Category: Diary

カレーの匂い

先週末の連休の時、街では四方八方からクリスマスソングが流れ、あちこちでサンタ帽をかぶった人がケーキやシュトーレンやチキンなんかを売っていたけれど、今週はすっかり入れ替わって、年の瀬のせわしなさがひたひたと押し寄せてきている。一週間後には、元旦か。やれやれ。

昨日の夜は、カレーを煮た。うちでの定番、ジャワカレー辛口。ストウブの鍋でタマネギのみじん切りを15分ほど炒め、豚バラの角切りとニンジンとジャガイモを加えて炒め、分量よりやや少なめの水を加えて、弱火でコトコト20分。いったん火を止めてルウを溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながら10〜15分。おいしくできた。

カレーを作った後、家の中にカレーの匂いがしばらく漂うのが、なんとなく好きだ。自分の家で、普通のカレーをごく当たり前に作って食べられることの、幸せというにはおおげさだけど、ありがたさみたいなものを感じる。こういう何気ないものを大事にしていきたいなあ、と最近よく思う。

そして仕事は終わらない

昨日は朝から、大学案件の取材で、埼玉方面へ。スクールバスへの乗り換えも含め、片道ほぼ2時間の道程。現場の周囲には何もないので、おひるは学食で食べ、取材の合間には缶コーヒーをすすりつつ、どうにか3件、滞りなく遂行。

再び2時間かけて家まで戻ってからは、留守中に届きまくっていたメールにかたっぱしから返信し、さらに関係者各位へのメールもしたためまくり、何だかんだで20本くらいメールを書いた。それから、まったく別の案件の校正作業を延々と。さすがに疲れて、布団に潜り込んでからは前後不覚に眠った。

今朝は相方と同じ時間に起きて、校正作業の続きに取り組んだのだけれど、次第に賽の河原に石を積んでるような不毛な雲行きになってきて、昨日の疲れも引きずっていたからか、なかなか調子が上がらない。夕方にはすっかり疲れ果てて、ソファで1時間くらい寝落ちしてしまった。

なんだかんだで、気がつけば年の瀬という感じである。そして仕事は終わらない。

なんでもない日々

誕生日を迎えることに何も特別な感覚を感じなくなってから、どれくらい経つだろうか。たぶん、中学生の頃にはすっかり何も感じなくなっていたと思う。届け出か何かを書く時、年齢欄に記入する数字が一つ増えるだけのことだ。そのくらいにしか思っていない。

今日は、朝起きて、トーストを食べ、昨夜届いたゲラに目を通し、メールを書き、スーパーに買い物に行き、豚汁を作り、シャワーを浴びて、また少し仕事をした。明日は朝から取材なので、もうすぐ布団に潜り込んで、寝る。特別なことは何も起こらなかった。誕生日ではあったけれど、いつもとあまり変わらない、なんでもない日だった。

でも最近は、こういうなんでもない日々こそが、大切で、けっして替えの効かない時間であることが、だんだん身にしみてわかってきた。なんでもない日々にも、遅かれ早かれ、必ず終わりが来る。せめて穏やかな終わり方であることを願いたいところだが、こればかりは自分ではどうしようもない。

終わりの時が来るまで、なんでもない日々の、一日々々を、じっくりと楽しみ、味わい、心に刻もうと思う。

個人的リバイバル

先月「ボヘミアン・ラプソディ」を観た後にアマゾンで発注したクイーンのベストアルバムが、約1カ月遅れでようやく届いた。で、ここ数日、聴いてるのはこればっかり。家のステレオでも、外出時のiPhoneでも、ひたすらクイーンをヘビロテ中である。一日中、ドント・ストップ・ミー・ナウ〜♪ てな感じで(笑)

昔は好きだったけどその後しばらく遠ざかっていたものが、ふとしたきっかけで興味が甦って再びハマる、という個人的なリバイバルブームみたいな現象が僕には時々起こる。今回のクイーンもそうだし、以前はジョン・コルトレーンとか、レッド・ツェッペリンとかの個人的リバイバルが再来したことがあった。本だと、最近まとめて読み返していたサリンジャーとか。

そういう個人的リバイバルを引き起こすものに共通しているのは、時を経ても変わることのない本質的な良さのようなものを内包しているということだろうか。変わらない価値を持つものを、自分も作りたいなあ、と思う。

底冷えよサヨウナラ

のどを傷めて体調をちょびっと崩したりしてるうちに、季節はすっかり冬になってしまった。部屋で机に向かって仕事をしている時も、はんてんを羽織ってないと、うすら寒く感じる。

三鷹に住んでいた頃は、鉄筋コンクリートのマンションの1階で、日当たりもさほどよくなかったから、夏は涼しかったけど、冬はめっぽう寒かった。特に底冷えがものすごくて、しんしんと冷気のたまる部屋の中で、極地仕様の分厚いウールのソックス(なんでそんなもの持ってるんだという指摘はさておき)を重ね履きし、仕事机の下でデロンギのオイルヒーターをフル稼働させてしのいでいた。

今年引っ越してきた西荻窪の部屋は、マンションの3階にあるので、去年までのような殺気じみた底冷えは感じない。加えて、なんと、床暖房がある。うっかり頼りすぎると電気代がやばいことになるので最小限の使用にしているが、文明の利器のありがたみをしみじみ享受している今日この頃である。

……まあ、それも例によって、今のうちだけなんだけど。1カ月後には、インドだし……。