昨日の夜にリトスタに行った時、ラダック写真展の開催期間中に置かせてもらっている、洪水被害復興支援の義援金の募金箱をチェックすると、予想以上にたくさんのお金が入っていて、びっくりした。募金してくださった方々、本当にありがとうございます。
NGOジュレーラダックが実施しているこの義援金に関しては、先日、その具体的な使途についての計画が発表された。親を亡くした孤児たちの支援をはじめ、ツァンパを作るためのランタック(水車)や、壊れた家屋、橋などを修復するための支援が予定されている。義援金集めを呼びかけている側としても、しっかりと先を見越した使い道が決まったので、よかったなあと思う。
ラダックでは、一部の支援団体が被災者に現金を直接渡したりしていると聞く。神戸の震災を経験した知人に聞くと、被災者の方々の心理としても、やっぱり現金はノドから手が出るほど欲しいのだという。だが、しかし‥‥。見舞金と割り切るのならいいのかもしれないが、それが本当に復興に繋がるのかというと、疑問に思わざるを得ない。特に、ラダックのように苛酷な自然環境の場所では、現金だけではどうにもならないことも多いから、なおさらだ。互いの団体が連絡を取り合って、最適な使い道を見つける努力をすべきだと思うのだが‥‥。何にせよ、難しい問題ではある。