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強く思う気持

今日は一日中、メールやら電話やらでの連絡業務に追われた。いろいろな案件が、同時進行で進んでいる。

その中でも、ここまで順調に準備が進んでいたものの、震災の影響で頓挫している企画がある。取材を伴うこともあって、ちょっと難しい判断を迫られているのだが、担当編集者さんとやりとりしている時、こんな風に書かれていたメールにぐっときた。

「山本さんが、“こんな本があったらいい! こういうのを作りたい!”と強く思う気持が、実現への一番の力になります。“欲しいものを作る”というのが、モノ作りの原点です」

そうなのだ。青臭い言い方かもしれないけど、情熱を注ぎ込んで、やり遂げてやろうと強く思う気持こそが、今のような困難な状況を打開する一番の原動力なのだと思う。自分が提案した企画に対して、こんな風に侠気を見せて協力してもらえることほど、心強いことはない。

燃えてきた。必ず、いい本にしてみせる。

自分にできる仕事

計画停電が始まってからというもの、「今日は何時から停電になるんだろ?」と調べてから一日の行動計画を練っている。時間が制限されているせいか、普段より集中力が増して、妙に仕事がはかどる(苦笑)。今、自分が担当している分の執筆は、あらかたメドがついた感じ。このまま編集作業もうまく進んで、予定通りのスケジュールで校了できればいいのだが。

‥‥わかっている。今、自分がこうして本を作ったところで、被災地にいる人々の飢えや寒さを癒すどころか、不安を紛らすことさえしてあげられない。本当にくやしい。それでもいつか、何かの形で、ほんの幾許かでも支えにしてもらえたら、と思わずにいられない。今は、目の前にある仕事を、一つひとつ、やっていくしかない。

震災の後遺症で、日本中が内向き後ろ向きになって、出版業界もしばらくは厳しくなるだろう。でも、いつか、みんなが再び立ち上がって前を向こうとした時、手に取って読んでもらえる本があるように、今から新しい本を作る準備をしていく。それが、今の自分にできる仕事。

マイペースで

今日もずいぶん寒い。終日、部屋に籠って仕事。

今取り組んでいる本の作業は、自分の担当分についてはゴールが見えてきていて、そう焦らなくても予定通りに進められそうな気配になってきた。その後の編集作業は、ひたすらゴリゴリと進めればいいわけだし。

ただ、去年からオファーを受けて、年明けから取りかかれるように待ち構えていた官公庁関連の仕事については、未だにこちらまで回ってくる気配がない。たぶん、作業に取りかかれるとしても、四月以降になりそう。仲介してくれている編集プロダクションの方も「申し訳ないです」と謝ってくださっているのだが、問題は別の場所にあるとわかっているので(苦笑)、僕は別に気にしていない。

働こうと思えば日曜でも働けるし、休もうと思えば平日でも休める。マイペースで働けるという意味では、フリーランスというのは恵まれた勤務形態なのかもしれない。まあ、そんなに儲かる職業でもないし、あんまり好き勝手に休んでると、仕事が来なくなってしまうんだけど(笑)。

フリーランスなりのよさを噛みしめつつ、これからも、マイペースで、ぼちぼちと。

春一番

気持悪いくらい暖かい日。東京では、春一番が吹いたらしい。

うっかり二度寝してしまって、起きたのは昼過ぎ。ぼんやりした状態で、おひるを作って食べ、部屋に掃除機をかけ、Macを起動してメールチェック。ニュージーランドに滞在していた、ジュレーラダックの関係者の方二人が無事という報せが届いていて、ほっとする。

今取り組んでいる原稿の執筆は‥‥遅れてはいないものの、はかどっているわけでもない、という状況。じわじわ、じわじわと書き進めている感じ。来月の仕事の立て込み具合がまだよくわからないので、どっと来るとヤバいのだが、まあ、何とかなるだろう。

どうしてかな、また眠い。

確定申告の季節

昼、武蔵野税務署へ。支払調書がようやく揃ったので、確定申告をしに。

僕はもともと経理関係の数字を扱うのが苦手で、こういう手続きには、いつまで経っても慣れない(苦笑)。今年も例によって例のごとく、税務署の方に手取り足取り教えてもらいながら、申告書類をこしらえた。といっても、手で記入するのは収支内訳書くらいで、他の申告書類はパソコンで入力して作るから、昔に比べると格段に楽になったのだが。

手続きは一時間ほどで終了し、そう遠くないうちに、そこそこの金額の還付金が戻ってくることになった。もともと自分のお金なのだが、何となくうれしい(笑)。気が大きくなって、うっかり高い買い物とかしないようにしなければ。でも、新しいオーディオとか、そろそろ欲しいんだよな‥‥危険だ‥‥。