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明けによろしく

今日は取材のため、茨城県の水戸へ。午前中に家を出て、中央線で東京まで行き、そこから特急に乗り換え。水戸駅からは機材を積んだカメラマンさんの車に同乗して目的地へ。なかなかの遠出である。

世間的にはすっかりゴールデンウイークに突入したと思われる、うららかな春の日に、こんなことになろうとは。東京駅の地下で買ったイベリコ豚重弁当を車内で食べて、ほんのちょっぴり、行楽気分を味わう。

「いや、今日は平日だから、取材が入ったって暦通りでしょ」と思う人もいるかもしれない。それは確かにそうなのだが‥‥ライターという仕事は、取材したら、原稿を書かなきゃならないのである。いつ書くか? 連休中だよね、そうだよね、進行とか考えると、「明けによろしく」って感じだもんね。

あー。仕方ない。これも仕事だ。

たぶん解脱

午前中に家を出て、昼から生田で大学案件の取材。どうにかこうにか終えた後、帰る途中に新宿タワレコでCDを2枚買って、家に戻る。肩の荷が下りた後のコーヒー、しみじみうまい。あんなに穏やかに晴れていたのに、夕方から雨がぱらついてきた。

今年は2月末からのインド取材が急にキャンセルされた影響で、3月上旬はほぼまるっとヒマになってしまったのだが、それでもさっき数えてみたら、3月と4月の大学案件の取材数、合計35件(苦笑)。もし3月上旬もいつも通りに稼働していたら、いったいどうなってたんだろう‥‥(汗)。

そんな死のロードも、今日でどうにか解脱‥‥のはず。少なくとも、明日明後日は取材の予定はないし。ゴールデンウイークにはさすがに取材は入らないだろうし、そう願いたいところではある(苦笑)。

がむしゃらに

この間、とある会社から、まったく予想もしてなかったような打診を受けた。最終的にそれが仕事という形になるかどうかはわからない、というか、そうなる確率はけっして高くないのだが、少なくとも、そういう打診をもらえたこと自体、僕にとっては一種の励みになるものだった。

で、それをきっかけに、あらためて思ったのだが‥‥やっぱり、もっと撮らないと、もっと書かないと、ダメだなと。去年の秋にアラスカに行った時、自分の中で何となくリスタートを切れたような気もしていたのだが、それにしては、今はまだ、写真も、文章も、全然足りてない。もっといろんな土地にばんばん出かけていって、目に映るもの、聞こえてくるもの、心に刺さるもの、かたっぱしから撮って、書いて‥‥それを形にできるかどうかは、場合によっては後回しでも構わない。

いい意味で、もっと後先考えず、がむしゃらに。今だからできること、今しかできないことを。

雨の合間を

朝から向ヶ丘遊園で取材。今日は先に同じクライアントから昼過ぎに中野で取材依頼があって、移動時間がかなりシビアなので朝の取材は別のライターに代わってもらう予定だった‥‥のだが、ちょっとやんごとなき理由で(苦笑)、僕が朝も午後も担当することになってしまった。

最初の取材が終わると同時に荷物をまとめ、バス乗り場にダッシュ。1時間に3本ほどしかないのだが、ラッキーなことに、3分後にバスが。列車の乗り継ぎもうまくいって、中野に着いた後、おひるにラーメンを食べる余裕ができた。午後の取材もまずまずの首尾で、今週のおつとめも無事終了。

電車で三鷹に帰ろうとすると、西に進むにつれ、雲行きが怪しくなり、窓を雨粒が叩きはじめた。iPhoneでアメッシュを見ると、真っ赤な塊が上空に。こりゃ三鷹駅でしばらく雨宿りか‥‥と思っていたら、三鷹ではすぽっと雨雲が切れて、日が射している。変な天気だなあと思いつつ家まで急ぎ足で帰ると、とたんにまた雨が降りはじめ、雷まで鳴るようになった。

仕事も雨も、合間にどうにかするっと切り抜けられて、今日は上首尾だったのかもしれない。

いろいろあるさ

終日、部屋で仕事。昨日、今日と家にいられたので、先週から累積していた取材原稿もかなり書き進めることができた。この調子でいけば、週末は土日のどちらかはまるっと休めそうだ。

部屋で原稿を書いている間も、外からは何通ものメールが届く。たくらみがうまく進まないという知らせも、なんじゃそりゃとずっこけるような知らせも、全然予想もしていなかったような知らせも。まあ、世の中、いろいろあるさ。キーボードを叩きながら、一人、ため息をつく。

大事なのは、人がどうこうではなく、自分が何をしたいか、何をすべきか、そして、何をやるか。自分にとって大切なものを離さないように、じりじりと、少しずつでも前へ進もう。