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インプット、アウトプット

昨日は、天王洲アイルで開催されている「国境なき子どもたち」の写真展へ。四者四様、それぞれの写真家の方々のまなざしとまっすぐな思いが伝わってきて、素直にじーんときた。京都から上京されていた吉田亮人さんにひさしぶりにお会いできたのも嬉しかった。

その後は青山に移動して、イッテンモノ展へ。ここでも、たかしまさんやまつばらさんにひさびさにお会いできた。個性的な作家のみなさんが手作りのイッテンモノを販売していて、ほんわかとした楽しい空間が居心地よかった。

強い思いと実力を併せ持った「伝える人」や「表現する人」のアウトプットを、こうした場に足を運んで受け止めるのは、本当に良いインプットになるなあ、とあらためて思った。自覚できる部分でも、無意識の部分でも、経験や刺激になることがたくさんある。だからこういう場に足を運ぶことを厭わないようにしなきゃな、と思う。

そういう意味では、展示やイベントだけじゃなく、本もちゃんと読まなければ。今、自分の部屋にある、買ったはいいものの手をつけられないでいる、本の山‥‥。よ、読まなきゃ(汗)。

「BE-PAL」南アフリカフォトレポート短期連載

southafrica小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」のWebサイトで、2015年9月に南アフリカで参加したプレスツアー取材を基にしたフォトレポートの短期連載がスタートしました。11月4日(水)から毎週水曜日、全部で8回にわたって掲載されます。サバンナの上空を浮遊する熱気球、ゲームサファリで出会った数多くの野生動物たち、アフリカ大陸の南の果ての喜望峰など、いろいろ盛りだくさんでお届けする予定です。よかったら週に一回、ご覧になってみてください。よろしくお願いします。

バンコクの電車

タイの首都バンコクは、周辺部を含めると人口が1500万人近くに達する巨大都市。街を行き交う車の数はすさまじく、どこもかしこも常に渋滞。場所や時間帯にもよるけれど、タクシーやトゥクトゥクでは、いつまでたっても目的地に着ける気がしない(苦笑)。だから先日の取材中は、常にBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)を軸に、必要に応じてチャオプラヤー・エクスプレス・ボートを組み合わせて街の中を移動していた。

BTSやMRTの車内はキンキンにエアコンが効いていて、椅子などもとても清潔。液晶モニタに流れる広告には日系企業のCMも多い。乗客たち、特に若い子たちはみんな、一心不乱にスマホをいじっている。そんな感じの車内なので、時々、東京で電車に乗ってるような錯覚に陥りそうになる。

ただ、一つ大きく違うと感じたのは、停車駅で年配の人や小さいお子さん連れの人が乗ってくるたびに、それまでスマホをいじってた若い人たちが、スパッ!と立ち上がって席を譲っていたことだった。体力的に弱い立場の人を丁寧に気遣う彼らの態度は、仏教を篤く信仰する国だからというのもあるだろうが、東京の電車内の風景とはずいぶん違う。東京はほんと‥‥バレバレなのに寝たふりしてる若い人とか、結構いるし。

この点において、バンコクは東京に圧勝だなあ、と思う。

気温差

昨日の夜は10時間くらい、たっぷりと寝た。目が覚めると、外は冷たい雨。やれやれと思いながら、傘をさして、昼に食べるパンを買いに行く。寒い。気温は12、3℃くらいだろうか。一昨日までのタイとの気温差、20℃以上。

毎年のことながら、タイはとにかく暑かった。10月は乾季に入りはじめるので、空気は少しカラッとしているのだが、それでも昼の間、ぎらぎらと太陽が照りつける中をカメラバッグを担いで歩き回るのは、かなりしんどい。地元の人たちはみんな日陰で昼寝とかしてるのに(笑)。4週間の間、ずっとTシャツと短パンとサンダル。毎日毎晩だくだくに汗をかき、身体中の汗腺は開ききってザルみたいになってたと思う。

そんな状態で、いきなりこの気温差。僕的には、もうすっかり冬ってことで身構えようと思う。風邪をひかないようにせねば。

長い夏の終わり

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約4週間のタイ取材を終え、今朝、東京に戻ってきた。

洗濯機を回しつつ部屋中に掃除機をかけ、荷物を片付けながら、合間に写真のデータをバックアップしたり。頭はぼーっとしているが、そんなに眠いわけでもない。とりあえず、ほっとしてるというのが正直なところ。スピティ、ラダック、南アフリカ、そしてタイ。6月下旬からずっと続いていた旅から旅への日々、長い長い夏が、ようやく終わったような気がしているから。

前から予定していた仕事もあれば、旅の間に新しく入ってきた仕事もあるので、なかなかゆっくり休むわけにもいかないけど、まあ、がんばります。

上の写真は、泰緬鉄道のタムクラセー桟道橋(旧称アルヒル桟道橋)にて。