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さくさく進める

終日、部屋で仕事。今取り組んでいるのは、某Webサイトに掲載する情報のライティング。昨日の打ち合わせで判明した修正点を反映させて、とりあえず明日納品する分のデータを整理する。この案件の作業分はまだ半分以上残っているのだが、何とか再来週までには終わらせなければならない。

来月からは、去年も関わった媒体の仕事で、何カ所か地方取材をすることになった。もしかすると、北は北海道から、南は九州まで‥‥と、文字通り日本縦断モードになるかも(汗)。同じくらいの時期に、ある書籍に収録する記事のための取材も何件かすることになりそう。そしてもちろんその後は、夏にラダックで取材してきた分の仕事も待ち構えている。何というか、多忙といえば多忙だ。

こういう忙しくて目が回りそうな時、僕なりに編み出した脱出法は‥‥とにかく、さくさく進めてしまうこと。「あーやだなーめんどくせー」と思っても、先送りにしたらさらに憂鬱が続くわけで、だったら少しでもその憂鬱を減らす方向で動いた方が、結局、気が楽になる。それであんまりはかどらなくても、とりあえず進めた、という自分への言い訳にはなるし。

まあそれでも、依然として「あーやだなーめんどくせー」とは思ってるわけだが(笑)。

仕事の振れ幅

終日、部屋で仕事。昨日調達したまほろば珈琲店のコーヒーで脳にカフェインを充填し、一昨日に取材した分の原稿に着手。ラジオの音も消し、無音の中、無心で書き続ける。

‥‥ある程度、原稿の形ができてきたと思ったら、もう夕方。近所のココイチでカキフライカレーをもふもふと食べ、家に戻ると、今度は別のところから依頼されたWebサイト掲載記事の執筆に取りかかる。こっちもいろんな切り口を要求される案件なのだが、まさか、北海道のヒグマについて書くことになるとは思わなかった(笑)。

最近よく人から言われるのが、「ヤマタカさんがこれまでに書いてきた本の一覧を見てると、同一人物とは思えない」ということ。確かに、我ながら振れ幅が大きすぎる‥‥とは思う(苦笑)。まあ、吹けば飛ぶよなライター稼業、書けるものなら何でも書かなければ、世知辛い今の世の中では、とても生き残っていけない。

安曇野の山奥にでも引き蘢って、自分の好きな文章だけ書いて暮らしていけたら、理想的なんだけど。

がんばりすぎない

午後、銀座でインタビューの仕事。ラダック関係以外ではひさしぶりの取材だったが、どうにか首尾よくやり遂げる。

その後、外苑前に移動し、以前「ラダックの風息」のデザインを担当していただいた井口文秀さんのオフィスを訪問。軽く打ち合わせをさせていただいた後、井口さん行きつけの広尾の寿司店へ。寿司といっても、値段的にはかなりこなれている店なのだが、その割にはとてもおいしかった。

井口さんとは、僕が雑誌編集をしていた頃からの戦友的な間柄。約10カ月ぶりにお会いしたのだが、僕が何の遠慮もなくいろんな話をするのを、ニコニコと笑いながら聞いていただいた。

話が僕の父の話題になった時、井口さんが僕にこう言った。

「ヤマタカさん。お父さんのことがあったからといって、がんばりすぎない方がいいですよ」

井口さんは約七年前にお母様を急な病で亡くされたのだが、その時、そこから立ち直ろうとがんばりすぎて、逆に辛い精神状態に陥った時期があったそうだ。あまりに強く思い詰めてしまうと、それが自分自身を追い詰めてしまう、と。

本当にそうだなあ、と思う。今の僕は、父を失ったことだけでなく、その後ラダックや日本で僕を支えてくれたたくさんの人たちに絶対に報いなければ、と背負い込んでいるふしがある。背負うものが重すぎると、僕自身がそれに押しつぶされてしまうかもしれない。

がんばりすぎないように、がんばろう。

慌ただしい日

昼、赤坂でラダック関連企画の本の担当編集者さんと打ち合わせ。今後の進め方やお互いの認識が再確認できて、有意義だった。現時点での自分にとって最優先すべき仕事だから、頑張りたいと思う。

午後は神保町で、別の出版社の編集者さんと打ち合わせ。明日の午後に僕が担当するインタビュー取材についてだったのだが、それとは別に、僕自身も取材されることになってしまった。だ、大丈夫だろうか‥‥(汗)。

打ち合わせの後、同じ神保町で「うきわねこ」原画展を見る。絵本も素晴らしかったけど、やっぱり原画は、感じられる「気配」が違う。牧野さん入魂の作品の数々、堪能させてもらった。

夜は新宿のブルックリンパーラーで、文化人類学者の宮坂清さんにひさびさに会う。ノルブリンカ・ゲストハウスの人たちから預かってきたプレゼントを渡した後、ラダックやその他いろんなことに話を咲かせた。こうして何の気兼ねもなく話ができる人がいてくれるというのは、ありがたいことだなあと思う。

ともあれ、今日は慌ただしい日だった。そして、明日の取材の準備はまだ終わっていない(汗)。

「いちばんわかりやすい電子書籍の本 自分で書く、作る、配る、売る方法」

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