Category: Diary

ルーティンに従う

終日、部屋で仕事。タイから帰国して新しい本の執筆・編集作業に入って以来、仕事をする日の行動パターンは、毎日ほとんど同じ。

午前中遅めの時間に起床。シャワーで完全に目を覚まし、ラジオのスイッチをオン。朝昼兼用の食事は、インスタントラーメンと即席うどんとトーストのローテーション。食後にコーヒーをいれ、飲み終えたらラジオを切って、作業開始。夕方、必要に応じてスーパーに食材の買い出しに行き、適当に自炊して晩飯。食べ終えたら作業再開。その日のノルマと決めたところまで進んだら終わり。腕立て伏せ、腹筋、スパイダープランク、スクワット。晩酌のビールは1日おきに1缶。気が向いたらブログを書いて、だらだらネットを眺めて、深夜に寝床に潜り込む。

意外と思われるかもしれないが、僕は、こういうルーティンを守ること自体は、別に苦にならない。特に、本の執筆のように大きな仕事に取り組んでいる時は、ルーティンに従って行動していた方が、余計なことに気を取られずに作業に集中できる。で、そのうち、毎日ルーティンに沿って動き回っている自分を、別のところから客観的に眺めているような気分になってくる。そしてそれが、少し滑稽に思えたりもする。

まあ、物書きの日常なんて、そんなものである。

タイガー・ジェット・シン的集中法

以前、脳科学者の茂木健一郎さんが自身のブログに書かれていたのだが、勉強やデスクワークなどに取り組む時は、タイガー・ジェット・シン的な集中法が効果的なのだという。

タイガー・ジェット・シンは僕が子供の頃に大活躍していた悪役プロレスラー。入場してくると同時にサーベルを振り回し、パイプ椅子を叩きつけ、と最初からハイテンションで暴れまわっていた。茂木先生によると、僕らは机に向かう前に資料を揃えて並べたり、お茶やコーヒーをいれたり、といった段取りを整えてから、と思ってしまいがちだが、それだと集中力が上がりにくいのだそうだ。「さーて、やるか」と思った瞬間から、タイガー・ジェット・シンみたいにいきなりガーッと始めてしまう方が効率が上がるのだという。

最近、新しい本の執筆と編集で、来る日も来る日もデスクワークなのだが、どうにも気が乗らない時は、このタイガー・ジェット・シン的集中法、試してみようと思う。

ちなみにタイガー・ジェット・シンのあの悪役キャラは完全に演技だったそうで、ご本人はシーク教徒の聡明な人物なのだそうだ。

即席カレー二色盛り

終日、部屋で仕事。午前中から赤ボールペンを握ってゲラと格闘してるうちに、ふと気がつくと、外はもう真っ暗。腹は減ったが、ゆっくり時間をかけて自炊できるほどの余裕はない。

台所を物色すると、昨日炊いて冷凍しておいたごはんの他に、いなばの缶詰のカレーと、ナマステインディアで買い物のおまけにもらった、賞味期限切れ間近の小ぶりなレトルトカレーがあった。これらを全部あっためれば、とりあえず空きっ腹は満たせそうだ。

盛り付けの時、ふと思いついて、吉祥寺のピワンのカレーの真似をして盛り付けてみる。ごはんを皿の真ん中に縦長の土手のように盛り、その左右に二色のカレーを盛り分ける。やってみると、思いのほかゴージャスな見た目に。擬似的にリッチな気分をほんのつかの間味わう。

……何やってるんだ俺は(苦笑)。はてさて。

ビューティフル・ドリーマー

終日、部屋で仕事。新しく作る本の執筆・編集。細かい作業を一つひとつ、ちまちまと積み重ねていく。

いつかも書いたように、本づくりの作業は僕にとって、この世で一番楽しい仕事だ。但し書きをつけるとすれば、〆切というものがなければ、もっと楽しい(笑)。まあ、〆切がなければ、いつまでたっても何も形にはならないだろうけど。

子供の頃、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」という長編アニメ映画を観た。細かい展開はあまり覚えていないのだが、ヒロインのラムの夢の中で、学園祭の前日がいつまでもいつまでもくりかえされるという物語だったと思う。本づくりの仕事も、いつまでもいつまでも〆切前日のままなら、ある意味楽しいのかもしれない……いや、やっぱりそれはしんどいか(笑)。

完成した本を、読者の方に手に取って読んでいただくまでが、本づくりの仕事。なので、しばらく辛抱して、がんばります。

ラオスへ

タイからの帰国早々、仕事がいろいろ崖っぷち状態なのには、いくつか理由がある。そのうちの一つが、来年の年明け早々、半月ほどラオスに行く予定を入れてしまったことだ。

もともとラオスは、いつか旅してみたいと何年も前から思っていた国だった。タイ取材の時にはラオスとの国境の近くにある街も取材するから、文字通り、ラオスの目の前までは何度も行ったことがある。ただ、実際に訪れるチャンスはなかなかなくて、僕の場合、どうしてもラダックやアラスカの方が取材の優先順位が高くなってしまうから、このままだとラオスにはずっと行きそびれたままになってしまうのでは、と思っていた。

そんな折、スターアライアンスのマイルがそこそこ貯まってきて、時期さえ選べば、東南アジア方面までならタダで往復できる状況になった。1月は東南アジアでは乾季のオンシーズン。ここで使わなければマイルの一部の有効期限も切れてしまう。なので、関係各所に頭を下げて、ラオスに行く計画を進めることにした。個人的な旅ではあるけれど、現地で体験したことは写真と文章にまとめて、「BE-PAL」のWeb連載などで発表するつもりだ。

正直、灼熱のタイ取材から戻ってきたばかりの今の時点では、また東南アジアか……と思わなくもないのだが(苦笑)、未知の国を旅することを想像すると、やっぱり気持が昂まってくる。しかしまあ、その前に、日本での仕事だな。まじで何とかせねば。