Category: Diary

本屋がなければ

昼のうちに今年最後の原稿を推敲して、写真データとともに納品。午後は部屋で音楽を聴きながら、ぱらぱらと本を読む。こういうの、ひさしぶりな気がする。

晩飯に作るカレーの材料と、明日の朝に食べる食パンを買うため、夕方、三鷹駅まで出かける。そういえば、と思って、駅ビルにある文教堂書店へ。年明けに閉店することになったと、Twitter経由で知ったので。行ってみると、店自体の雰囲気はさほど変わらないものの、あちこちに閉店を知らせる貼り紙がしてあって、何だかせつなくなった。

僕が三鷹で暮らすようになって、途中ラダック関係でブランクはあったものの、かれこれ十数年になる。その間に閉店が決まった本屋は、たしかこれで3軒目だ。この界隈に残る新刊書店は、南口のコラル内にある啓文堂書店と、北口から徒歩5分の場所にあるTSUTAYAくらいではないだろうか。

本が、雑誌が売れない。本屋が持ちこたえられずに閉店する。本の流通が減る。この悪循環は、もう止めようがないのかもしれない。それでも、街に本屋がなければ、やっぱり困る。僕らの暮らしの中から、何か決定的なものが欠けてしまうような気がする。だからといって、どうすればいいのか、僕にはわからないのだが。

本づくりを生業にする人間として、いろいろ考えさせられる、年の末。

唐突に仕事納め

昨日、今日と、家に籠って仕事。ゴリゴリ作業を進めたおかげで、直近に終わらせなければいけない仕事は、どうにかほぼ片付いた。少し前に依頼されたエッセイの原稿がまだ手付かずなのだが、依頼元の掲載媒体の進行自体が大幅に遅れているようなので、そのエッセイに関しては脳内でプロットを練りつつ、もう少し様子を見た方がよさそうだ。

というわけで、気がつくと、唐突に仕事納めという状況になった。まあ、たぶん明日も、メールを介しての連絡業務はちょこちょこあるだろうから、仕事机には向かうけれども。

週の後半には何本か映画を観に行くつもりだから、明日はとりあえず、そうだな、ソファに寝転んで、本でも読もう。夜はカレーでも作ろうかな。

サンタクロースは実在するのか問題

同年代の友人に子持ちの人が増えてきて、クリスマスの季節になるとみんな異口同音に、「子供にサンタのことをどう説明するか悩んでいる」という書き込みをFacebookやTwitterでつぶやいている。幸か不幸か、僕にはそういう悩みはないのだが。

先日、吉祥寺の古書店book obscuraで開催された写真家の角田明子さんのトークイベントにお邪魔した。何年も前から日本や北欧のサンタクロースの撮影を続けている角田さん自身も、かつてお子さんから「サンタは本当にいるの?」と訊かれて答えに窮したことが、このテーマでの撮影を始めたきっかけだったという。

北欧諸国では、グリーンランド国際サンタクロース協会が認定したサンタクロース約120人が、福祉施設や小児病棟への訪問など、サンタとしての活動を行っている(フィンランドはちょっと事情が別らしい)。角田さん曰く、サンタクロースとしての志、サンタ・スピリットを胸に抱いて日々活動している彼らのような人たちがいるのだから、サンタが実在するかどうかを話題にすること自体、ある意味ナンセンスなのだ、という。公認サンタクロースだけではない。親であれ、誰であれ、サンタ・スピリットを持っている人なら、その人はサンタクロースなのだと。

「サンタはいるの?」と訊かれたら、僕も「いるよ、もちろん」と答えよう。自信を持って。

冬至快楽

午後、近所の理髪店で、今年最後の散髪。

年末年始の予定を聞かれたので、「実家の人間たちと2、3日過ごした後、1月9日の夜から、2週間ほどラオスに行きます」と言うと、「出発まであと3週間もないじゃないですか」と返され、ちょっと愕然とする。そうか、もうそんなに近づいていたのか、出発の日が。

散髪を終えて外に出ると、まだ5時にもならないというのに、あたりはすっかり薄暗い。茜色の光が、西の空を染めている。そういえば、今日は冬至だった。時の経つのが早すぎて、やるべきことが何一つ追いついていないような気がしてくる。

まあ、焦っても、しょうがないけど。

一歩も外に出ず

約1週間ぶりくらいに、外に出かける予定がない日。一歩も外に出ず、完全に引きこもった。がっつり寝て起きた後、洗濯をし、先週末の取材の原稿を書き、その後は一昨日のロングインタビューの音声起こし。

食事とトイレの時間以外、ほぼずっと机に向かいっぱなしだったので、一区切りついた頃には、身体が冷えてこちこちになっていた。昨日の反省をふまえ、YouTubeで映像を見ながら、ラジオ体操第一。おお、すごい。思いの外、身体がほぐれる。気持ちいい。こんなにいいものだったのか、ラジオ体操第一。子供の頃は、さっぱりありがたみがわからなかったのに。

……この年の瀬に、何やってるんだ俺は(苦笑)。