Tag: Nishi-Ogikubo

ポトフを煮る


寒くなってきたので、昨日の夜は、ポトフを作った。

西荻窪のソーセージハウスもぐもぐで、ポトフ向きのソーセージを2本ずつ2種類と、厚切りのベーコンを1枚調達。野菜はキャベツ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ。野菜とベーコンをそれぞれ切って、丁寧に鍋に詰める。茅乃舎の野菜だしパックで作ったコンソメ1カップを鍋に入れ、蓋をして煮立たせてから、弱火で20分。蓋を開けて中の様子を確認し、ソーセージを上にのせ、さらに20分(最初からソーセージを入れて煮込むと、たいてい皮がはじけてしまう)。野菜が煮崩れないように、ごく弱火で、ほどほどの時間煮ると、きれいに仕上がる。

昨日は日中にちょっといらっとする出来事があったのだが、良い食材を使って、確実においしく作れるレシピで、きれいに料理を仕上げて盛り付けて、それを一気にきれいにたいらげると、ストレスが吹っ飛んで、ものすごくすっきりした。料理というのは、こういう役立ち方もあるのだなあ、と思う。

食パンと男の子

少し前の週末、近所のパン屋さんへ、食パンを買いに行った時のこと。

そこは週末の3日間だけ営業するスタイルのお店で、開店時間の正午から、店の外には7、8人の行列ができていた。僕の前には、お父さんとお母さんと男の子と女の子の4人家族が並んでいた。たぶん、家でのおひるごはんに、惣菜パンや菓子パンを何個か買って帰るつもりだったのだろう。

「ねえ、何のパンにするの?」と、お母さんが男の子に訊く。

「えーっとね、食パン」
「……食パン?」
「ぼく、食パンがいい。食パンが食べたい」

見るからに困惑してるお母さんを残し、お父さんは男の子と女の子を連れて、近所のコンビニにジュースを買いに行った。で、そのうちそのお母さんの番が来て、いくつか惣菜パンと菓子パンを注文して、エコバッグに受け取っている時、コンビニから3人が戻ってきた。

「ねえママ、食パンは? 食パン買ってくれた? 食パン入ってる? ぼく、食パン食べたいんだー!」

生返事をしながら、店の前を離れるお母さん。まあ、そりゃそうだ。その子一人のためだけに、食パン1斤買い足すわけにはいかないだろうし。

しかしまあ、何であんなに食パンが好きになったんだろう。きっと将来、オトコマエになるね(笑)。

腐海の記憶

ようやく梅雨が明けたと思ったら、いきなり夏が本気でぶん殴ってきたような暑さである。

さっき、駅前の本屋とスーパーに行くために外に出たら、明らかに体温越えの熱風が。気温だけなら、今の時期のデリーやバンコクよりも暑い。コロナ禍がなかったら、今年はこんな酷暑の中でオリンピックのマラソンとかが開催されてたのだ。来年、本気でやるつもりなんだろうか。たぶんそれまでにコロナ禍が収束せずに中止になるだろうけど。

例年のこの時期、僕はたいていインドのラダックあたりにいて、標高3500メートルの涼気の中で過ごしていた。自分自身は快適だったのだが、留守の間に閉め切っていた三鷹のマンションの部屋は、帰国してみるとひどいことになっていた。一言で言うと、腐海、というか……。体温越えの気温と湿気の中で1、2カ月も部屋を閉め切っていると、革製品やら何やら部屋中の至るところに、カビやら何やらわけのわからないものが繁茂するのである(怖)。一昨年から二人暮らしに移行して西荻窪に引っ越して以降は、その恐怖から免れられるようになったのだが。

あの腐海の光景を味わうのは、もう金輪際、御免被りたい。ナウシカのような広い心には、なれそうにない(笑)。

お茶を飲んだり、ごはんを食べたり

この週末は、ひさしぶりに相方と二人で、外で飲み食いをする機会があった。土曜の夕方に三鷹の横森珈琲でお茶を飲んだのと、日曜の夕方に西荻のコノコネコノコでお酒を飲みつつごはんを食べたのと。

これまでずっと、日常の中で当たり前のようにしていたことだったのに、コロナ禍の影響で、かれこれ3カ月もご無沙汰していた。その間も、リトスタやコノコネコノコにはテイクアウトでお世話になっていたのだが、あらためて、二人で出かけて外でお茶を飲んだり、ごはんを食べたりすると、いつのまにか失われていたものの大きさ、そしてそれが少しずつ戻ってきたことのありがたさを、しみじみと感じた。

東京の感染状況は、まだまだまったく油断できない状況なので、しばらくは、外で飲み食いをするにしても、込み合わなさそうな場所と時間帯を選んでというやり方になると思うが、それでも、やっぱり、とても嬉しい。少しずつ、取り戻していければな、と思う。

QOLを上げる

コロナウイルス禍で不要不急の外出の自粛が叫ばれる昨今(まあそれでも用心しつつ出かけてるけど)、相対的に自宅で過ごす時間が長くなる。ならば、せっかくなので、家の中でより快適に過ごせるように、クオリティ・オブ・ライフとかいうやつを上げてこう、と思い立った。

自炊の時に使うデニムのエプロンを買う。使い込んでボロボロになってたキッチンミトンを業務用のやつに買い替える。台所の棚を整理して、道具や調味料を使いやすい配置に収納する。玄関と洗面所の古くなった蛍光管を新しいのに交換する。

そして今日。ネット接続用のルーターとケーブル類を、ルーター収納ボックスに収納する。

うちにはなぜか、ルーターが3台もある。マンションの屋内配線用のルーター(だと思う)、NTTのルーター、ソフトバンクのルーター(ソフトバンク光なのにNTTのルーターをかまさなければ使えないという不条理さ)。これらを全部繋ぎ合わせて、電源もそれぞれ差して、その上でWi-Fiとバックアップに使うTime Capsuleや、コードレス固定電話の親機や、事務用プリンタも電源とともに繋いでおかなければならない。今まではそれらのルーターや配線が剥き出しになったまま、部屋の隅で魑魅魍魎の鉄男状態と化していたのだった。

で、つい先日、雑誌の記事でサンワサプライのルーター収納ボックスという商品を知って、寸法を見たら、うちで使うのにちょうどぴったりのサイズだった。即決で注文。で、今日届いた。

設営はかなり大変だった。ボックス自体はほぼ組み立て済みだったのだが、魑魅魍魎の回線の再接続が。ネットワークケーブルは間違えないように極力いじらず、電源アダプタケーブルを抜き差しして所定のポジションに通し直し、電源タップの長さが足りなかったので近所に買いに走り(苦笑)、手の甲に軽い擦り傷も作りながら、どうにかこうにかルーターを押し込んでレイアウト。

すべて移設して収納し直し、機器の動作確認も問題なし。いやー、びっくりするほど、すっきり。あの魑魅魍魎が視界から見えなくなっただけで、これだけ見映えが良くなるとは。見た目だけでなく、機器や電源タップを埃から守るのにも、理にかなった収納になった。やった。がんばった。

これぞまさしく、QOLの向上である。にしても、地味なところでばかり上がってるなあ、僕のは(笑)。