ってくれたらいいのに‥‥と、思わないでもない。

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