Category: Diary

ひさしぶりの取材

昼から八王子へ。ひさしぶりに、大学案件の取材。去年の今頃も、同じ大学でまとまった数の取材を担当したのだが、またご指名をいただいた。ありがたいことではある。

時間が来て、お相手の方がいらして、名刺交換をして、軽くやりとりをした後に、ICレコーダーのボタンを押して……という手順を踏んでいて、はたと気付いた。こういう取材をするのって、ずいぶんひさしぶりじゃないか? 俺、この案件のインタビューって、どんな感じでやってたっけ?

いや、取材という仕事は、絶やすことなく、ずっとやってきていたのだ。インドとか、タイとかで。日本語の通じる日本人の方にインタビューするというのが、ずいぶんひさしぶりな気がして。インドやタイではとにかく意思疎通を図ること自体に四苦八苦していたけど、なまじ不自由なく言葉が通じる人が相手だと、顔の表情とか、言葉のトーンの裏とか、そういうことにまで気を配らなくてはならないという、別の苦労が出てくる。

あれも取材、これも取材。自分の仕事の振れ幅というかギャップに、自分で苦笑いしてしまう。

ブームには乗らない

数日前に今年のボジョレー・ヌーボーが解禁されたのだが、世間がバブリーに大騒ぎしてたひと昔前に比べると、メディアでの扱いもめっきり少なくなった。なので、こちらとしてはすっかり安心して、ボジョレーを飲める(笑)。

たとえば酒に関してだと、ワインブームが来て、焼酎ブームが来て、ちょっと前にはウイスキーだったか。そのたびにその方面の酒は手に入りにくくなるし、店で注文するのも妙に気恥ずかしいしで、世間にそういうブームが来ると、ろくなことはなかった。女性の方だと、スイーツとかもブームの波に翻弄されがちなジャンルだろうか。

ほんと、ブームには、乗らないにかぎる。ほとぼりが冷めたところで、ゆっくり楽しむのがいい。

産毛の変化

昨日、ひさしぶりに髪を切ってもらいに近所の理髪店に行った。カットとシャンプーが終わり、顔を剃ってもらう段になって、いつも担当してくれている理容師さんが僕の頰を軽く触りながら、「ああ、元に戻りましたね」と言った。

「戻ったって、何がですか?」と聞くと、「夏の終わりに、インドからお戻りになった後にうちにいらした時に気づいて、でもその時は言わなかったんですけど……あの時はすごかったんですよ、お顔の産毛が、ごわっとしてて。でも今はいたって普通ですね」

スピティやラダック、ザンスカールで約2カ月を過ごした後、僕の顔の皮膚は、理容師さんが剃刀を当ててびっくりするくらい、産毛でごわごわになっていたのだそうだ。高地で極度の乾燥と紫外線に晒されるうちに、身体がしぜんと防衛体制を取っていたのだろう。かたや、ふんだんに湿気のあるタイでは、そこまで防御する必要はなかったということか。

しかし、「元に戻った」か……どっちが「元」なんだろうな、僕にとっては。

胸突き八丁

ここ半月ほどの間、新しい本の執筆・編集作業にひたすら没頭していた。一時はかなり焦っていたのだが、どうにか遅れを取り戻し、今日までに、約8割のページの準備作業が終わった。8割……ページ数だけで言えば。

ここから先、残りの数十ページは、半分以上が新規の書き下ろしで、残り半分もかなり手間のかかる作業が絡んでくる。文字通り、胸突き八丁。しんどい日々が続くのは間違いない。それもまあ、楽しいのだけども。

他にもタイ案件や大学案件もこれから作業や取材が入ってくるし、うっかり風邪とか引いたらそれこそスケジュール的に大変なので、いろいろ油断しないように、ぼちぼち、やっていきます。

惜しむように飲む

2017年から始めた、ビールを飲む量を1日1缶から2日に1缶に減らすという試み。実はまだ続いている。

灼熱のタイ取材の間は、「こんなクソ暑いとこで毎日取材で歩き回ってたら、ビールでも飲まな、やっとれんわ!」ということで、毎晩チャーンビール500ml缶を飲んでいたのだが、それで帰国して体重計に乗ってみたら、1キロくらい太っていた。で、東京で再び、1日おきに350mlを1缶という習慣に戻したら、すとんと1キロ落ちた。運動量はむしろタイ取材中より少なくなっているのに。

体重の増減や体調の管理には、酒量だけでなくいろんな要素が絡んでいるとは思うが、少なくとも今の僕の身体には、350mlのビールを2日に1缶というのが、ちょうどいいペースなのだと思う。

今日は飲める日だったので、冷凍庫でちょっと冷やしておいたグラスに、これまた冷え冷えのホワイトビールを注いで、ぐびりと飲んだ。うまい。でも、350ml缶だと、あっという間になくなってしまう。文字通り、一滴々々味わいながら、惜しむように飲む。我ながら、ちょっと滑稽でもある。

まあ、そんなストイックな毎日ばかりではつまらないから、飲み会の時はリミッターを外して、浴びるように飲んでいるのだけども(苦笑)。