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腐海の記憶

ようやく梅雨が明けたと思ったら、いきなり夏が本気でぶん殴ってきたような暑さである。

さっき、駅前の本屋とスーパーに行くために外に出たら、明らかに体温越えの熱風が。気温だけなら、今の時期のデリーやバンコクよりも暑い。コロナ禍がなかったら、今年はこんな酷暑の中でオリンピックのマラソンとかが開催されてたのだ。来年、本気でやるつもりなんだろうか。たぶんそれまでにコロナ禍が収束せずに中止になるだろうけど。

例年のこの時期、僕はたいていインドのラダックあたりにいて、標高3500メートルの涼気の中で過ごしていた。自分自身は快適だったのだが、留守の間に閉め切っていた三鷹のマンションの部屋は、帰国してみるとひどいことになっていた。一言で言うと、腐海、というか……。体温越えの気温と湿気の中で1、2カ月も部屋を閉め切っていると、革製品やら何やら部屋中の至るところに、カビやら何やらわけのわからないものが繁茂するのである(怖)。一昨年から二人暮らしに移行して西荻窪に引っ越して以降は、その恐怖から免れられるようになったのだが。

あの腐海の光景を味わうのは、もう金輪際、御免被りたい。ナウシカのような広い心には、なれそうにない(笑)。

桃の数だけ肥え太る

2週間ほど前に、実家のある岡山から、白桃の箱詰めが届いた。

岡山産の白桃はとてもデリケートな果物で(梱包からしてスポンジに包まれてるし)、一番うまいうちに全部食べ切りたかったので、ビニール袋に包んで冷蔵庫で冷やしつつ、毎晩、晩飯の後に1個を相方と分けて食べた。薄い皮をピーラーでそっと剥き、中心の種を避けるように、ばすっと包丁で切り分けて。透明な果肉から滴る、蜜のように甘い果汁。年に一度のお楽しみだ。

そうして箱詰めされていた白桃5個を、5日間かけて食べたのだが、その影響か、体重が1、2キロ増えた。ほかに太りそうなものを食べた心当たりはないし、室内での自重筋トレも続けていたのに。白桃の甘さ、恐るべしである。

だがもちろん、後悔はしていない。またせっせと自重筋トレにいそしもう。

家でアイスラテ

日に日に、じりじりと、蒸し暑くなってきている。

家で仕事をする時、朝はペーパードリップでコーヒーをいれ、昼をすぎてだれてきそうな頃にマキネッタでエスプレッソをいれる。ただ、夏になると、朝からホットコーヒーはちとしんどい。なので、朝飲む分は前日の夜にペーパードリップでいれておいて、サーバーごと冷水で粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしてアイスコーヒーにしておく。

マキネッタでいれるエスプレッソの方も、最近は冷たくして飲んでいる。冷凍庫の製氷皿で作っておいた氷をコップにぎっしり詰めておいて、エスプレッソを注ぎ(こうすると一気に冷える)、牛乳をちょい足して、アイスラテに。お手軽な作り方だが、これがなかなか、さっぱりしててうまい。これを書きながら、今、まさに飲んでるし(笑)。

それにしても、もう、夏か。今年は世の中がいろいろイレギュラーすぎて、何だかなあという感じである。

飛び去っていく時間に

暑い。今日は部屋の窓を開けて網戸にし、サーキュレーターを回している。部屋着は先週あたりから、すでにTシャツと短パン。この調子だと、来月からはエアコンを除湿モードで動かさないと、耐えられなくなるかも。

ついこの間、桜の季節があって、「今年はコロナ禍でちゃんと花見できなかったなあ」と思っていたのに、気がつけばもう夏が目の前に迫っている。今の世の中の嫌な状態を早くやり過ごしたい、一息つける時期が来てほしい、と思っているから、しぜんと時間が早く飛び去っていくように感じるのかもしれない。

……まあ、そう簡単には収束しないだろうな、ということも、薄々わかっているのだが。

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ロバート・ムーア『トレイルズ 「道」と歩くことの哲学』読了。しばらく前に買っていたものをようやく読んだのだが、面白かった。アパラチアン・トレイルをスルーハイクした経験をきっかけに、「トレイルとは、道とは何か?」というそもそものところから、徹底的に掘り起こして文献を調べ、体当たりで取材し、思索を巡らせて書かれた労作。ハイク好きの人には特におすすめ。

不要不急の外出

今日は朝イチで家を出て、歩いて荻窪税務署へ。年に一度の面倒なおつとめ、確定申告をしに。

一階のロビーみたいなところではすでに大勢の人が待たされていて、各カテゴリーごとに番号順に二階の申告書作成会場に案内される。まず二階に辿り着くまでに1時間近く待たされ、二階に着いてからも30分以上待たされた。去年は青色申告コーナーに直行で誘導されて、全部で1時間くらいで終わったと思うのだが、今年は妙に各種案内の段取りがもたもたしてて、結局2時間半以上かかってしまった。やれやれ。

新型肺炎の件で政府は今さらながら「不要不急の外出は控えるように」と触れ回っているが、こちらとしても確定申告で税務署に足を運ぶような無駄なことはしたくない。家からオンラインで全部完結できるならそれが一番手っ取り早い。でも、Macだと、いまだにいろいろ融通が効かなくて恐ろしく面倒なのだそうだ。ほんと、こういう分野では、超優秀なIT大臣を擁する台湾がうらやましい。