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谷川俊太郎×竹沢うるま「コヨーテの旅」レポート

二月上旬に渋谷で開催された、詩人の谷川俊太郎さんと竹沢うるまさんによるトークイベント「コヨーテの旅」の模様を紹介するレポート記事の執筆を担当しました。小学館の雑誌「BE-PAL」のWebサイトに、前編後編に分けて掲載されています。貴重な顔合わせのトークイベントだったので、ご一読いただけるとうれしいです。

マイペース復旧

窓の外から、うららかな日射し。だいぶ暖かくなってきた。

終日、メールでの連絡業務と、原稿の執筆。忙しいのは忙しいけど、それでもだいぶ落ち着いてきた。先週バングラデシュから戻ってきて以来、いきなりあれこればたばた忙しくて、気の休まる暇がなかったのだが、今日になって少しだけ自分のペースに復旧してきた感じがする。

とはいえ、新しい本の制作はまだ始まったばかりだし、大学案件の方はこれから一番の繁忙期。よりによってなぜこの時期にこの二つが重なってしまったのか‥‥と恨めしく思ったりもするのだが、まあ仕方ない。これを乗り切ったら、おいしい焼肉とビールで自分をねぎらおう。

まずは、目の前のことを、一つずつ。

ぬるむ空気

午前中、堀切で取材。三鷹からだと地味に時間がかかるし、ラッシュアワーの都心を横断しなければならないのが結構大変。まあでも、首尾よく終えられてよかった。午後は目黒に移動して、別件の打ち合わせ。こちらの打ち合わせも、とても楽しい雰囲気で進められたので、ほっとする。

帰りに吉祥寺で途中下車して、追加注文していた名刺を受け取り、歩いて家路につく。朝のうち小雨がぱらついてた空も、すっかり晴れ上がった。夕方の五時半を過ぎてもまだ明るい。ずいぶん日が長くなったな。バングラに行ってる間に、空気もぬるんできて、大雪が降った頃のキリキリと締めつけられるような寒さはなくなった気がする。

じりじりと、少しずつ春が近づいてくる。

写真と言葉

終日、部屋で仕事。数日前に収録したインタビューの原稿を書く。

今取り組んでいるのは、ざっくり言うと写真をテーマにした仕事なのだが、写真についての取材をすればするほど、言葉の大切さのようなものを再確認させてもらっている気がする。もちろん、写真のみを次々見せていくやり方で何かを伝えようとする方法もあるとは思う。だが、最終的な成果に言葉が伴うかどうかは別として、少なくとも撮り手には、被写体と自分との間にあるもの、そして自分自身が抱えているものを言葉でも確かめようとする姿勢は必要なのかもしれない、とも思う。何となくいい感じ、みたいなセンスに頼るだけでは、写真を見る人の心は本当には動かせない。

自分はどうなのかな。そこまで深く掘り下げていけてるのかな。いや、まだまだだな。

同じ思いを

帰国早々、やたらめったら忙しい。メールはひっきりなしに着弾するし、やらなければいけないことは山積み。一つひとつ順番に片付けていくしかない。

今日は昼から新宿へ。ニコンのサービスセンターでカメラを清掃に出した後、新しい本の件でとあるフォトグラファーの方との打ち合わせと取材。今回の本の取材、まだ始まったばかりなのだが、会う人会う人、みなさん話が面白い。こんなに楽しい取材が続くなんて、今まで経験したことがない。

なんでだろう‥‥と考えてみるに、たぶん、今回の件でご一緒させていただく方々とは、どこかで共通する同じ思いを大切にしているからなのだろう。それはもしかすると、多くの人々にとっては、どうでもいいことなのかもしれない。それでも、僕たちにとって大切なものは、確かにある。それを形にして、同じ思いを大切にしてくれる人に伝えていくのが、僕たちの役目なのだと思う。

がんばらねば、と何度も何度も、自分に言い聞かせつつ。