Tag: Writing

余すことなく

終日、部屋で原稿を書く。昨日ほどではないが、まずまずの進捗。作業のペースも、文体の速度感も、だいぶつかめてきた。

今日の晩飯は、一昨日と昨日に使った食材で余った分を、きっちり使いきれるような献立にした。豚コマとナスとトマトの甘酢炒め、たたききゅうり、舞茸と長ネギの味噌汁。余り食材、割とうまく活用できたと思う。冷蔵庫の中も片付いたし、節約にもなったし、味も悪くなかった。

世の専業主婦・主夫の方々にとっては、こんな風に食材を余さず活用することなど、当たり前のお茶の子サイサイなのだろうな。自分はまだまだ修行が足りぬ。

ゆで塩豚

終日、部屋で原稿を書く。今日は午前中からかなりはかどって、一気に2500字ほど書けたのだが、午後3時頃にはすっかり目と脳が疲れ果て、画面で文字を追うのもしんどくなってしまった。

気分転換にラジオ体操をして、いつもの自重トレーニングのメニューをこなす。スパイダープランク、腕立て伏せ2種、腹筋、スクワット。これで身体の方もまあまあ疲れた。で、そのまま晩飯の支度に突入。

今日作るのは、相方の持っていた高山なおみさんの料理本に載っていた、ゆで塩豚。昨日のうちに塩をすり込んで冷蔵庫で寝かせておいた豚バラ肉のブロックを、酒と昆布、ネギの青いとこ、生姜、ニンニクと一緒に鍋に入れ、ひたひたになるまで水を足し、一度沸騰させてアクを取ってから、弱火でコトコト40分。火を止めて豚肉以外のものを取り出し、粗熱が取れるまで放置。あとはスライスして、パクチーや大葉など好みの香草と一緒に盛りつければ、できあがり。

調味料には、肉と一緒にゆでたニンニクをつぶして味噌などと一緒にあえたニンニク味噌と、南国っぽくスイートチリソースを添えてみた。いやー、うまい。肉、堪能。500グラムはあった豚バラ肉が、二人がかりとはいえ、またたく間になくなってしまった。

何か特別なことをしたわけではないけれど、それでも何と言うか、ささやかな達成感のある一日だった。

ぽんこつ物書き

本を書いている時の物書きは、脳内が常時、文字で埋まってしまってるので、往々にして、日常生活でぽんこつな振る舞いをしでかす。

たとえば、僕自身がついさっきやらかしたのだが、風呂に入りに行って、洗い場でシャワーを使って身体を洗った後、風呂そのものに浸かるのをすっかり忘れたまま、タオルで身体を拭いて出てきてしまったり。居間に戻ってからハッと気付いて、風呂に浸かり直しに行ったけども。

執筆の方はまだまだ始まったばかりなので、これからもいろいろぽんこつなことをしでかしてしまいそうで、ちょっと怖い。まあ、ぽんこつなのは、今に始まったことじゃないけれど。

留守番終了

東京の自宅での留守番、三日目。

今朝もゆっくり寝て起きた。冷凍ごはんを温めて、無印のレトルトキーマカレーをかけて、朝昼兼用のごはんに。そしてアイスコーヒーをすすりながら、原稿の続き。

今日は先を書き進めるのではなく、昨日書いた部分の後半を読み返して、あらためて書き直してみる。大きく変えてはいないのだが、急いでた部分、もたついてた部分、それぞれの速度感を調整して、バランスを整えていく感じ。これから長い文章を書くことになるので、全体の基準となるような速度感をつかんでおきたい。半日かけて細かい調整を続けていくうちに、だいぶしっくりくるようになってきた。

夕飯は、スーパーで買ってきたオクラをゆでて辛子酢醤油で和えてよく混ぜ、ごはんの上に納豆とキムチと一緒に載せ、その上に目玉焼きものせた、我流のオクラ丼。夏場はこういうメシがいい。

あと2時間ほどしたら、相方が戻ってくるはず。あっという間の留守番三日間だった。

近くの取材、遠くの取材

昨日は千葉で取材。今日は三軒茶屋で取材と撮影。国内でのこうした取材は、かなりひさしぶりだ。

これまで、毎年3月から4月にかけては大学案件の取材が集中する時期だったのだが、今年は数件しかやらなかった。というのも、依頼元の都合で今年は取材の集中する時期が2月から3月にかけてと前倒しになり、ちょうどその時期に僕はずっとインドにいたので依頼を受けられなかったというわけだ。今年の僕の収支的には差し引きややマイナスという結果になってしまったのだが、こればかりは自分で調整できる範囲の話ではなかったので、仕方ない。フリーランスで働いていると、こういう巡り合わせになることは割とよくある。

というわけで、昨日今日はひさびさの近場の取材だったわけだが、どうも何というか、違和感みたいなものが。東京近辺の近くの取材より、ラダックやアラスカといった遠くでの取材の方が、本来のフィールドというか、しっくりくるというか。

……あと2週間半後にはそういう日々がまた来てしまうと思うと、ちときついなあとも思うけど(苦笑)。